2020年10月16日金曜日

悪魔に魂を売りたい! 『ゲームボーイウォーズ3』亡き「傭兵」を使ってみた――傭兵召喚編

 


むかしむかし、ハドソンというゲーム会社があった。


代表作は『ボンバーマン』に『桃太郎電鉄』。今でもシリーズは生き残っているな。


そんなハドソンが送り出したゲームボーイソフトが、


『ゲームボーイウォーズ3』


だった。


ゲームボーイながらも鬼畜な難易度で多くの子どもたちを屠った『ゲームボーイウォーズ』の3作目で、筆者が最も遊んだゲームボーイのソフトの一つでもある。


さて、子ども向けではないことを反省したのか、「3」ではあるお助け要素があった。


「傭兵」だ。





マップにある「ツウシントウ」を占拠し――


ゲームボーイ本体を、「モバイルアダプタGB」をつかって携帯電話に有線接続する。


それでメニューから「通信」を選択すると専用のホームページにつながるから、そこで10円払えば、強力なユニットが助っ人としてやってくるってわけだ。


ところが、俺はこの強力たちを、ついぞ使う機会がなかった。



・「モバイルアダプタGB」をもっていない。

・お金を振り込める銀行口座を持っていない。

・そもそも振り込みのやり方がわからない



時は2001年。携帯電話が、電話とメールさえできれば良かった時代。


そんな時代の小学生に、「傭兵」はあまりにも難易度が高かった・・・




あれから20年。


今の自分は銀行口座を三つも持っているし、もちろん日々振り込んだり振り込まれたり(圧倒的に前者が多いが)している。


モバイルアダプタGBを、買えるぐらいの余裕はある。




失っていたソフトも買い戻した。


「よーし、むかし遊んだゲームで、いっぱい無双するぞぉ」



ハドソンがつぶれてるぅ。



それどころか、モバイルアダプタGBのネットサービスすら、終わっている。


当然、「傭兵」もいない。


「俺はもう、『特殊歩兵』で海を泳いで強襲できないのか? 『傭兵戦車』で敵をバッタとバッタと薙ぎ払えないのか? 『傭兵フリゲート』で都市破壊プレイが不可なのか?」




そんなことを思いながら、さまよっていたネットの海。



とんでもない情報を見つけた。



「傭兵呼べるよ!」

「悪魔に魂を売れば」



「悪魔に魂を売れるか、だと・・・?」


逡巡は、ない。


「できらぁ!」


悪魔に魂を売りたい! 『ゲームボーイウォーズ3』亡き傭兵を使ってみた




傭兵を呼ぶ「裏技」は、とあるサイトを参考にした。


いちおうリンクフリーと明記してはあったんだけど、あまり人(特に初心者)をサイトに誘導してほしくはないそうなので、リンクははらないでおく。


ただ、「ゲームボーイウォーズ 攻略」で検索して上の方にヒットする、一番情報が豊富なホームページが、それであるとは言っておく。


(特に『ゲームボーイウォーズアドバンス1+2』の情報量がすげえ。すごいisすごい)


裏技を掲載してくれたことへの謝辞をこの場で述べておく。


だからここでは、ざっくりとしたやり方しか説明しない。


通信塔を占領する。

セレクトボタンを押し、ユニット解説のページを開く

セレクトボタンを押したままの状態でBボタン。ユニット解説のページを閉じる。

メニュー画面から「通信」コマンドを選択

して、欲しい傭兵部隊を選択。

通信アニメーションが始まったらセレクトボタンから指を離す。

エラーメッセージが表示されるけど、気にせずBボタンを押してマップ画面へと戻る。

何故か配置カーソルが表示されているので、呼んだ傭兵の地形適正のある好きな場所に配置しよう。


▲成功!



・・・・・・


・・・小さいころ俺は、傭兵がハドソンの本社からやってくると思ってた。


このバグで呼べるってことは、すでにソフトの中に傭兵がデータで入っているってことだよな?!


モバイルアダプタGBとはなんだったのか、うごご。


さて。


今回傭兵を投入するのは、キャンペーンモードの「エンディングマップ」である――


「プランB」そして「プランA」だ。


あらかじめものすごい数の敵が配置されており、つまり試し切りにはもってこいってわけだ。


それに何でも、プランAには隠された真エンドがあるとのこと。


昔見れなかった真エンドを見ること。


これが、今回の「過去の未完を果たす」だ。




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