2017年2月22日水曜日

「四月馬鹿達の宴」おおざっぱなまとめ

 一人暮らしをして(していなくても)、少し時間ができたのなら、長編フリーゲームをやってみるのもいいかもしれない。
 
 
「四月馬鹿達の宴」は、西高科学部さんが製作したフリーゲームで、PC用ソフト「RPGツクール2000」で作られている。ツクール2000製のRPGの中では最高傑作との声もある。
 
 さておおざっぱなまとめと書いたけれど、このゲームのシナリオはあえて多くを語らないことでプレイヤーの想像にゆだねている部分があるので、自分もそういう感じにしたい。印象的な場面をアップするので、それぞれで受け止めて欲しい。
 
 なお、ゲームの背景、モンスターグラフィック、歩行グラフィックは、ほぼ西高科学部さんの独自制作だ。
 
 ※ ※ ※
 
 世界の壁に阻まれた主人公(あなた)を助けるべく・・・
 

 テツローたちの旅がはじまる
 

 
 サムライのイツキ、
 
 マホウ使いのマナみと共に、
 
 黄泉の国から、
 

 月を巡る攻防に
 
 


 暗躍する灰色の男たち
 

 復活する忘却王
 
 

 世界壁の鍵穴を突破し・・・
 

 月を横目に…
 
 あなたと合流する。
 
 
 独自システムによる戦闘画面に
 

 特徴的なフィールド画面
 

 名にセンスがあるアイテムの数々
 
 
 
 
 哀愁を感じる対立者たち
 
 
 見せ場
 

 そしてラストへ・・・
 
 ※ ※ ※
 
 ラストに至るまでのシナリオは長く、戦闘は厳しい。
 
 特に戦闘。基本は3つの属性による三すくみの関係を利用した、弱点の突きあいなんだけど、MP管理、固有アイテム、キャラの隊列の順番、実は三すくみじゃない属性など、もりだくさん。
 
 敵によっては130,000近いダメージを与えてくる。なんだよ、ツクール製RPGで13万って(ツクールの仕様では9999まで)。
 
 ただその分、試行錯誤のやり甲斐がある。特にドラクエ風の戦闘で難易度の高いものを求めている人には、うってつけと言える。「ゲームオーバー」も、ほとんどない。
 
 
 
 シナリオはいわゆる「フリーシナリオ」で、あちこちうろついてサブイベントをこなせる余地がある。というより、サブイベントの積みあわせで物語ができている側面がある。油断していると、本編を見失いそうになる。
 
 イベントはどれも「滋味がある」と言えばいいか。セリフ回しが非常に独特で、強いて言うなら「MOTHE」シリーズに近い。とにかく印象に残る。
 
 しかもその印象の残り方がいい残り方で、あっと驚かせて頭の中に割り込んできたりとか、そうゆうのはほぼない。少したてば忘れてしまうけど、何かのきっかけでふと思い出して考えさせられる。そんな感じだ。

 個人的に少し残念なのは、セリフの多くをキャラの個性を出すのに割いてしまったため、物語の説明に不十分な面があるといったところか。もちろん、変な説明口調のセリフが多いより遥かに良いが。
 
 BGMは、ネットの海に無数にあるフリー素材から厳選して採用されている。
 
「四月馬鹿達の宴」。興味があるなら、
ダウンロードしてみるといい。「ベクター」などのフリゲ専用サイトから、ダウンロードできる。

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