2016年10月30日日曜日

下北沢

 今下北沢にいるのだが、不思議な感じの街だ。
 ハロウィンのため仮装した人々がたくさんいる。マンガを女子三人に紙芝居のように面白おかしく読み聞かせるおっちゃんがいる。
 やたら自転車で見回りをしている巡査がいて、パトカーも3台見かけた。しかし彼らは皆、商店主が近所の得意先回りをしているような笑顔だ。

 所用でネカフェに泊まったのだが、会員カードのない私を普通に入れて、しかも身分証の提示も求めなかった。起きた私がふらっと、そのまま代金を払わず店を出たらどうするつもりなのだろう?

 駅前は主に飲食店街で、マック、松屋、CoCo壱、ガスト、日高屋(関西で言う王将ポジ)の他、大阪王将や伝説のすた丼屋がある。他に渋いと言うかモダンと言うか、とにかく印象に残る飲み屋があって、無国籍風バルやスペイン風居酒屋や看板に「青い山脈(古い映画)」を象ったものが、夜中中明かりを絶やさない。マスターと客の、慣れたような距離があるような会話が聞こえる。

 ドラッグストアには、飲み屋勤務とおぼしき女性たちが思い思いのコスメを持ってレジに並び、ちらほら東アジア系の観光客が混じっている。
 いくつかあるゲームセンターは昭和の風情を残していて、店先でヒモにつながれたドラえもんのおもちゃがくるくる回っている。

 これらがみんな、猫の額程の駅前にひしめいている。

 少し歩くと途端に静かになる。道祖神を奉った祠や、〇〇燃料店といった現代的ではないものが並ぶ。

 ちょうど24時間営業のマクドナルドでこれを書いているのだが、明け方に関わらずほぼ満席だ。そしてみんな寝ている。腕枕でうつぶせに、その眠り方が決まりであるように。

 6時前に店員がやってきて、一人ひとりの肩を叩き、断固とした口調で「当店は寝る場所ではありません」と追い出しにかかっていた。起きているこちらには、一瞥をくれただけだった。
 間もなく、清掃活動に入るから席を移ってくれ、と私も追い出された。

 店を出ると、また自転車に乗った巡査とすれ違った。今のところハトよりも巡査を見かけている。
 彼もやはり妙な笑顔だ。

2016年10月28日金曜日

不思議な話 その5

 秋の夜長に不思議な話。
 
 ちょうど去年の今日のことだ。
 その日、昼すぎに大阪の日本橋に向かった。大阪日本橋は、関西で最大の電気街だ。
 そこには模型屋のボークスがあって、半年に一度の割合で広く参加者を募り、コンテストを開催する。
 私は映画「硫黄島からの手紙」の冒頭、栗林中将が乗っていた輸送機をプラモデルで再現したもの、ボークスのレジに提出した。
 模型制作歴は、ブランクをはさむものの、10年近くあった。
 コンテストへの受付が終わると、向かいにあるオタ系古本屋のらしんばんに足を向ける。他にもいろいろ寄るつもりだった。
 だが、直前まで模型の仕上げに集中していたせいで、朝からほとんど何も食べていなかった。外食するのももったいないので、早めに帰ろうと思った。
 
 当時、私の住んでいた家には風呂がなかった。
 どうやって日々身を清めていたかというと、銭湯と、ネットカフェのシャワーであった。
 日本橋にもよく行くネットカフェがあり、その日もそこに寄った。
 いつものようにシャワー室を借りる。手短に済ませ、パソコンの席に戻る。
 隣の席の人が、「艦これ」を立ち上げたまま熟睡してるのが、印象的だった。
 普段は、ネカフェは一時間以上利用しない。料金がかかるからだ。
 ところがその日は、なぜかわからないのだが、10分だけ延長する事にした。
 パソコンで何をしていたのかは、覚えていない。前日までなら、製作している輸送機の資料を集めているはずだが、その目標はすでに失われている。
 遊戯王の対戦動画を見ていたのかもしれないし、You tubeの動画をMP3ファイルに変換してくれる、限りなくグレーゾーンに近いサイトにアクセスしていたのかもしれない。
 
 とにかく、乗るはずの電車に一本遅れた。
 
 ネカフェ近くの階段から地下に潜ったら、御堂筋線のなんば駅はすぐだ。この地下鉄は、阪神タイガースのパレードで有名な御堂筋のすぐ真下を通っており、本町駅、梅田駅などの大阪の中心部をつらぬいて、大阪万博の記念公園の方面へと伸びている。
 自分の乗った電車が隣の心斎橋(しんさいばし)駅に到着した。
 奇妙なことに、しばらくドアがあかなかった。
 御堂筋は大阪の大動脈で、東京の環状線と同じく数分単位で次の列車が来る。何かあったとしか考えられない。
 間もなくアナウンスが流れてくる。
 
『ご乗車ありがとうございます。ただいま、本町駅で人身事故発生のため、救出作業完了まで、しばらくお待ち願います・・・』
 
 ほとんど同じアナウンスが二十回ほど繰り返されたとき、唐突にドアが開いた。
 乗換えを案内する臨時のアナウンスが、響き始めた。
 
 ※ ※ ※
 
 御堂筋線ではまれにだが、こうゆうことが起こる。今回も、女子高生が落ちたのだった。
 気づいておられると思うが、心斎橋駅の隣が本町駅である。
 
 これが自分にとって三回目の、乗るはずの電車が事故を起こす体験だった。

2016年10月27日木曜日

なんかお化けがたくさんいる・・・

ゴースはかつて、ポケモンGOにおいてはレアだった。

「だった」。過去形である。

昨日(10月26日)の昼1時頃から、ポケモンGOがハロウィンイベントをやり始めたのだが、なんだかそれからおかしいのだ。

まずはこれを見てほしい。昨日一日で捕まえたポケモンたちである。

haha、どうやら私はとりつかれてしまったようだな!

初め、家からまなみ2号でちょっと行ったところにあるブックオフで一匹見つけた。
ラッキーと思って捕まえた。
それでコインランドリーに洗濯物を取りに行くと、そこでも一体ゲットした。
少し不思議に思った。
そして家に帰った。前もちらっと話したと思うが、我が家にもポケモンが出る。



これはあれか? 我が家は「悪霊の家」になったのか? それともいつまでも就職を渋る私をゴーストバスターに仕立てようとする、何者かの陰謀か?

そこではたと気づく。実は家にコイツも出てきたのだ。

ゴースにカラカラ。そうか、わかったよ蘭ねえちゃん!

我が家はポケモンタワーになったんだな! そうだな!?

やべえ、そうなると なぞのゆうれい もいるわけか。ポケモンの笛持ってこなくっちゃ! 高校の時に使っていたアルトリコーダーで代用できるかな?

なお、他に変わったところは以下のとおり。

・ポケモンゲット時のアメ3個→6個に
・ポケモン送った時のアメ1個→2個に
・相棒ポケモンが短距離でアメ発見(例:1km→0.25km)
・画面下のメニューアイコン近くで野生のポケモンタップしても遭遇(前は反応せず、視点を回転させる必要があった)
・ポケモンに逃げられても経験値が入るように(25Ex)
・全体的にポケモンの属性、技名、フォントが見やすく改善。特に属性。
・タマゴがふか距離ごとに色分け。
・アプリ起動時のロード画面がギャラドス→ゲンガーに。

・・・これ、かなりのバーゲンセールじゃね?

特にアメが手に入りやすくなったのは素晴らしい。

これで進化と強化がやりやすくなったぉ!

しかし問題が一つ。

あの・・・、ポッポが、いないんですけど。

ポッポマラソンの友ポッポ。今まで推定250羽は乱獲した鳥。

お化けばかりがいて、ポッポがいないんですけど。

これはあれか? 珍しいゴースを喜び勇んで捕まえさせ、モンスターボール不足を起こさせ、モンボを買わせようという魂胆だな。そのぐらいでは課金せんぞ!

でも、また新宿か代々木公園に、モンスターボール取りに行かなきゃならないな。

2016年10月22日土曜日

めずらしくグチを2

見てくれ、今日の俺の寝るところだ。


はっはっ、どこの避難所だ?

ちなみにマラソン大会の係員に志願したらこうなった。
市民体育館で、みんなと枕投げをしたりこっそり飲酒したりして遊ぶんだ♪


なお、今回は前回と違ってちゃんと「体育館泊」と連絡が来た。
最も「シフトに組み入れました」の連絡が来る前、募集要綱の段階で、教えてくれたらもっとよかったけどな!

それはそれとして、いただきます。

2016年10月20日木曜日

2016年10月18日火曜日

私的高尾山の楽しみ方

 もしかして諸君らは、私がTRPGとカードゲームばかりに興じるインドアな男子だと思っていないだろうか? あるいはポケモンGOで、舗装された近距離になら行ける男にすぎないと。

 とんでもない。私はその気になれば、1000メートルぐらいの山に平気に登る男だ。今までその気にならなかっただけで。

 今日はかねてから狙っていた、この山を征服してきた。


 東京は八王子市、年間250万人が登る割にはきれいな山、高尾山だ。

 登山好きからしたら、「今さら高尾山かよ」と思うだろうが、ちょっと待って欲しい。

 私は自分で言うのもなんだが、人とは違う物の見方をする男だ。

 そういう男の目線は、目を通す価値があるのではないか?


 大自然の掟、ハチvsハチ!

 推定十箇所以上! お手軽パワースポット

 外人も迷い込む東京の密林!


 ね、ちょっと興味沸いたでしょ?

 ちなみに上の写真はケーブルカー乗り場だ。今日は山人(やまんちゅ)の私は当然利用しない。歩いての登山だ。


 さあ、登るぞ・・・



 はい、到着!

 え? 到着早すぎないって? そりゃあんた、高さ499メートルしかないからね。ちなみに登山口から頂上まで1時間半きっかりだった。

 といっても、登る道中と頂上でそれなりにおもしろい写真が撮れた。



 中腹から「平成たぬき合戦」の舞台、多摩丘陵を望む。


 こ、これはもしや第9使徒マトリエル!



 大自然の掟。立ち止まって見たけどハチはもう見当たらなかった。



 観光地の値段。



 股間に小金を貯める小僧。頂上にいる。ちなみにパワースポットの一つ。

 ちなみに、頂上をアニメで再現するとこうなる。


 べ、別に「ヤマノススメ」を見たから高尾山に登りたくなったんじゃないんだからね! 関西にいたころから登ってみたい山だったのだからね! 人をミーハーと思わないでよね!

 頂上には平日だけど人がたくさんいた。外国人もたくさんいたが、土産物を抱えて、明らかに山に登るのにふさわしくない格好で、森の中に迷い込んでいた。


 山道はこんな感じ。「ヤマノススメ」でも、危ないからってんでここで手を繋ぐシーンがあった。

 いや、手を繋いで歩いた方が危ないですから! 

 今回言いたいことは、アニメでもなんでもいいから、何かきっかけがあったらそれを広げてみるって話だ。聖地巡礼を、バカにしちゃいけないぜ。


 さて、下山したらこれだ。


 ふもとの高尾山口駅の隣にスーパー銭湯があって、入ってきた。

 実は湯舟も写真に取り付けたかったのだが、掃除のお兄さんが巡回してたから無理だった。露天、泡、杉、冷水のお風呂がある、オーソドックスなものだ。


 今日はここまで。さよなら、さよなら。












めずらしくグチを

先日とあるモータースポーツの係員として泊まり込みでバイトしてきたのだが・・・


見てくれ、これが俺の寝床だ。

なんか夜になって、ゴーカートがいっぱいある施設に案内されたのだが、ここの地べたで寝てくれって布団だけ渡されて・・・

腹がたったので消火器と消火栓を独り占めしてやったぜ!

まあ、同じ施設に、ホンダのジェット機の実機が展示してあって、それが見れたのはよかった。

2016年10月15日土曜日

ポケモンGO in 大宮

 前回、ドイツ村で妖精さんとたわむれた私。

 実は仕事で行っていたドイツ村での給料も手に入り、士気はそれなりに高い。

 ところでポケモンGOにおいて、サンドはめずらしいポケモンである。

 かつて私が初めて代々木公園に降り立ったとき、サンドがたくさん出てきた。いわゆる「巣」だったのだが、当時初心者(誰もが初心者の時代だった)の私はそんなことつゆ知らず、図鑑登録用に一匹捕まえて満足していた。

 彼が欲しい。とゆうか、彼の進化系であるサンドパンが欲しい。

 そんなわけで私は、現在サンド発生中の埼玉県さいたま市の大宮第三公園にやってきた。


 さあ、サイタマ秋のサンドパン祭りだ!!

 ところが問題が発生していた。

 サンドいねぇ・・・

 一周1.5キロほどの公園を二周ほどしても、ポッポ、イーブイ、そして子どもたちと、全国どこにでもいる存在しか見当たらない。

 このあと夜の7時に同じ大宮区内の、ソニックシティとかいうカッコイイ名前のところに行かねばならないのだ。妖精村と同じく仕事関係だ。つまり、時間も限られている。

 ポケモンGOでポケモンを進化させるには、そのポケモンの「アメ」が必要だ。アメはそのポケモンを捕獲しなければ手に入らない。
 今の自分は13匹のサンドをゲットしなければならないのだ!

 焦燥はつのり、ブログの資料用に撮る写真ばかりがたまっていく。


 ・・・あの、ピカチュウぐらいの大きさの、サンドを探してるんですけど、ご存知ないですかね?




 誰かこの中に、サンドパンでいらっしゃるお客様はいらっしゃいませんかー!


 しかし神は我に恵みを賜った。

 いた!
 でもこの一匹だけ!

 結局2時間粘って、一匹しかゲットできなかったよ・・・
 
 
 
 しかし、こんなことでめげる私ではない。
 この俺がサンドの捕獲程度のためだけに大宮くんだりまで来ると思っていたのか? 貴様は、この俺を、誰だと思ってるんだ?

 私が本当に捕獲したいのは、コイツだ!!


 どうだ、スクープだろう? なんと、グレイ型の宇宙人だ。

 ウソです。

 サンドよりもっとレアなワンリキーをゲットしにきたのだ。コイツは大宮第三公園の近く、ただの大宮公園に多数出現する。もちろん宇宙人でも超能力者でもない、ただのポケモンだ。

 なお、画像はただの大宮公園の更に隣、氷川神社で撮影した。

 氷川神社について少し。

 伝説では建立は2000年前、1000年前の神社名鑑である延喜式(えんぎしき)にものっている由緒正しい社(やしろ)だ。
 とゆうか大宮という地名が、この神社のことをさしているらしい。拝殿はこんな感じ。


 

 船好きの間では有名な、氷川丸という客船(第二次大戦中は病院船)があるのだが、その名の由来ともなっている。

 神社近くにはこんなものも。


 しょうゆ 味 おいしいデス!

 ※ ※ ※

 氷川神社はJR大宮駅から徒歩10分ほどで行ける。
 大宮駅近辺はそれなりの都会で、マックが三つもある他、東急ハンズ、ロフト、OPA、ドンキホーテなどが並んでいる。あ、ドンキホーテが入ってるビルにはブックオフとダイソーとホビーステーションがあるぞ。

 まあ、とにかく、みんなも大宮に行ってみよう! 春日部から南西へ15キロほど下ったところにあるよ!

2016年10月12日水曜日

モデラーの為のゼロ戦写真

 先日書いたように上野の国立科学博物館に行って来たわけだが、この施設、写真撮り放題である。

 上野のゼロ戦に関しては、全体を納めたカッコイイ写真はネットの海に無数にあるのだが、細部をおさめた写真は少ないようだ。

 とゆうわけで、モデラーのかゆいところに手が届く、常人が見たらわけのわからない写真を公開する。

 あなたのtktkライフのお助けに!

 ただ筆者はプロの写真家ではないので、写真映りはご愛敬。


 ①まずは横顔



 ②スピナー



 ③エンジン



 ④インテクーラー(左下はジェット機のエンジン)


 
 ⑤主脚



 ⑥脚収納部



 ⑦落下増槽


 ⑧機関砲口



 ⑨機関砲弾収納部(沈頭鋲にも注目!)



 ⑩ピトー管


 ⑪メインフラップ

 ⑫風防

 ⑬尾輪と着艦フック


 ⑭尾輪拡大


 ⑮垂直尾翼


 ⑯尾部灯(写真ボケスマン)


 ⑰最後もう一度横顔

 ※ ※ ※

 最後に、このゼロ戦の展示に関して不満点を一つ。

 なぜコクピットを見れるようにしない・・・!?

 このゼロ戦は複座型、つまり二人乗りで、とっても珍しいのだ。とゆうか、世界に一つしかないのである。

 なぜ階段を設けて、コクピットを上からのぞきこめるようにしないんだろう。

 恐竜の骨格展示ではちゃんとやっていることだから、ぜひゼロ戦でもやって欲しいところだ。


ーーー

2016年10月11日火曜日

今日の乗り物第0回――零式艦上戦闘機21型(複座型)

 今までずっと温めてたから、唐突に始まる「今日の乗り物」のコーナーです!
 
 

①名前:零式艦上戦闘機21型(複座型)
②現住所:東京上野国立科学博物館
③出自:中島さんと三菱さんのあいの子
④大きさ:コンビニの駐車場にあったら邪魔
⑤速度:本気を出したリニアモーターカーよりちょっと遅い
⑥乗り心地:パイロットじゃないので知らん
⑦備考:兄弟が10,500人ぐらいいる。

 
 零式艦上戦闘機21型(複座型)は、東京の上野にある国立科学館に住んでいる。飛行機だが、もう飛ぶことはできない。
 長男(試作一号機)が生まれたのは1939年。ゼロ戦一族は子だくさんで、羽の形や肺活量(エンジン馬力)の大きさで11型、21型、32型、52型などにわけられる。
 21型はわりと初めの方に生まれたタイプで、今は女体化している正規空母の上に乗っかっていた。明るい灰色の服(塗装)を着ていることが多くて、ただエンジン周りだけは(パイロットが)眩しくないように黒い襟巻きを巻いていたんだ。
 
 ゼロ戦くんが生まれたとき、時代は「産めよ増やせよ」がブームで、ゼロ戦くんも見事にバスに乗り遅れなかった。とゆうより、彼は日本で一番兄弟がいた飛行機である。
 三菱さんのところだけでは飽き足らず、兄弟10,500人のうち約3分の1が中島さん(今は富士重工と改名)のところで生まれた。幸い、中島零戦は非嫡出子としてあつかわれることもなく、平等に正規空母とかに配属されたようだ。
 
 時速は、21型だと約530キロ。パーマンより5倍も速い。肺活量は1000馬力で、これは馬1000頭分のパワーがあることをあらわす。力持ちっ♪
 かつて兄弟10,500人を誇ったけど、今でも生き残っているのはたぶん20人に満たない。戦争ぉ・・・

 上野科学館で余生を過ごしているのは、「せっかく南半球に来たんだから、もっとオーストラリア(軍)をよく見たい」とニケツに改良されたタイプらしく、後ろの方に偵察員が乗る。
 
 兄弟のうち一人が、近くの神社に住んでいる。何人かの兄弟は、アメリカに行ったまま帰ってきていない。
 
 生まれてから70年近くたって、もう兄弟は生まれないだろうと思っていたのに、最近、また増えた。
 
 しかもロシア人である。
 
 ロシア人は外貨が欲しくて、第二次世界大戦で使われた飛行機を再生産して輸出しているらしいのだが、その中にゼロ戦がいたのだ。
 
 実際は発掘されたオリジナルのパーツと新たに製造されたパーツのあいの子で、言うなればハーフ? な感じである。
 
 この子もアメリカに引き取られたようだ。
 
※このことについて少し調べたのだが、情報量が少なくてくわしいことがわからん。
 
 とにかく10,000人近く生まれているのだから、日本人が本気を出して各地の壊れた機体を回収して、「二個一(にこいち)」の合体修理とかすれば、もっとゼロ戦が身近になるだろう。