2016年7月28日木曜日

安いデッキを作るーーヴァイスシュヴァルツ編 その2

●ストレージのみ艦娘デッキの動かし方
 
・序盤
 だいたいのデッキは、序盤は山札から欲しいカードをサーチしたりして手札の充実を図るのだが、このデッキではそんなことはしない。
 
 ひたすら殴り続ける。それだけだ。
 
 ヴァイスシュバルツがおもしろいのは、例えキャラクターどうしの攻撃力の比べあいに敗北しても、相手プレイヤーにはダメージが通るところだ。
 
 後攻1ターン目の場。奥のシロはアグレッサー役
 
 戦闘に負けてもいいので、どんどん攻撃しよう。負けたカードは控え室に送られて場からいなくなってしまうが、ヴァイスシュバルツは望めば毎ターン3枚ドローできる(通常のドローと、クロックに一枚カードを置くことでできる2ドロー)。
 
 つまり兵士の補充が容易と言うことだ。中国軍式の人海戦術で押そう。
 
・序盤2
 相手も攻撃してくるので、こちらのレベルも上がる。
 ドラム缶は自分のレベルが1になったら使えるカードなので、そうなったらこのカードの出番だ。

 サーチするカードは戦況にもよるが、自分のレベルが1なら1で登場させられるカードを、レベル2なら2で登場させられるカードをチョイスする。
 
 手札に春雨があるのなら、彼女を登場させ、使用済みドラム缶をまた手札に持ってくる。
 
 相手への攻撃は絶対やめないこと。よほど特別の理由がない限り、毎ターン「アタックフェイズ」を行なう。これはこのデッキだけでなく、ヴァイスシュバルツの鉄則でもある。
 
・中盤
 相手への攻撃を続ける。常に自分の場に多くのアタッカーを出し、攻撃回数を多く保つ。

 勝負が順調なら、相手のレベルがこちらよりも高くなり、レベルが3でないと出せない強力なキャラクターが出てきているはず。このデッキでは高攻撃力のアタッカーをどうにかするのは大変むずかしいのだが、男に後退の2文字はない。
 
 勝負に負けても相手へのダメージは通るのだ。
 
・終盤
 こちらもレベル3になっていることだろう。しかしやることはかわらない。是が非でも場のキャラクターを維持して殴り続ける。

 ヴァイスシュバルツでは、キャラクターが攻撃するたびに、カードの「コスト」をはらうための「ストック」がたまるのだが、それまで攻撃をやめないでいるのならストックは順調にたまっているはず。

 そのストックを惜しげなく使って、負けて控え室に送られるはずのキャラを復活させる。復活に使うストック3枚は「重い」かもしれないが、どうせこのデッキは他にストックを消費するギミックをほとんど積んでいないのだ。出し惜しみはしないが吉。
 そしてそのまま押し切って勝利する。

 相手はヴァイスシュバルツの主流を離れた、軽歩兵の突撃主義的な速攻デッキに、歯噛みすることだろう。
 
●実際に戦ってみた
 
 勝率は、はっきり言おう。高くない。
 
 1勝3敗である。
 序盤、こちらの猛攻に相手は不意をつかれ、接戦にはなるのだが、結局競り負けるという試合が多い。
 遊べないデッキではないが、やはり勝つのはむずかしい。

 デッキレシピをのせておく(左横の色はカードの色ね)。


・レベル0キャラ(18枚)
 暁型駆逐艦1番艦 暁 3 クライマックスとシナジーあるアタッカー
 白露型駆逐艦1番艦 白露 3 デメリットありの高攻撃力アタッカー
 綾波型駆逐艦7番艦 朧 2 バニラアタッカー
 白露型駆逐艦10番艦 涼風 1 バニラアタッカー
 朝潮型駆逐艦4番艦 荒潮 2 デッキトップちら見
  朝潮型駆逐艦9番艦 霰 1 ドローソース兼他の攻撃力UP
 しっかり者 雷 1 サーチ
 ドジッ娘 電 1 サーチ
 白露型駆逐艦5番艦 春雨 3 ドラム缶回収兼他の攻撃力UP
 ネームシップの意地 白露改 1 デッキ圧縮兼ドローソース
 
・レベル1キャラ(9枚)
 古鷹型1番艦 古鷹 1 他の攻撃力UP
 古鷹型2番艦 加古 3 バニラアタッカー
 川内型軽巡2番艦 神通 1 他の攻撃力UP
 白露型駆逐艦4番艦 夕立改2 1 コスト払う高攻撃力アタッカー
 最上型重巡3番艦 鈴谷 1 艦娘サーチ
 新造工作艦 明石改 2 クライマックスとシナジーある攻撃力UP
 
・レベル2キャラ(7枚)
 高雄型重巡4番艦 鳥海 1 バニラアタッカー
 自信満々 摩耶 1 条件ありの高攻撃力アタッカー
 千歳型軽空母1番艦 千歳航改二 1 他の攻撃力UP
 最上型航空巡洋艦4番艦 熊野改 2 高コスト高攻撃力アタッカー
 最上型航空巡洋艦3番艦 鈴谷改 1 条件ありの高攻撃力アタッカー
 蒼龍型正規空母 蒼龍 1 他の攻撃力UP
 
・レベル3キャラ(3枚)
 長門型戦艦1番艦 長門 1 クロック回復
 長門型戦艦2番艦 陸奥改 1 クロック回復
 赤城型正規空母 赤城 1 ドローソース兼デッキ圧縮
 
・イベントカード(5枚)
 ドラム缶(輸送用) 4 サーチ兼デッキ圧縮
 給糧艦 間宮1サーチ兼他の攻撃力UP
 
・クライマックスカード(8枚)
 暁の出番ね、見てなさい! 4 ソウル+2
 どの艦から修理します? 4 ソウル+2


・・・ふう、船の名前の打ち込みめんどうくさかった。。。
 
 なんか、最初に提示したデッキ作成費とこの表の値段が微妙にあってなくて「ふしぎ ふしぎ」。なに、気にする事はない。ささいな事だ。
 
注意1)このデッキはブースター「欧州からの増派艦隊」発売前に編成されたものです。よって、そのブースターのカードは一切入っておりません。
注意2)そのブースターに「春雨改」というドラム缶と相性のいいカードが入っていたためか、現在、ドラム缶の値段が上がっております。ストレージではまず見つかりません。
 よって、ショーケースにて200円未満で見つけたらさっさと買ってしまいましょう。
 
※ ※ ※
 
●このデッキで「わたしたち、強くなりたい!」するには?
 
 うん・・・ まあ・・・ とりあえずデッキの90パーセントをこうかゲフンゲフン。
 
 とりあえずバニラアタッカーをはずすのがいいだろう。員数あわせの意味合いが強いし。
 
 ヴァイスシュバルツは自分のレベルと使えるカードのレベルが等しいのだが(つまり自分がレベル1にならないとレベル1のカードが使えない)、最近の主流はいかに自分のレベルを1にあげてカードを展開するかにかかっている。
 
 ようは下級戦士による殴り合いはそれほど重要ではない。
 
 入れるとすれば、サーチカード、ドローソースとなるカードだろう。
 このデッキで一番値段の高い白露改は「集中」という起動効果を持った典型的なデッキ圧縮兼ドローソースで、こいつをもっと入れてもいい。
 
 あと、カードゲーム全体に言えることなのだが、自分の好きなカードで戦うこと。
 モチベが全然違うし、プレイミスが驚くほど減る。
 遊戯王で、古いテーマである旋風BFやインフェルノイドがいまだに強さを保っているのは、熱心な上級者がいるからだ。
 
 ただ、大変遺憾なことに、自分の好きな艦=強い効果を持った艦ではないので、注意が必要だ。


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