2016年6月27日月曜日

初めてのヴァイスシュヴァルツ その2

 近所にあるフリーWi-Fiが飛んでいるスーパーで、クラウドワークスという在宅でできる内職の報連相(ほうれんそう)をしたあと、さっそくバトルドームのあるプレイスペースへと自転車を走らせる。時刻は夕方だ。

 一応公認大会なのだが、参加者は私を含めて二人しかいなかった。田舎の大会なんてそんなものだ。

 さて、カードゲームで対戦する前に、相手のおおよその実力を測る手段がある。――相手のカードのきり方を見るのだ。

 高い実力を持つものほど、手品師のようにきり、そして「ぱちぱち」とカードをもてあそぶ。

「うわ、この人ガチの人やん」と私は冷静に分析した。

 相手は、ラブライブのまきちゃんのみで構成されたデッキで、場に並んだ「クリスマス仕様のまきちゃん」「夏祭りデートVerのまきちゃん」「プライドの高いまきちゃん」が一斉に俺に襲い掛かる。
 俺はといえばYP民(遊戯王プレイヤー)のクセが出て、しんちゃんを「召喚する」、まきちゃんを「殴る」、シロを「墓地へ送る」と言って微妙な笑いをまきおこした。
(正しくはしんちゃんを「スタンドして置く」、まきちゃんに「フロントアタック」、シロを「控え室へ送る」)。

 試合の結果は、まあ、言うまでもないだろう。

 ただ、相手も「クレヨンしんちゃん」と戦うのは初めてだったようで、意外に苦戦しているようだった。

 ちなみに彼はその後、店主に戦いを挑んでいた。

 店主はCLANNAD(クラナド)使いで、攻撃力10000のなぎさちゃんで相手を殴り殺すデッキであった。

 ※ ※ ※
  
 ここで、ヴァイスシュバルツを新しく始める人のために、どのテーマ(作品)でデッキを組むべきかを、自分が雑談で聞いたことを中心にまとめたい。

 一番いいのは「自分の好きな作品で組む」とのことだ。
 ただ、やっぱり強いテーマと弱いテーマがあって、全てのカードゲームがそうであるように新規カードが続々と追加されるテーマが強い。

 クレヨンしんちゃんは「弱くはないが、新規カードが出ないので限界がある」のだそうだ。もう一つ私が好きだと言ったまどかマギカは、「新規カードが出る見込みがないので、公式戦ではむずかしい」とのお言葉であった。

 ねらい目はやはり「艦これ」と「アイマス」で、新規カードの追加で強化が見込める。
 手っ取り早く強いデッキを作るなら「進撃の巨人」、お金はかかるがおもしろい動きをするのは「プリズマ・イリヤ」、今後どう化けるのかわからないのが「おそ松さん」。

 デッキのテーマに関しては、ざっとこんなものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿