2017年5月31日水曜日

わけあって仙台


今ゆえあって仙台に来ているのだが、中々いい町だ。

駅前はこんな感じだ。
 


「ペデストリアンデッキ」っていう、まあでっかい歩道橋みたいになっていて、その下にバスターミナルがある。

周辺には写真に見えるロフトの他、東急ハンズ、イオン、商店街、服屋、ネカフェ、複数の本屋、などが揃っていて、大抵の用は事足りる。

こんな店も。
 

 
ちなみに、仙台には研修で来たのだが、研修場所から歩いて5分のところにあって、俺に新製品のチェックをさせようという神の心意気が感じられる。

あと、こうゆうのもある。
 

 
アイリスオーヤマは、調理家電とか健康器具とかとか販売してる会社で、本社が仙台にある。

※ ※ ※

仙台市街地は、神戸と名古屋を合わせたような町並みで、もちろんその2つよりずっと涼しい。5月末の最高気温が22度ぐらいだ。

中心部を外れると急に田舎になる辺りも、名古屋や神戸と似ている。ただ古い町なためやたら入り組んでおり、何十路線とあるバスがあちこちに走り回っている。
 


自分の「寮」はその入り組んだ中にあり、近所にボロボロのアパート以外何もない。

 

以上、近況までに。

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2017年5月24日水曜日

日本で一番有名な植物園

 
 昔から、人間がどうやって「産まれる」かは大きな謎だった。
 
 人類がまだ土器づくりに精を出していた時代、その神がかり的な作用から、女性が崇められ、一種の母系社会が形作られた。その後時代が下った古代ギリシア・ローマ時代、自然科学が発達してくると、「精子(スペルマ)」がクローズアップされることになる。女性は畑であり、そこに男が「種」をまくって認識だ。
 
 ちなみに、古代ギリシア・ローマでは「男が子を産む」という表現が、わりと使われた。女性ももちろん「産む」のだが、男の働きも考慮して、「産む」と言われたのだった。今の感覚からすると「ん?」だろうが、哺乳類はオスメスがいないと繁殖できないことを考えると、あながち間違いとは言えない。
 
 やがてもっと時代が下って、顕微鏡が発明されると、いよいよ「精子」が発見された。当時の顕微鏡はまだ性能がしょぼかったから、
 
「おたまじゃくしの頭の部分にうずくまる小さな人間を見た」
 
 なんていう報告もあったけど、とにかく精子を科学的に考察する時代になった。
 
で、何が言いたいかというと、動物の精子はずいぶん昔から認識されていたということだ。
 
 ところが、植物にも精子があるなんていうのは、あまり考えられていなかった。海藻とかコケとかの精子は 発見されていたみたいだけど、種を作るいわゆる「種子植物」では、花粉で受精するというのが定説だった。
 
 今回行ってきた「小石川植物園」には、初めて精子が発見された植物が、現在でも健在だ。それがコイツだ。
 

 

 


 ズバリ、「精子発見のイチョウ」。もうちょっとネーミングに工夫を凝らせなかったのかと考えるところだけど、まあ、わかりやすいと言ったらわかりやすい。
 
 この記事では、「小石川植物園」について、ちょっと紹介したい。
 
 小石川植物園の歴史は、江戸時代までさかのぼる。設営は1684年で、当時は、徳川幕府管理下の薬草園だった。そういえば徳川幕府の開祖家康は「健康マニア」であったな。
 
ちなみに券売機は「牛丼屋」と同じ
 
 入り口で400円払って入場すると、早速この植物が出迎えてくれる。
 

 

「精子発見のソテツ」と呼ばれていて、さっきのイチョウと同じく、植物学上の大発見だそうだ。このソテツは、精子発見のソテツの文株、いわゆるクローンだ。
 
 
 文章ばかりじゃあれなので、ここからは気になった植物の写真をアップしていこう。

 バショウ
 
 ユリノキ
 
 まりもっこり、じゃなくてマメヅタ
 
 アッサムチャ

 イヌムギ
 
 
 しかし、さすが日本で(たぶん)一番有名な植物園である。観葉植物だけでなく、イヌムギのようなド雑草を看板付きで展示している。
 
 ついでに言うと、「なろう小説」の『ログ・ホライズン』で「スモールストーンの薬草園」っていうのが出てくるけど、ほぼ間違いなくこの小石川植物園を元ネタにしている。
 

 なお、日本庭園も整備されていたりする。

 
 他にもこんなものも。
 
 これはニュートンのリンゴの樹だ。イギリス人は、ニュートンが「万有引力の法則」を発見するきっかけとなったリンゴの樹の枝を気前よく世界各地に配っていて、これはそれが生長した姿だ。
 

 あと、「メンデル葡萄」というものもある。
「遺伝の法則」で有名なメンデルが実際に実験に使ったブドウを分譲してもらって、育てているのだそうだ。

 園内は、2時間ほどで回れる。もちろんじっくり見るならもっとかかる。

 アクセスは、東京メトロの茗荷谷(みょうがたに)駅から徒歩20分ほど、「なんだよその駅?」と言う人は、東京ドームから歩いて来ることをオススメする。所要時間は同じく徒歩で20分ほどだ。夕方から始まる巨人戦の前に、ちょっと寄ってみるのもいいかもしれない。

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2017年5月23日火曜日

東京三十六景 第二回

斎藤道灌と東京国際フォーラム内部

日本武道館

味の素スタジアム

上野と成田空港を結ぶ特急

Suica(関東のICOCA)専用自販機

無数にある首都高への入り口

東京ドームが見える庭園(小石川後楽園)

保育園の看板

新宿のホテルの窓から

湯島天神

上野不忍池(コイキングがいっぱいいる)

アメ横

2017年5月6日土曜日

モデラーのための氷川丸 写真



先日、横浜の山下公園に係留されている「氷川丸」に行ってきた。

氷川丸は1930年竣工。もともとアメリカのシアトル航路用に建造された貨客船だ。当時、日本の海洋航路事業は、欧米の依存から独り立ちして間もない頃で、「日本でも優秀船を!」の声の中で作られた。第二次世界大戦中は病院船として徴用され、姉妹船の平安丸が戦没する中を生き残った。戦後は貨客船に復帰し、1960年に引退後、横浜港のシンボルとして今日まで係留されている。

戦闘艦じゃないのに、プラモデルの「ウォーターラインシリーズ」にラインナップされているめずらしい船で、将来「艦むす」の一人に列せられるかもしれない。

ここでは、いくつか撮って来た氷川丸の写真を掲載して、モデラーの資料用に提供したい。



後部


2階左舷側通風

2階右舷側通路

救命ボート

甲板はこんな感じ




通風口

船橋から船首を見る

錨巻き上げ機

煙突

右舷側柵

船長室とそこへの階段(船橋裏)

右舷側2階から3階への階段

右舷側外壁

外壁(まさかのリベット張り)

隣の桟橋からの右舷

船橋(3階中央が船長室)



正面に回って撮る



氷川丸の入船料は大人300円とリーズナブルで、休船日は月曜日。アクセスは、地下鉄みなとみらい線「元町・中華街」駅4番出口から徒歩3分だ。少し距離はあるが、JR横浜駅から歩けないこともない。筆者は「みなとみらい大通り」沿いに、40分ほどかけて歩いた。道中には帆船の「日本丸」もあり、船好きならこれも見ておこう。



もし現地に赴いて写真を撮るなら、見学客が少ない平日がいいだろう。後、氷川丸は陸地側にお尻を向けて係留されているので、船首の部分を撮りたかったらすぐ隣を発着する「シーバス」に乗り込んで海から撮る必要がある。シーバスの料金は赤レンガ倉庫街までなら350円、横浜駅までなら700円だ。

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