2016年9月30日金曜日

一人暮らしのうっかり

 みんな聞いてくれ。今年の夏は冷房器具をまったく使わなかった。
 厳密に言えば引っ越したときエアコンを試運転したのだけど、それ以外は皆無だ。

 扇風機は使ったんじゃないの? というそこのあなた、私は扇風機自体を持っていない。

 前の家には、扇風機より使いにくくエアコンより涼しくない「冷風扇」というのがあった。それは引っ越すとき粗大ごみのに出してきた(そして10分後には外箱を残して消えていた。誰かがお持ち帰りしたらしい)。

 とにかく我が家はナチュラルの風が強くて、扇風機いらずだねって話だ。

 思えばたくさんのものが、風に飛ばされた。タオル、軍手、下着、ベルト、ハンガー、枕カバーに枕本体

 ある日家に帰ってくると、駐車場に見慣れないけど見慣れているものが落ち葉にまみれて転がっていた。・・・室外機の上に干してあったはずの枕であった。

で、今日は私的一人暮らしのうっかりを少々。

1.電気の契約し忘れ
 前に住んでいた家は電気ガス水道とも、不動産屋が開栓の手続きをしてくれた。自分はまったくノータッチだったのだ。
 だからある日玄関のドアノブに、電気の契約を迫る督促状がくくりつけてあるまで、俺が自分で電力会社を選んでなんやかんやしなければならないことに気付かなかった。

 ところで、今年の4月から電力に自由化をうたって、各人が電力会社を選べるようになった。
 一人暮らしの自分は東電の従来型のプラン一択だったが、家族がいる方や携帯電話をauやsoftbankにしている人は、いろいろプランがあるようだ。

 それで話の続きなのだが、慌てて電話をかけたら、しきりに女の自動音声がインターネットでの申し込みを薦めるわけよ。だからネットで契約をしたわけよ。

 ところが向こうで連絡ミスがあったようで、契約が成されていない扱いになっていた。すると当然家の電気代の引き落としも発生しない。その行き着く先はもちろん・・・電気の停止だ。

 実はそれが、8月22日公開の記事「嵐の夜に」につながる。あの時私は向かいの家の電気が点いていることを憤ったが、点いてるのは当たり前なのだ。向こうは電気代を払っているのだから。

 今回、何が言いたかったかというと、電気の契約はお早めにね、ってことだ。ネットでの契約が実務レベルでまで伝わっていなかったのは先方のミスだが、そもそもこちらが忘れずに契約をしていれば、防げた可能性の高い事故だ。

2.市民税の払い忘れ
 我が家には専用のポストがなくて、玄関の受け口に直接投函する構造なのだが、引っ越して間もないある日、幽鬼のごとく市民税の督促状が玄関に舞い降りていた。
 屈辱だった。TSUTAYAの延滞すらしたことのない男なのに、なんだか抗議されている気分だった。しかも督促状のハガキ代と称して、しっかり50円上乗せされた金額を請求されていた。

 近所のコンビニで払い、やれやれようやくかつての住みかの清算が終わったと安心した数ヶ月後、再び悲劇が襲った。

 また同じ督促状が、玄関に舞い降りたのだ。

「なるほど先の分に関しては、私はついうっかりしていたことを認めよう。しかしもはや住んでいない都市の市民税を、払う言われはない!」

 私は仕事の合間に自主的に作った休憩時間を利用して、かつてお世話になった市役所に電話を入れる。電話番号の市外局番が、なんだか懐かしい感じがした。

「今年の5月まで〇〇市に住んでいた者ですけど、払ったはずの市民税の督促が再び届いたので、確認して欲しいんですけど」

 電話で対応したおっちゃんは、たった一言で私の疑問を氷解させた。

「あ、その年の1月まで住んでいた自治体に、一年間市民税を納めていただくことになってるんですよ」

3.引っ越しの忘れ物
 最後は引っ越す直前のうっかり。
 関西での最後の日。引っ越し業者に荷物を託し、あとは不動産屋に部屋を引き渡すだけという時のこと。部屋の中に積み忘れがないか最終確認をしていた。

「まあ、押し入れも流しの下もさんざん確認したし、部屋も一目で見渡せる狭さだから、忘れ物なんぞあるわきゃねえよな」

 近くのコンビニで買ったグリコのカフェオレをすすりつつ、自分の計画がうまくいっていることに満足する。手荷物はリュック一つ。身軽に夜行バス乗れるはずだ。
 時は夕方。窓は東にしかないため、室内は薄暗い。
「ちょっと電気つけるか」
 そう思って私は、目の前に垂れるヒモを引っ張ろうとした。

 そこではたと気がついた。

 あまりにも見慣れていたがゆえ、すっかり天井に同化し、私物であることを失念していた存在。

 そう、蛍光灯、である。つまり傘型の電気だ。

「忘れただと? この俺が!」

 結局、電気を抱えて夜行バスに乗ったぜチクショー。

 

2016年9月13日火曜日

ポケモンGO 我が家で見られるポケモン

 ポケモントレーナーの憧れの一つに、「家にポケモンが出てくる」というのがある。

 なるほど家にポケモンが出てくるとなんだか楽しい気分になるし、ポケモンを求めて歩き回る手間が省ける。

 ところで我が家にはポケモンが出てくる。
 たまにしか出ないし、厳密に言えば我が家の駐車場に出現ポイントがあるのだが、自宅にいる状態でモングラをタップすれば晴れて室内でエンカウントだ。

 で、今日はその紹介を少ししたい。

といっても、ただ我が家の「ポケモンがいっぱいコレクション」を見せるだけでは仕方がないので、何故このポケモンが出現するか、ポケモンGOのゲームコンセプトを考えつつ分析したい。

 なお我が家は、東京近郊にある地方都市の、ぎりぎり特急が止まる駅近くの住宅街にある。出会うポケモンもありふれたものだ。


ポケモン1.ポッポ
 
 ポッポは初代赤緑において、だいたいの場所にいるポケモンであった。あまりにもありふれてたので、ゲーム開始早々、遭遇したら「ハズレ」のポケモンに成り下がる。

 ポケモンGOにおいても、リアルのハトに負けないぐらいの頻度で遭遇する。

 ただ20年たって、単なるハズレポケモンではなくなった。

 ポッポマラソンのおかげである。

 説明しよう! ポッポマラソンとは、ポッポをひたすら乱獲して博士にアメ玉にしてもらい、そのアメでピジョンに進化させてトレーナー経験値(XP)を稼ぐ、地獄の耐久レースである。

  ポケモンGOはトレーナーのレベル上げがけっこうタイトで、例えばレベル20からレベル21に上げるのに50000XP必要だ。
 ポケモン一体の捕獲つき100XPが手に入るから、単純計算で500匹捕まえればいいわけだが、そんなに捕まえてられるかい!!

 ところがポケモンを一体進化させると、500XPが手に入る。そしてポッポ→ピジョンの進化に必要なアメの数は、今のところゲームで最低値の12個である。

 捕獲して100XPもらい、進化させて500XPももらう。ほら、ダブルでおいしい。


ポケモン2.コラッタ


 コラッタも初代では、ポッポと並ぶありふれたポケモンであった。
 初期のパーティーに必ず入り、そしてだいたいは真っ先にはずされる。
 このコラッタの進化系のラッタは、ポケモンGOにおいてはちょっと特殊な立ち位置を与えられている。
 捕まえたとき、「あなをほる」か「はかいこうせん」を覚えていることがあるのだ。
 はかいこうせん! 初めて捕まえたラッタがはかいこうせんを覚えているのを見たとき、思わず笑った。はかいこうせんと言えば、初代の感覚ではカイリューが使ってくる必殺技で、野生のラッタが覚えているような技ではない。

 あなをほるも重要だ。

 ポケモンGO、初代と違って簡単にディグダが手に入るわけではない。誰でもあなをほれる時代は終わったのだ。
 よって、ジムにだいたいいるサンダースやライチュウといった電気屋さんへの対抗手段が少ない。
 あなをほるラッタは、そいつらを昇天させられる可能性を秘めた要員だ。


ポケモン3.コンパン


 コンパン、コンパン、小さくたって一人前ー♪

 初代ポケモンにおいて、むしタイプはどうしようもなかった。
 ひのこで焼かれ、つつくで殺され、れいとうビームを試し撃ちされる。

 ポケモンGOでは、もうちょっと優遇されている。
 むしのさざめき、という技がちょっと強力で、フーディンとかスリーパーといったエスパー狩りには重宝する。

 我が家に出てくることからもわかるように、わりとありふれたポケモンで、某サイトではその進化系のモルフォンが「無課金者にオススメ」と紹介されている。


ポケモン4.イーブイ


 ポケモンGOで初めてイーブイを見つけたとき、非常にテンションが上がった。「自分はなんて運がいいんだ!」と思った。派遣の仕事に遅れそうになった。

 初代では、イーブイは原則一体しか手に入らない貴重なポケモンだ。ほのお、かみなり、みず、どのタイプの進化させようか迷ったものだ。

 まもなくイーブイが、GOにおいてはさしてめずらしいポケモンではないとわかったあとも、価値は減らなかった。

 ようは一夫一婦が一夫三妻になっただけなのだ。

 それにイーブイは無課金者の友である。
 ジムバトルでよく使われるポケモンは、 ほのお、かみなり、みずタイプに限ればウィンディ、ライチュウ、ラプラスなのだが、次点にブースター、サンダース、シャワーズが来る。しかも単なる下位兌換ではなく、鍛え方次第では差別化が可能だ。

 ※ ※ ※

 つらつらと書いたが、結論を述べよう。

 ポケモンGOは、間違いなく20年前に初代赤緑の洗礼を受けた、現在二十代後半から三十代の人間をメインターゲットにしている。

 まずポケモンの進化について。初代をやった人の憧れである御三家やイーブイから進化する三種が、独力で手に入る。

 あと技。ラッタがはかいこうせんを覚えたりポッポがドラゴンタイプのたつまきを覚えてたりと、思わずニヤリとする設定。

 そして何よりも出現ポケモンが、今のところすべからく初代赤緑からのチョイスだ。

 ところで、なんでこんなことをわざわざ長々と書いたと思う?

 趣味でやってるライター仕事の、練習のためだ。

 みんな、これと似た記事をネットのどこかで見かけても、このブログのパクリだとか言わないようにね! それは納品して、向こうに著作権のあるものだから!

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2016年9月11日日曜日

みやげものの紹介

 やれやれ、更新がすっかり滞ってしまった。

 特に理由はないのだが、まあ、したくない気分だったのだ。

 ところで私は、就職先が決まるまで、貧しくとも遊んで暮らそうと、週三日しか働かないことをお天道様とグーグル神に誓っていた。

 しかし夏休み中、12連勤×2とか入れてしまっていた。

 何故こんなことになったのか? 答えは夏休みはやたらイベントが多いためだ。

 就職するまでのツナギのため、イベント運営会社にバイト登録したのが運のつきであった!

 だがおかげで、関東各地のみやげものを買う機会を得た。今日はちょっとそれの紹介をしたい。

 

 「河京 赤ベコどんぶりラーメン」(茨城)

 赤ベコっていうのは、もともと会津若松の伝統工芸である牛のおもちゃのことだったが、最近では漆器のことも言うらしい。

 

 このお土産は、そんな漆器とラーメンがセットになったもので、茨城県のサービスエリアで買い求めた。チョコエッグで中のおまけ目的で買うように、ちょうどこのサイズのオサレ小鉢が欲しかったのだ。


 ラーメンは生麺の醤油味で、上品な味付けである。素麺の付け汁にしてもうまいかもしれない。

 あ、具はセブンイレブンで適当に買い求めたものをちゃっちゃと盛った。ラーメンには付いていないので注意。


 ちなみに外箱はこんな感じ。

 


 ※ ※ ※


 「明治神宮 よもぎ折り餅」(東京)

 

 明治神宮は東京の都内にあるのに立派な林を持つでっかい神社で、本殿近くではY!mobileの携帯の電波が立たない。

 そこにあるみやげもの屋の中で、リーズナブルなのがこいつ。


 その名の通り、あんこが折り紙のように薄く伸ばされた餅の中に包まれている。

 割ってみる。

 

 皮が薄いため食べやすく、味もどんな年代の人にも合いそうなオーソドックスさ。こしあんが嫌いな人以外には奨めてみよう。


 ※ ※ ※

 「巨峰餅」(山梨)


 山中湖近くのコンビニで買った。250円ぐらいと、かなり安かった記憶がある。

 うんと簡単に言えば、ぶどう果汁をささやかに練り込んだ餅で、味は薄味でさくさく食べれる。油断しているとあっという間になくなる。


 ひと箱にこれだけの量が入っている。物足りないと思う人は大きいサイズを買おう。


 なお、山梨銘菓ではよく似た名の「ぶどう餅」の方が有名なようだ。これは餅の中にまんまぶどうが入っている。

 ※ ※ ※

 「善光寺 落雁(ぜんこうじ らくがん)」(長野)


 落雁というのは名前だけは知っていたが、見たのは初めてであった。調べてみると、米や麦のデンプンを砂糖や水飴で固めて乾燥させたお菓子だそうだ。

 写真のやつは赤えんどう豆の落雁で、落雁の中では変わり種。善光寺は建立が西暦600年頃の、日本の仏教が数多の派閥に別れる前にできたというので無宗派を貫いているありがたいお寺だ。

 ちなみにこのみやげは栃木のサービスエリアで購入した。


 食感は不思議な感じである。強いて言うなら柔らかいラムネ菓子のようで、舌の上ですぐ溶ける。

 一応、砂糖菓子に分類されるようだが、クリスマスケーキの上のサンタみたいなきつめの味ではなく、上品。

 一度は食べてみるべきものだろう。

※ ※ ※

落花生(千葉)


 中学生の地理の時間で、「千葉県の特産品は落花生です」と聞いたとき、

「は?」

と思った。中学生の心には、夕張メロンや愛媛みかんほど訴えるものがなかったのだ。


 そして今回、食べて見たわけだポリポリ。


 ・・・うん、お豆さんだね。普通のおいしいピーナッツだ。

 皮を割るのがやや面倒だが、酒のあてによさそうだ。


 ちなみにこんなパッケージに入っている。


 イラストは千葉県のゆるキャラチーバ君だ。近隣地域のゆるキャラの中では無難にかわいいので一定の人気がある。


 今日はここまで。じゃああったかくして寝ろよー(^-^)/

2016年9月6日火曜日

じゃーんけーん・・・

 さて、買っては見たものの・・・

 いまいちモチベが上がらない。

たぶん私が「ごちうさ」をよく知らず、萌えアニメをほとんど見ないことが原因だろう。かわいい女の子よりは、硝煙と大自然を愛する男なのだ。

 私のごちうさの知識はたった一つ。


 この子の名前をチノちゃんという。

 ああ、あと、ご注文がうさぎではなくチノちゃんになるネタをネットのどこかでごにょごにょ・・・

 しかしこのトライアルデッキ、気になるカードが一つある。


・・・じゃんけん、だと・・・!?

 昔ガンダムウォー(ガンダムのトレカ)で、確か似たようなカードがあった。公式戦では使えない完全なネタカードで、他にはリアルにボールを転がして触れたカードを破壊する「ボール」のカードとかがあった。

 このごちうさデッキの先行体験会に参加した人の話しによると、あちこちで「じゃーんけーん」って声が響いたそうだよ。

 このカードの効果、そんなに強くない。

 攻撃力1000UPは体感的に遊戯王の魔法カード「突進」に近く、試合に出るデッキにはまず入れない。1ドローも同じく強くない。1枚カードを使って1枚ドローは、ヴァイスでは微妙な性能だ(しかもじゃんけんに勝つ必要がある)。

 しかし買った限りは、最善を尽くす。

 勝負だ、カカロット!

・デッキタイプ  ・勝敗
ごちうさ黄緑    ×
クラナド      ××
ごちうさ青単    ×

 一応言っておくと、俺のプレイングがまずいのであって、ごちうさのトライアルデッキが弱いわけじゃないからね? ショップデュエルで、ヴァイス発売当時からやってるベテランとか、カードゲームショップの店員とかとばかり、あたるだけだからね。

 ただ、やっぱり構築済みデッキの常で、そこそこ遊べるけど、試合用(ガチ用)に構築されたデッキに勝つのは、難しいみたいだ。

 ああ、このデッキの内容を説明すると、色は赤と青の混合で、序盤はチノちゃんで他のごちうさカードをサーチ、終盤は高攻撃力で回復効果を持つチノちゃんのお友達を出して競り勝つ、って内容だ。

 なお、じゃんけんはなかなかさせてもらえない模様だ。戦況がじゃんけんを許さないことが多いのだ。

 ちなみに私が使ったのは、このトライアルデッキを二個一にして必要なカードを選抜したデッキで、トライアルデッキ挿入の紙に「こう作ればいいよ!」って書いてあったのを忠実に実行したタイプだ。

 まあ、とても扱いやすいデッキなので、初心者が勉強するにはちょうどいい。

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