2015年2月26日木曜日

UMA第二回セッション

・2015年2月23日のセッション

 どうも初めまして。いつのまにかサークルUMAの専属シナリオライターにされていた金魚顔だ。
 今から記録するのは、我がサークル二回目のセッションである。当初参加を予定していたメンバー二人が職業訓練学校とメンタル的な理由で合流できず、GM(ゲームマスター。シナリオを書いて、司会進行を務める役)の筆者を含めて三人しか集まらなかった。
 夜の12時前に、メンバーが全員顔をそろえる。自宅を会場として提供したちゃぶ台みかん氏に、バイト帰りのnelico氏、そして筆者だ。
 兵庫圏内の某アミューズメントパークで働く筆者がそこから調達してきた食料で軽い食事を取ったあと、セッション(ゲーム)を始める。プレイするTRPGは「ソードワールド2.0」で、シナリオタイトルは、プレイヤー二人のバイト先にちなんで「最後のダ●エー」である。
 ここで、TPRGと「ソードワールド」について簡単な説明をしたい。知っている人は飛ばすがよろしい。
 TRPGは、「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム」の略称で、紙と鉛筆、サイコロだけあれば遊べる、人間同士の対話によって進めていくゲームだ。「ソードワールド」は、たくさんあるTRPGのうちの一つで、冒険者になりきって「剣の作りし世界ラクシア」を冒険する、ファンタジーテイストの世界観とルールをもつ作品だ。
 各TRPGの世界観とルールにのっとってGMがシナリオを書き、そのシナリオに書かれた課題をプレイヤーたちが達成する、TRPGとは、だいたいこんな感じである。
 さて、セッション開始である。PC(プレイヤーキャラ)たちにはさっそく探検場所である「ダ●エー***店」に向かってもらう。ソードワールドにはもちろん「●イエー」はないが、300年前に滅んだ文明の古代遺跡ということで筆者が設定をねじこんだ。
 今回のPCはちゃぶ台みかんのあやつるリルドラケン(ソードワールドにいる種族の一つで竜人)でLV5のグラップラー(ソードワールド上の技能で格闘家)と、nelicoのあやつるドワーフのLV1のプリースト(神官)の二人である。LV1というのはルールに基づいて作成したばかりのキャラということであり、あまり無理な戦闘イベントはさせられない。
 冒険開始そうそう、さっそく遺跡の防災機能が発動し、防火シャッターとか警備システムとかいろいろ作動して閉じ込められたPCたちは、遺跡からの脱出を目指して探索を開始する。NPC(PCではない作中人物)三人も同行者として加わり、ここまではGMの思惑通り。さあおまえら、せいぜいあがいて、GMを楽しませてくれよ!
 ところがPC二人ときたら、技能としてセージはおろか、スカウトもレンジャーも取っていないときた。とゆうことは、遺跡の探索に絶対に必要な探索判定も見識判定も危険度感知判定も使えないのであり、遺跡に隠された地図もスイッチも鍵も見つけられないというわけだ。おまえらどうやって脱出するんじゃ!
 このときの筆者の気持ちを伝えるため、セッション中の言葉を一つだけ紹介しよう。
「(踏み込んだ部屋の様子を伝えて)おまえらもう適当に探せ」
 そんなこんなで、PC二人にお馴染みのダイ●ー***店を満喫してもらう。
 5階建ての建物をマメに行ったり来たりし、並んでいるレジから金銭を収奪するイベントもつつがなくこなす。一度モンスター化したレジに襲いかかられるイベントに出くわすと、以後レジを見ると有無を言わさず破壊して戦闘を避けた(中身はしっかりいただいた)。
 NPC三人の役割分担もまあ良好で、学者が遺跡の解説をし、商人が手に入れたアイテムの下取りを、医学生が戦闘後の回復を担当する。エルフの美少女である医学生はドジッ子設定なので、階段を下ったりモンスターから逃げたりするたびに6面ダイスを二つ振り、出た目の合計が5以下なら事故イベントを起こさせた。
 ちなみにこのシナリオ、本来ソードワールドにないSANチェック(クトゥルフ神話TRPGの概念で、この正気度が減ると狂気に陥り、ゼロになると永遠の狂気に陥る)を取り入れていたのだが、二人ともサイコロの出目があまりにもよかったのでほとんど減らなかった。おもんない。
 そしてついにプレイ開始から7時間ほどたった朝、遺跡に巣くうボスとの戦闘となる。
 すでに目の前に出口が開いているにもかかわらず、ブルーアイズ似のドラゴンにつっかかるPCたち。ドラゴンはソードワールドにおいてはとても強力な存在で、事実PCたちよりはるかに格上のレベル8なのに、途中で手に入れた強力なアイテムを使わず、NPCたちをあごで使い、医学生に武器を探してこいと命じ、学者にまるめたプリキュアのポスターで攻撃させる。最後は惣菜売り場よりちょろまかしたサラダ油でドラゴンを燃やした後、商人が二階の時計屋から持ってきた大きなノッポの古時計で攻撃し、ノリと徹夜明けのハイテンションで倒す。
 ボス戦が終わったころには、GMもプレイヤーもすっかりくたびれて、この前後のやりとりを覚えていないほどである。
 しかし筆者にとって、覚えていることが一つある。
 遺跡を出た直後、リルドラケンのマイラルが、医学生のウィンディちゃんに蹴りをかましたのだ。
 ドジッ子のウィンディちゃんは道中、筆者の期待通りサイコロ(TRPGでは、キャラの行為が成功するか失敗するか、サイコロを振って判定する)の出目が悪く、階段から落ちたり転んでサラダ油をぶちまけたり上りエスカレーターと下りエスカレーターの間に挟まったりしていたのだが、あまりにも腹を立てていたらしい。
筆者「どうせならダメージ判定をしましょう」
マイラル(ちゃぶ台みかん)「え?」
・マイラルのダメージ量=武器の威力3+グラップラーレベル5+筋力ボーナス3=11
・ウィンディのHP8。
 そして気絶で済むか死亡するかのサイコロでの判定は・・・ 失敗。
筆者「あああ、死んだ!」
みかん「えええ、オチがついた!?」
筆者「虚弱体質なんだよ!」
みかん「どうしましょう?」
筆者「復活料10000G(ルールブック記載の値段)でございます」
みかん「・・・借金3910Gです」
 こうして、UMA二回目のセッションは、ギャグなのか後味が悪いのかよくわからないまま、幕を閉じたのだった。

 三回目のセッションは四月中の予定です。お楽しみに。

2015年2月21日土曜日

Next Session ver2

チームUMAが結成され二回目のセッションの予定となります。
明日22日です。
さて、以上です。

次の記事はセッション報告となるでしょう。

2015年2月20日金曜日

ようこそチームUMAへ

これを見てくれている方へ、初めまして。
そしてようこそ、チームUMAのブログへ。
ここは結成してからまだ一ヶ月ほどしか経っていないTRPGチーム、UMAの運営ブログとなります。
ゲームとしては現在のところSW2.0、つまりソードワールド2.0をやっております。
活動拠点は基本的には関西圏、もっと言えば兵庫、大阪です。
セッションの予定、報告を主とし、チーム内での面白い事からとるに足らないしょーもない事まで常識と倫理観の範囲内で皆様にお届けしていくつもりであります。
さて、次はこのチーム名についてです。
チーム名は、チームを立ち上げた際のメンバーの本名の頭文字をそれっぽく繋げたものです。しかしそれだけでは面白みが無いので遊びとしてそれぞれの文字に単語を当てはめています。
次に意味合いの解説です。
まずUはUnknown、つまり不明とか未確認という意味ですね。
次にMはMadness、本来なら夢中だとか熱狂というような言葉にした方がいいのでしょうがこの場合狂気、乱心、狂乱等イカれているという意味合いの方で付けてあります。
最後にAですがこれはシンプルにAce、優秀だとか一流のというのが本来の意味の言葉ですが、これは精鋭という意味で使わせていただいています。
さて、これらを敢えて日本語に訳すなら
U:Unknown-訳の分からない
M:Madness-イカれた
A:Ace-精鋭
といったところでしょうか。
さて、かなり後になってしまいましたがメンバーの紹介です。
まずチームUMAの専属シナリオライターの金魚顔氏。
次にUMA専属のウェブデザイナー兼、シナリオ監修のDemski Autio氏。
次に専属知識班の漆黒の翼ことジョニー氏。
次にSW以外のゲームを実戦で経験した唯一のプレイヤーのnelico氏。
そして最後に私、チームUMA所属下っ端プレイヤーのちゃぶ台みかんと申します。
どうぞよろしくお願いします。
では最後に、ここをもう一度訪れてくれるのであればまたお会い致しましょう。
それではまた次の記事で、本日はこれにて失礼します。