2016年11月14日月曜日

あのクソッタレな良環境が戻ってくるのか…


 最近スマホゲームの「遊戯王デュエルリンクス」についていろいろ調べたのだが、

「ああ、小学生のころのクソッタレな良環境が戻ってくるのか・・・」

と感慨深くなった。すなわち先攻制圧や後攻ワンキルといった概念のない、モンスター同士による戦闘を主体にした、できることは限られるものの読みあいが可能だった良環境だ。

 公式のプロモ動画では、初手から裏側守備表示でモンスターをセットしたり、通常モンスターを通常召喚して攻撃したりと、現代遊戯王で考えると手札事故としか思えないプレイをしているが、カード発売当時は、これが普通であった。

 ただやはり違いはある。個人的に思うところは以下の点だ。

1.守備力2000のモンスターが極端に少ない。
2.当時はなかったカードがある(エネミーコントローラーとか)。
3.一部効果モンスターの未実装(エクゾディア、人喰い虫など)。

1. 守備力2000のモンスターが極端に少ない。
 20年前の発売間もないころからすでに、守備力2000のモンスターが結構あった。「岩石の巨兵」とか「ホーリー・エルフ」とかだ。下級アタッカーの攻撃力がせいぜい1600~1700だったから、野球の用語を借りれば「守高攻低」時代だ。
 デュエルリンクスでは今のところ、条件なしにぱっと召喚できる守備力2000のモンスターはいない。生け贄(今で言うアドバンス召喚のリリース要員)が必要か、HA☆GAの繭のように芋虫が必要だったりする。
 これはほぼまちがいなく、デュエルを早く終わらせるためだろう。スマホゲームは、すき間時間にできると便利だ。ヤドカリューや島亀が突破できず、休憩時間が終わったり電車が目的地に到着したりしたらモヤモヤが残る。

2.当時はなかったカードがある。
 発売当時は商品化されておらず、のちになって収録されたカードが、デュエルリンクスでは初っ端(しょっぱな)から使える。エネミーコントローラーとか馬の骨の対価とかは、極端に強すぎもせず、ほどよくゲームにアクセントを加えてくれるカードのように思う。

3.一部効果モンスターの未実装(エクゾディア、人喰い虫など)。
 遊戯王デュエルリンクスはリアルのカードゲームと違って、LPが4000、デッキ枚数が20枚からとなっている。それぞれリアルの半分だ。
 以上のことから、デュエルリンクスではエクゾディアはほぼ実装されないだろうと思われる。少なくとも、大幅にルールは変わらない限りは。
 5種5枚が手札にそろえば有無を言わさず勝利するエクゾディアは、20枚しかないデッキでは簡単に達成できる。
 私は試験的に、エクゾディア5種を一枚ずつ入れ、あとは「強欲な甕」「馬の骨の対価」「スケルエンジェル」(いずれもデュエルリンクスに実装済みのドローソース)を投入したデッキを回してみたのだが、なんと2ターンでエクゾディアが完成した。それも何回も。

 ブルーアイズキラーである人喰い虫が実装されていないのは意外だけど、おそらく、スキルで昆虫族カードをドローできる(らしい)HA☆GAが、遊戯王を席巻しないための配慮だろう。
 人喰い虫はないものの、似た効果を持つ死の四つ星天道虫が実装されている。人喰い虫よりは幾分使いにくいものの、虫好きの人はそちらで我慢しよう。



 

 ※ ※ ※

 遊戯王デュエルリンクスは、昔初代遊戯王に夢中になった大人たちにはなつかしく感じられ、しかも当時のゲーム環境+αのカードがあるためできることも増え、20後半~30代の人間のハートをくすぐることはまちがいなしだろう。
 ただ、現代遊戯王に馴れた人からしたら、シンクロもエクシーズもペンデュラムもなく、特殊召喚でさえ難易度の高い環境に面食らうかもしれないし、もしかしたらもの足りなく感じるかもしれない。

 今後、以下に数万種と言われるカードの中から、「よい」カードをピックアップして実装していくかが、課題だろう。




 今後しばらくデュエルリンクスで大活躍すると思われるカードたち。





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