2021年2月2日火曜日

20年ぶりに越えた壁『グランディア』旅のまとめと感想(後編)

 

このゲームをやったことない人のため、キャラクター紹介をしておこう。

 


・ジャスティン

主人公。冒険にあこがれる少年。

勇敢に進み、人々を助け、時に悩む、主人公らしい主人公。

剣や斧を装備する近接タイプ。攻撃回数を増やすアクセサリーをつけるとザコ敵掃除係に変貌する。

寝るときも帽子をかぶっているので、たぶん将来ハゲる。

 

・スー

ジャスティンの幼なじみ。8歳の世話焼き女房。

時に無茶をするが、基本的にはいい子。ジャスティンとは冒険という目的で、強く結びついている。

だから、途中の別れのイベントは、『グランディア』屈指の名場面となっている。

頭にリボンと誤認される謎の生物を連れている。このプーイは、敵に肉球でキックしたりポンポンをふって味方を応援したりして活躍する。

 

・フィーナ

先輩冒険者。嫁。

初期に加入し、最後までジャスティンと共に歩む。船上デートしたり、ラスボスを倒す重要なキーパーソンだったりと、しっかりヒロインしている。

武器はムチ。属性が適切だと「え?」というようなダメージが出る。ついでにいうと、主人公より若干HPが高くなりやすい。

立ち絵を見るとけっこう露出の多い服をしている。藪漕ぎとかしたら傷だらけになりそう

 

・ガドイン

世界の果てを越えた先にいる「第一村人」。主人公に負けイベントを強いる唯一無二の男。

重戦士タイプ。その巨躯から繰り出される剣技は敵に大ダメージを与え、そしてしばしば味方と味方の間に引っかかって先に進めなくなる

ジャスティンに「竜陣剣」を教えてくれる。この技は敵を一掃し、そしてプレイヤーの目にも弱冠のダメージを与える。うお、まぶし。

好物は飛竜のシチュー。ただ、ゲーム中では生体を見かけないので、彼に狩られて絶滅寸前なのかもしれない。

 

・ラップ

犬夜叉(中の人ネタ)。口は悪いがいいやつポジ。

犬夜叉と同じく、お世辞でも上品な口ぶりとは言えない。戦闘中に罵詈雑言で俺を笑わせにかからないでください。

武器は短刀、そして手裏剣。奥にいる敵にも手が届く。

なお同名の家畜がおり、作中では乳搾りなどされている。

 

・ミルダ

パワータイプの女戦士。戦車を破壊する既婚者。

ミルダ乱舞で笑うぐらいのダメージを出す。でも燃費は最悪。

ついでに、魔法もまったく覚えない。相手に物理攻撃態勢があると困ったことになる。

ちなみにダンナは牛。

 

・ギド

うさ耳を持つ部族の長老。でも10代ぐらいに見える。

ジャスティンのよきアドバイザー。寝床も貸してくれる(ただし金はとる)。

武器は弓。デフォルトで3回連続攻撃ができる。弓に関してはスーのほぼ上位互換だが、魔法は全く使えない。

敵から「ヨミのふっかつやく」を盗み出すのが、最大の仕事か。

 

・リエーテ

いにしえの巫女。ジャスティンの冒険のきっかけとなった。

序盤に登場するものの、パーティ加入は終盤。

完璧な魔術士タイプ。各魔法レベルも高い。ゲームの仕様上存在意義の薄い補助魔法のレベルも高いから、どこかで練習したのだろう。

実は、物理技である「あかのしょうげき」も侮れない威力を持っている。ウソだと思うなら、ボス戦で使ってみ。

 

※ ※ ※

 


さて、壁を越えた俺氏。

正確には、ロックマンで頭をつかんでくるプロペラ付きアームみたいな機械につかまれて落とされたのだが。

 

ここからは未知の領域だ。

 

とはいっても、『グランディア』は有名作品。調べなくとも目につく情報も多い。

 

ラスボスが「ガイア」という、地上の生命を食らう生命体である情報はすでに得ている。

 

ここからは再びダイジェスト。

 

 

★旅のまとめ(後半部)

 

主人公たちはエンシュール文明の謎を追って、伝説の地アレントを目指す。

 

 

 


村を救ったり邪竜を倒したりしながら、さらに奥地へと進む。

 

精霊の加護を受け、

 

軍隊と対立し、

 

エンシュールの謎に迫る

 

仲間との別れ・・・

 

男と男の決闘をえて、

 

さらに東へ

 


明るみになる計画

 

念願のアレントに到達するも――

 

ガイアが復活する。

 

復活したガイアを倒すべく、ジャスティンたちはその体内へとおもむくのだった・・・

 

 

★感想

■シナリオ

一言でいえば「王道」。もちろん良い意味でだ。

故郷からの旅立ち、ピンチに次ぐピンチ、仲間との別れ、世界の危機の認知とラスボスの打倒、そして伴侶を得て帰郷する。

見せどころを丁寧に突いて、活劇にまとめている。ジブリアニメに通じるものがあるし、おそらく影響を受けている。

少し前から「王道」にマイナスイメージがついてしまって、ヘンにひねった作品が増えているみたいだが、「こういうのでいいのでいいんだよ」。

早足に過ぎる部分があるものの、これは容量の関係だろう。

『グランディア』が発売された当時は、ソフトはCD-ROMで販売されており、容量に限りがあった。

 

 

■攻略難易度

難易度はほど良い。

道中のダンジョンは細かいギミックがたくさんあるものの、頭を使う系はほとんどない。

敵も、アイテムと装備をそれなりに準備して、見かけた道中のモンスターを狩る程度のレベル上げを怠らなければ、ほとんどは何とかなる。

魔法は、さほど育てなくても問題ない。ただし「竜陣剣」は強いので、ジャスティンに炎と土魔法は覚えさせる。

手数の多さがものをいうゲームなので、素早さが上がる装備を優先する。適切な装備と特技があれば、ボスであっても完封できる。

概して戦闘は、いまのハクスラに通じるような、サクサク具合となっている。

 

 

BGM

戦闘曲はみんな良い。You tubeの検索窓の予測変換でも、「グランディア bgm 戦闘」と出る。

中盤、通常戦闘の曲がかわったとき「お」となった。この曲が一番のお気に入り。

曲の出だし数秒後に、一拍ほど無音になる瞬間があるのだが、そのタイミングでちょうどキャラの行動順がまわってきた時の「ピコン」というSEが重なる。いい演出だ。

あと、イベントのところどころで流れるメインテーマも良曲。

ダンジョンのBGMは、環境音楽に徹しているのが多い。探索の邪魔をしない曲たち。

 


■まとめ

一つ一つのイベントが、「冒険しているな」と実感させてくれる。

ヒロインを救出したり敵の牢を脱出したりと、とにかくツボを押さえている。



なにより「世界の壁」を見た時のわくわく感がすごい。

この時点では、世界の壁が目標というわけではないのだが、そこに壁がある以上、乗り越えるのは必定であり、「どういう冒険になるのか?」と思考をかき立ててくれる。

 

自分がプレイした中では、一番「冒険」をしているRPGだ。

 

 

★余談




ダンジョン内部や街の移動中、画面右上に方位磁針が表示されるのだけど、これが目的の場所の指しているってことに、20年たって気がついたぞ・・・

ダンジョンにおいては、目的のアイテムやボスがいる方向を、指しているのだ。

街中ではぐるぐると回るだけだったから、ぜんっぜん気がつかなかった・・・

 

なんでこの磁石、磁北も真北もちゃんと指さないんだろう」って、ずっと思っていたぞ・・・

 

 

 

 

2 件のコメント:

  1. ゲームで旅をする。
    ゼノブレイドの広大な世界を旅した時は、
    あの山登ろう、あの先はどうなっているのだろうと、
    旅の醍醐味を感じられ、見果てぬ地への憧れは尽きないリアルでも仮想でも変わらないんだろう。

    そして、アメリカ映画の、
    アリスの不思議な系のブラックコメディで、
    夢見る思春期の痛い子アリスの父親が薬中で、
    アリスはそのお父さんがトレジャー(最高にハイな時)してる時に話す、
    ファンタジーの話が大好きというくらい、
    人は旅が好きなんだろうと感じた。

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  2. ゼノブレイドは、俺の脳内ほしいものリストには、入っているのだけどな、積みゲーを罪と感じてしまう性格でな…

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