2020年10月18日日曜日

『ゲームボーイウォーズ3』コツまとめ


ゲームボーイウォーズ3のコツをまとめる。


ぜひレベルを上げるべきユニット




・戦闘機B

 進化して戦闘機Sなると、鬼神のごとき働きをする。狙うは敵の戦闘機S。


・攻撃機B

 進化後の攻撃機Sは絶対に必要なユニット。敵のZOCを無視。囲まれた対空ミサイルを叩きに行こう。


・攻撃機A

 このゲームは、Sレベルにまで育てた攻撃機Aがすべてを決める。


・対空ミサイル

 敵にいるとやっかいな対空ミサイルSは、この対空ミサイルを育てることで進化できる。



レベルを上げておくと便利なユニット


・自走砲

 進化後の自走砲Sが強力。自走砲は非装甲ユニットへの打撃が弱いが、Sになるとそんなことはなくなる。


・対空戦車

 Sレベルにまであげると、攻撃機Aと撃ちあっても(あんまり)負けなくなる。



 傭兵対空戦車が使える環境なら、そっちを使う。


・戦闘機A

 Sレベルの攻撃機Aがそろってくると、そんなにいらなくなる。だけど戦闘機Aじゃなきゃ困るって局面は確かにあるので、1部隊はSレベルにしておこう。


・補給輸送車

 弾数の少ない対空ミサイルSや自走砲Sには、こいつで補給しよう。進化後はもれなく補給物資の数が増えるぞ。

 ほかに、搭載燃料が少なく常に墜落の危機にある攻撃機Bを介護するという、重要な仕事がある。


 

いらない子


・装甲輸送車

 攻撃も防御も弱く、価格は輸送トラックの2倍。そして、トラックと違って輸送機で運べない(ここ重要)。

 敵のAIがこのユニットが好きなようで、よく生産してくる。的にしてさしあげろ。



・ロケット砲

 弱くはない、けっして弱くはないのだが―― いかんせん価格が・・・

 地道に努力をすれば自走砲Sが使えるようになる「キャンペーン」では、ほとんど使う機会はない。「スタンダード」だと、それなりに使う。



・小型空母

 安物買いの銭失いの体現者。これを買うぐらいなら、がんばって大型空母を買おう。


・補給タンカー

 このゲームでは大規模な海戦がほとんど起こらないので、不要。だいたい、一番補給をしたい潜水艦にはできない。もっと大鯨を見習って、ほらほら。

傭兵フリゲートが味方にいれば、必要になってくると言われている。

が、このフリゲートは対都市ミサイルを4発も積んでおり、4発も撃ち込めば間違いなく勝負は決まっている。




🌙敵AIの残念な行動


GBW3の敵AIの行動には、いくつかの特徴がある。

そのほとんどは、自らに縛りプレイをかけるがごとくの愚策である。


 少しまとめる。



・搭載の使い方が限定的

いくつかある「歩兵」「ミサイル兵」が搭載可能なユニットの中で、敵AIが実際に活用するのは輸送ヘリ、輸送機、輸送船の三種類だけである。

序盤と中盤に、金さえあれば生産する装甲輸送車とバズーカ兵を組み合わせれば、かなり強力になるはずだが、一切使ってこない。

また、輸送トラックに関してはそもそも生産しない。


・首都防衛より建築

敵の工作車は、生産された直後はだいたいにおいて、自軍首都近辺の工場の建築にいそしむ。

たとえ輸送機(ヘリ)で強襲した歩兵がガンガンと首都占領を行なっていても、迎撃はせず自分の仕事を放棄しない(工兵部隊の鑑にして軍人の屑)。


・潜水艦Sも真価を発揮しない

潜水艦Sの価値は、言うまでもなく対都市ミサイルで敵の拠点を廃墟に変えることだが、敵はこのミサイルを使わない。きっと民間人の被害を気にしているのだろう。

このゲームをやり始めた小坊のころ、「うわー潜水艦Sがいるよ早く倒さなきゃやばいよ」と思って、対潜ヘリを増産していた自分が懐かしい。


なお、爆撃機は普通に拠点を爆撃してくるので注意。



・「補給」をしない

このゲームは弾数や燃料が決められていて、当然尽きたら戦えず、飛行機は墜落するのだが、AIはおよそ「補給」コマンドを使用しない。

つまり、ミサイル兵は一発撃ったら、ただの歩兵のままうろうろするにすぎず、輸送ヘリは、歩兵を搭載したまま墜落する。

スタンダードモードのだだっ広いマップだと、ガス欠になった戦闘車両やコンバットバギーが道路に転がることがしばしばある。





また、工作車による「架橋」も、スタンダードの一部のマップ(マーシーリバー)を除いて行なわない。



・攻撃

攻撃については、換言するなら、コンピュータはいつも最悪一歩手前の戦術を取ってくる


FEで言えば、天馬騎士が弓兵に攻撃をしかける選択ばかりを選ぶのだ。


これがFEなら、荒くれ者に囲まれる天馬騎士みたいな同人展開へのインスピレーションになるのだろうが、残念ながらこれは兵器。


戦闘機が対空戦車に立ち向かってくるとかザラで、他にも装甲輸送車が戦車に戦いを挑む、輸送ヘリが戦闘機を迎撃するなんてこともある。


自分の部隊が全滅せず、なおかつ敵のユニットに一点でもダメージを与えられる状況なら、迷わず攻撃を選択することが多い。


そのため、敵ユニットの大半は、こちらの反撃によってその数を減らしていく。



※攻撃追記

例えば対空戦車VS戦闘車両などのように、大ダメージを与えられる場合は、全滅覚悟で攻撃をしてくる場合がある。


攻撃に関していうのなら、AIは一つの部隊に集中攻撃をしかけることが多い。

その対象の多くは、さして重要ではない部隊なので問題ないのだが、自部隊全滅ゼロでクリアを目指す人には鬼門になるかもしれない。

集中攻撃の対象は、防御力の低いユニットが狙われやすい。うっかり飛び出した歩兵や工作車が狙い撃ちされないようにしよう。


※ ※ ※


これらの仕様はみんな、「プレイヤー有利」の仕様なのだろう。また、AIを作りこむ時間がなかったのかもしれない。


当時のゲームボーイのプレイヤー層を考えるのなら、簡単にするのは決して間違っていないが、おかげでこのゲームは戦略シミュレーションとしてはぬるめの設定になっている。




うっかりミス


俺のうっかりミスを参考までにさらす。


・敵のイージス艦(2隻)の存在をすっかり失念して、大型空母を気兼ねなく配置したら、見事に撃沈されたでござる。ちなみに、大切に育てた戦闘機Sと育てている最中の戦闘機Bを搭載していた。


・敵のイージス艦(2隻)が、次の自分ターンでこちらのイージス艦が移動後攻撃できる射程まで近づいてきたので、これ幸いとイージス艦を配置したら、ちょうど飛んできた敵の戦闘機Sにぴったり横づけされて移動できなかった(ちょうど陸地に挟まれた港で、どうしようもなかった)。


当然、自分のイージス艦はフルボッコになって海の藻屑と消えましたとさ。22000円の損失だよ!


・工作車に拠点の建築をさせようと移動させたら、すでに限界まで建築済みで、しかもそのままAボタンを押して移動を完了させてしまったでござる。一ターン無駄になった。




ちょっした小技


・歩兵系ユニットが3部隊以上いる場合の、連続占領

必要なもの:歩兵系ユニット3部隊(うち2部隊は同じ種類でなおかつそれぞれHP5以下)


一言で言うと、一回拠点の占領を実行した歩兵を、「合流」でどかして、すぐに次の歩兵を移動させて占領する小技。


最大で、拠点の耐久度を15まで減らせる。爆撃機と組みわせれば、耐久度マックスの拠点であっても1日で占領可能だ。


もっとも、都合よくHPが減った歩兵が複数いることはめったにないのだが。




・おとりとしての「簡易空港」

必要なもの:資材を必要量持った工作車


敵AIの歩兵系ユニットは、周りに占領可能な拠点がある場合、ほぼ確実に占領を行なう。


この傾向を利用して、自軍の拠点を守る方法がある。


すばり、おとりとして簡易空港を設置する、だ。


うわあ、敵の歩兵が拠点にせまっている、でも近くにはひ弱な工作車しかない、というケースがあったとする。


その場合、その拠点の隣、敵歩兵に近い側に、簡易空港を設置するのだ。


すると、敵さんは機械的に、占領しても一銭の足しにもならない簡易空港に向かうから、自分の収入のある拠点は守られるって手はずだ。


もっとも、キャンペーンだと、味方拠点に敵歩兵が来寇するなんて機会めったにないが。



・輸送機に4部隊、輸送艦に6部隊搭載する方法

必要なもの:歩兵の搭載能力がある陸上ユニット(輸送トラック、装甲輸送車、歩兵戦闘車)を2部隊~3部隊。及びそれと同数の歩兵系部隊)


よく知られた手法。


普通、輸送機には2部隊、輸送艦には3部隊しか積めないが、とある方法を使えば4部隊、6部隊積める。


それは、歩兵系ユニットを搭載した車両を、輸送機(艦)に搭載することだ。


すなわち、輸送機なら輸送トラック、輸送艦なら装甲輸送車および歩兵戦闘車、それぞれ歩兵を搭載したままさらに搭載すれば、晴れて倍の部隊が運べるというわけだ。


特にミサイル兵搭載の輸送トラック×2を搭載した輸送機は、敵首都ダイレクトアタックによる速攻勝利のお供だ。




分析:敵の降伏条件は?


キャンペーンで、敵AIが降伏をすることがある。


この降伏の条件(降伏点と呼ぶことにする)を割り出そうとしているのだが、これといった条件が見当たらない。


確実に言えるのは、人間が見たら明らかに「詰んでいる」時点でも、AIは可能な限り抗戦すること。


そして、降伏の条件として、資材の低下がある、ということだ。


部隊数の優劣に関しては、絶対条件ではない、といえる。


たとえ50部隊vs1部隊だろうと、こちらが攻撃機と戦闘機を合計8機ほどはべらせて、次の日には敵部隊を確実に地上から一掃できる状況でも、AIは継戦を選択する。


だが、爆撃機などで工場がやられ、毎日の資材の獲得数が低下すると、その時点でいくばくかの戦力が残っていても、降伏をする。


首都の耐久度も、降伏の絶対要件ではない。


歩兵で耐久度を減らされ、次の日には首都が陥落する(そして、その歩兵を全滅させるほどの戦力もない)状態でも、AIは継戦を選択することが多い。


ただし、まれに降伏することもあるが。




・結局降伏点は、「収入」「資材」「展開部隊」の値段の差が決め手か


ゲームボーイウォーズ3をやっていればすぐに、勝利への近道が爆撃による敵拠点の荒廃であることに気づく。


そして、爆撃する地点を選ぶとき、相手の入手資金と入手資材を見比べ、不足しているほうを産する施設を狙うはずだ。


敵AIはよく資材が不足するので、工場がひんぱんに爆撃目標となる。


工場が壊滅したターンに降伏することが多いので、私見では資材入手量のプレイヤーとの差が、降伏の一番の条件だと思われる。


これは、例えば最初のマップであるティラジ半島で、こちらの資材入手量が建築によって増したターンに降伏する。


AIの降伏への思考は、こうゆう順番だと思う。


入手資材量>入手資金量>展開している部隊の値段


これらが内部データとして数値化されていて、例えば、


「プレイヤーとの入手資材の差が○○であり、なおかつ展開している部隊の値段の差が○○ならば、降伏せよ」


というプログラミングがなされていると思う。



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