2017年2月3日金曜日

ノルン戦――前置き


・・・・・・おや!? クルールの 様子が・・・・・・!
 

 てけててん、てんてん、てんてん・・・
 
 
 おめでとう! クルールはノルンに進化したようだ!
 
・・・うん、まあ、あれだ、冗談はさておき・・・
 
 ノルンはクルールに変身して、ずっと二人を見守っていたわけだ。
 
 このクルールは、ゲームが始まってすぐにディオが裏山で拾ってきたもので、「くるーる くるーる」と鳴き、ディオとメルの「せいかく」に合わせて変身し、技名も「ピカリアタック」とか「おちるクリスタル」とかだ。
 
 時空の試練を受けるときに、すずが気にかけたりと、一応伏線はあったものの、子ども向けのゲームゆえにマスコット的な役割をした戦闘の員数あわせだろうと、幼い私は思っていた。
 
 
 ノルンは二人を見守ることで、前世が罪を犯したディオとメルを、そして人間そのものを見極めようとしていたのだった。
 
 
 もう一人の自分を受け入れたディオとメルを試すべく、最後の試練を下すノルン。
 
 それは現在でもテイルズ史上屈指の強さと言われるラスボスとの、TPとTPがぶつかり合う持久戦であった・・・

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