関西に住んでいたころ、一度食べてみようと思ったまま終わっていた弁当がある。
▲裏側
ひっぱりだこ飯だ。
淡路屋は兵庫じゃ有名な弁当屋で、とくに駅弁で知名度がある。大きな駅なら、だいたい取り扱いがあるな。
弁当といえばふつう四角い箱を思い浮かべるが、これは丸形。しかも陶器製である。なんでも、蛸壺をモチーフにしたそうだ。
ふたをあけると、タコの足がお目見えする。
他ににんじん、かぼちゃ、シイタケの煮物、栗きんとんがもりつけられている。
では、いただく。
タコはほどよく歯ごたえがあって、ほのかに味つけがしてある。たきこみごはんをひきたてる。
ごはんは醤油味。かなり上品ね味付けである。錦糸卵とほどよくあう。
ご飯には刻みアナゴも含まれていて、小品ながらまったく味を飽きさせない。一口ひとくちで、微妙に違う味を楽しめる。
そして食べ進めていくと、奥からかまぼこが発掘された。こういうのも、うれしい演出だ。
もっと早く食べておけばよかった。
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