人々の印象に残る、というのは、個人に思わぬ効果を生むことがある。
このエクスデスの何気ない発言が、多くの人の心を捕らえ、ネットで広まり、ついに「カメェェェッー!」の個別記事が組まれるまでになった。そしてエクスデスは「人間味がある」という説まで流布するにいたり、そもそも「カメェェェー!」のセリフを覚えていない筆者を驚かせたりするのだ。
とゆうわけで、やってきました第3世界!
ここにくるの、じつはなかなか楽しみであった。
ここのフィールド曲がかなり、というかFF全シリーズのフィールド曲の中で、一番好きだったりする。
BGMを聞くためにコントローラーを放置したなんて、他には「クロトリ」の中世のテーマと「天地創造」のライトフィールドの曲ぐらいなものだ。
せっかくだから、「V」で印象に残り、20年たったのちでも覚えていた曲をあげていこうかな。
・ビックブリッジの死闘
筆者が人生で二番目に「おお」と思ったゲームの曲(一番はロマサガ2のラスボス戦)。ネットの情報によると、植松さん自身はこの曲にそれほど思い入れがないらしい。「アルペジオ(和音を低いものから高いものへ順に弾いていく技法)が連続するだけの曲がなんで人気あるのかがわからない」。
今、曲を聞いてみると、彼の言いたいこともわからないでもない。それでも、この曲は自分にとっての思い出である。
・銀嶺を行く
北の山および飛竜の山で流れる曲。筆者はごくまれにきまぐれで山登りに行くのだが、その時、脳内再生するぐらいずっと覚えている曲。ただし再生しすぎるとテンポのよさにつられ呼吸が乱れて後悔。
同じく山を歩くときに流すなら、FFⅣの山の曲とかのほうがいいかもしれない。ただしこれは四天王のバックアタック及び白くなってレベルが1になるトラウマも再生される。
・未知なる大地
第2世界のフィールド曲。FFシリーズのフィールドの曲はみんないいのだが、「V」に関して言えば、情景にあっていると思う。
第1世界=まだ冒険に余裕がある。明るく勇ましい感じの曲
第2世界=異世界転移し、フィールドの山のグラなんかも変わっている。遥か遠くまで歩くさまを、ずっと眺めている感じ。
第3世界=いくつかの町が次元のはざまに落っことされ、世界にぽっかり穴が開いている。時の流れによる喪失感を感じさせる曲。
・マンボDEチョコボ
実はこの曲、誇張抜きで筆者が人生で一番聞いているBGMである。なぜなら、高校生のときにこの曲を携帯の目覚ましにセットして以来、十数年間ずっと代えていないからだ。
手持ちの携帯電話の機能が充実し、曜日ごとに曲を設定することができるようになると、土、日は「遊戯王の城之内のテーマ(「友情のデュエル」)」に代わったけど、平日はこの黒チョコボのテーマのままである。
さて、相棒のチョコボがリア充であることが判明し――
第3世界にきて間もなく、個人的に一番のトラウマイベントがやってくる。
メリジェーヌさん、である。
小学生の頃、筆者はこのモンスターがめちゃくちゃ怖かった。どのぐらいかというと、オメガの横を通過するぐらい、嫌なイベントであった。
グラフィックは不気味だし、なんか攻撃は効かないし、「ゆうわく」ばかり使ってくる。
こっちはパーティメンバーが三人しかいないのに、手心を加える気がまったく感じられないのも恐怖の理由だ。
そう。
小学生の筆者は、このメリジェーヌのおかげで、冒険が一時頓挫した。
最近、このメリジェーヌを萌え絵をピクシブで見つけて薄ら寒さを感じたぐらい、嫌悪の対象であった。
結局、凝った戦術をすることなくごりおしで倒したけど、今だにこのメリジェーヌの「バリアチェンジ」の法則が、よくわからない。
ここからFFVは、フリーシナリオの要素がはいってくる。
石版を集めて伝説の武器をもらってもいいし、そのまま「次元のはざま」に突入してもよい。
もちろん小学生のときのプレイでは、順当に石版を集めたので、今回もそれに倣う。
いちおう、今回こなした順番を列記しておこうか。
シルドラゲット
フェニックスゲット
バハムートゲット
二つの塔をこなす
魔法のランプゲット
チョコボにのって世界一周
リヴァイアサンゲット
ここでも小噺を少々。
シルドラゲット
昔シルドラをゲットして使ったとき、バハムートに比べてダメージ量が少ないからいまいちだな、と思ったものだ。今は消費MPのわりにダメージが通るコスパのよい子として、シルドラばかり使っています。
いや、ほんと、にんじゅつを「なげる」と組み合わせて使うと、ザコ敵戦がむちゃくちゃラクなんだわ。
フェニックスゲット
フェニックスの塔に出てくるモンスターで、有名なマジックポットってのがいる。「エリクサー ちょうだい」とのたまうふざけた野郎だ。
幼い私は当然断固拒否し、制裁を加えようと攻撃をしたが、あらゆる攻撃が0ダメージという、どのぐらい防御力があるか漠然とさえ判断できないバカ硬さのため、結局逃げていた。
今はもちろん、素直にエリクサーを渡すことで「100ABP」をもらっている。破壊? なにそれそんなことできるの?
幼い私は当然断固拒否し、制裁を加えようと攻撃をしたが、あらゆる攻撃が0ダメージという、どのぐらい防御力があるか漠然とさえ判断できないバカ硬さのため、結局逃げていた。
今はもちろん、素直にエリクサーを渡すことで「100ABP」をもらっている。破壊? なにそれそんなことできるの?
バハムートゲット
バハムート戦、あの時はすっごい強くて苦労した覚えがあった。ほら、メガフレアとか鬼畜じゃん。今はそのメガフレアをリフレクで跳ね返せることを知っているので、3ターンで終わりましたとさ。
二つの塔をこなす
二つの塔って、あのホーリーとフレアが手に入る塔のことだ。ここもきつかった記憶がある。とくに物理組のほうは、回復魔法が使えないから・・・
ところが、今回鬼門だったのは、むしろ魔法組のほうだ。
MPを節約しようと、「かとんのじゅつ」を投げたら、にんじゅつは物理攻撃扱いらしく、メテオの逆襲を受けて瞬殺された。
で、あいかわらず物理オンリー組のほうも、ザコ敵はともかくとしてボス戦ではエリクサーを使う羽目になった(もったいない)。
まったく、二つの塔で苦労も二倍・・・ってゴメンなんでもない。
たとえ抜群の知名度を誇っているにしても、未プレイの作品をおちょくるのは、ひかえなければならないだろう。
そういえば、この二つの塔、なんでパーティが分かれたにもかかわらず消費アイテムは共通なんだ? 幼き頃の疑問は、今では「システムがそうだから」とわかってはいるものの、完全に腑に落ちたわけではない。
リヴァイアサンゲット
リヴァイアサンよりトンベリの方が怖い定期。
そんなこんなで石板と召喚獣を集めたら、いよいよラストダンジョンに突入だ。
次元のはざま。ここにネオエクスデスがいる。
だがその前に、倒さなければならない敵がいる。
ある意味ラスボスより有名な、恐怖の鬼畜兵器だ。
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