2016年12月5日月曜日

グリーンセイバー

 世の中には、たくさんのNPO法人や社団法人があって、それぞれが独自の資格を用意している。今日はそのうちの一つをご紹介。

 
●グリーンセイバーとは?
 グリーンセイバーは、樹木・環境ネットワーク協会が運営する資格で、ベーシック、アドバンス、マスターの三段階がある。
 私はすでに関西に住んでいたとき、アドバンスまで取っていたが、今回、関東に引っ越したので、関東でしか実施していないマスターの試験を受ける運びとなった。
 で、グリーンセイバーとはいったい何について学ぶかというと、実際に教科書の一部を見てもらった方がいいだろう。

・ベーシック
 植物による生活型には種子や果実などの散布形(繁殖様式)による分類、根や地下茎のタイプによる分類や、特定の環境条件と対応した形態が分類したものなどの他、植物の地上部の形態で区分した生育形がある。
『グリーンセイバー―植物の自然の基礎をまなぶ―』P51

・アドバンス
 ある地域の植生の組成や構造が時間とともに移り変わっていく現象を植生遷移とよぶ。植生遷移の進行は一定の気候条件のもとで起こる植物どうしの種間関係や環境形成作用がおもな要因となるので、ふつう数十年から数百年単位で起こる現象をさす。
『グリーンセイバー・アドバンス』P143

 
 
 簡単に言ってしまうと、植物について学ぶ資格だ。植物や生態系について学び、里山の保全とか「ボランティア」で活躍するための知識を得られる。ついでに、植物の繁殖の仕方や植え替えの方法などを知ることができる。

●この資格を取るメリット
 残念なことに、公認会計士とかファイナンシャルプランナーみたいに、直接就職や転職に結びつく資格ではない。あくまで「学ぶ」欲求を満足させてくれる、趣味的な資格だ。
 ただ、学生さんは「ECO検定」とかと組み合わせて取れば、環境保護関係の仕事に、就職しやすくなるかもしれない。
 あと、講習や試験にはいろんな人が参加するので、人脈を広げるという意味では良い。私も先日、マスターの講習会に参加していたフォトグラファーの人が主催する「カメラの使い方講座」に参加してきた。

 グリーンセイバー、興味があるなら挑戦してみたらいかがだろうか?

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