2018年1月20日土曜日

ネオエクスデスを求めて 20年ぶりのFFV その2




 今回プレイしているFFV、スーファミ版の移植と言っても、多少変わっているところはある。
 


 
 例えばBGMなんかは、音源の違いもあって微妙に違うし、あと、演出も少し変わった部分がある。
 
 戦闘に入るとき、ヴィータ配信版では「ぷしゃー」の音とともに主人公のグラを中心に渦を巻いてぼやけるような演出だ。FFⅦとかと似ているな。

 本来は「びゅーびゅー」の音とともにモザイクがかかったようになってから、戦闘画面に移行するのだ。
 
 個人的には「びゅーびゅー」のほうが、モンスターと不意に遭遇した感じがあって好きだったりする。
 
 そう。FFVを名作たらしめているのは、ジョブによる戦闘システム、つまりモンスターとのバトルだ。
 
 20年たっても「こんなやついた!」と脳裏に焼きついているトラウマモンスターを、紹介していきたい。

 

・ズー




このズーが、幼い私はかなり怖かった。ほら、写りの悪い画像でも、恐怖をかもし出したグラが伝わってくるでしょ?
 
 今となっては「ちょっとHPが高いザコ敵」だが。
 

・ガルキマセラ

ファンにはもはや説明不要の初見殺し。なんの変哲もない地下水道で、普通のモンスターと同じように現れて、普通じゃない攻撃力守備力でプレイヤーをほふっていくトラウマ製造機。
 
 今回のプレイで、ガルキマセラの存在を重々承知していたにもかかわらず、ちょっとミスリルソードが欲しくて入った地下水道の四歩目にてバックアタックで遭遇し、危うく殺されかけた。
 

・どくろイーター

 撲殺天使どくろちゃん
 

どくろイーターは、筆者の成長のしみじみと感じさせてくれる。
 かつて、倒し方がよくわからず、苦労して倒したと思えばギルも経験値ももらえない。
「なんだよ、5ABP(アビリティポイント)しかもらえないじゃん」と思ったものだ。
 まさに赤面ものである。
 そう、かつての私は「クリティカル」で1000代のダメージをプレゼントしてくるどくろイーターがにくらしかった。彼から逃げていた。
 
 だが今は違う。
 
 20年のときをえて、私は「どくろイーターイーター」になったのだ!
 
→どくろイータイーターの基本方針:
全員ナイト、コマンド「まもる」のみ、で、ひたすら相手が「とうそう」するのを待つ。
 
「すごい、第一世界のこの段階で、5ABPももらえるなんて! ごっつぁんです!」

 

・アトモス


 
「ひきずりこまれる」というのには、原初的な恐怖があると思う。
 このアトモスは、「バリアを張るタワー」という近代設備に似つかわしくないよくわからんモンスターで、しかも攻撃パターンが「コメットでこんがり焼いてひきずりこむ」ときている。

 むろん、ひきずりこまれたキャラは、そのままどっかに飛ばされて、その戦闘中は帰ってこない。

 小学生に、死んだキャラはそのまま放置して、ひきずりこむのに夢中になっている隙に殴るなんて発想、無理だぉ・・・
 
 
 
 バリアの塔で、思うところがあった。FFⅤのシナリオについて、少し語りたいと思う。興味ない人は「閑話休題」まで飛ばせ。
 
 このバリアの塔のイベントもそうなのだけど、FFVは、登場人物が出てきた→次のイベントではさっそく死んでしまう、が非常に多い。
 
 明らかに死によって物語を盛り上げようとしている部分があり、個人的にはいただけない。

 死が、演出として成功しているのならまだ納得がいくのだが、ぽっと出てきてぽっと逝ってしまうため感情移入が出来ない上、エクスデスの卑劣さゆえ斃れた、とかも(一部を除いて)乏しいため、敵を倒すという盛り上がりにも欠く。

 特に、シルドラやレナの飛竜まで殺す必要があったか? という疑問は残る(その後転生した彼らが召喚獣として大活躍しているのは置いておくとして)。

 前の記事で、「ドラクエ派」「FF派」の話をしたが、「V」のシナリオに関しては、ドラクエのほうが圧倒的に優れていると思う。

 ただ、FFVの戦闘システムのまま、シナリオまでがっつり組まれるとなると、システムの穴を突いて縛りプレイを極める変態超人さんたちは、大変かもしれないが・・・

閑話休題。


 そうそう。変態たちで思い出したけど、FFVには縛りプレイヤー御用たちのモンスターがいっぱいいる。そのうちの一匹がコイツだ。
 
  画像が汚くてもうしわけない


 わたしゃこのギルガメというやつを、あるていど年数がたってから知った。普通にプレイするのなら、知らずにすぎるという例だな。
 
 さきほど、シナリオ、システムはほとんど覚えていないと言ったが、実は動画サイトの「低レベルで強敵を倒す」的なのが好物な事もあって、ギルガメとオメガはちょくちょく見たことがあったのだ。


 
 で、鉄板の「ナイトまもる+ブリザガ連発」で倒すことが出来ましたとさ。
 

 ふふふ、これぞまさにリアル俺TUEEEEEE系!!


 実際は一戦目に、フェニックスの尾を生きているバッツにまちがって使って、それが元で全滅したけど、まあ、結果オーライだ。
 
 それで、ギルガメを倒したら、もう第2世界に思い残すことない。
 
 例のあのイベントに進む。
 
 
 


 初めてのプレイのとき、私はこのガラフVSエクスデス戦で、惜しげもなくエリクサーやハイポーションを使った。フェニックスの尾も、自分で自分にかけた。
 
 
 今はもちろん、全てが無駄だとわかっている。が、それでもエリクサーを使った。ハイポーションも使ったし、フェニックスの尾も使った。これは、そうゆうイベントだと思う。
 
 
 
 さて、この戦闘が終わり、エクスデス城への怒りのカチコミもむなしく、エクスデスの目標であった「世界の統一」が果たされる。
 
 物語は1+2、つまり第3世界へと移行するわけだ。
 
(次の記事ココから)


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