2022年6月24日金曜日

日記:潰瘍性大腸炎――手術入院前の会話

担当医「どう、調子は?

少し落ち着いてますね

担当医トイレは?

二時間半に一回ぐらいですね。昼はあまりなくて、夜から明け方にかけて集中します

担当医痛みは?

明け方にあります

担当医出血は?

少し増えましたね。病院食じゃないから

担当医ああ、うん。それでね、前から希望してた手術の話し何だけどね、一応、薬で治らないことはないと思うんだけど…

いえ、受けます。このまま投薬を続けても、何年かあとに悪化して、手術する羽目になるでしょう

担当医うーん、まあ…

そういえば、前の内視鏡検査の結果を見せてもらってないんですけど…

担当医ああ、ごめん


パソコン操作。画面に写真を出し、プリントアウトもする


担当医見ての通り非常に悪化してて、横行結腸、お腹の上からポンポンと叩く検査のとき痛かったでしょう? ここに穿孔が起きていて、重症のときに見られる潰瘍が

筋肉まで達している感じですか?

担当医うん、たぶん。それで、S状結腸から直腸にかけても炎症が見られて。

本当に、なんで退院できるの? ぐらいひどかったんだけど


そういえば前も、なんで入院しないで過ごせるんだ、的なこと言われたな


担当医とにかく、手術するとなると3回にわけて…


あれ、2回のつもりだったのだけど


2回じゃないんですか?

担当医まず、大腸を全摘して人工肛門を作って、直腸をとって、最後に人工肛門を閉じる。それで、不測の事態(死亡)に備えて、身元引受人を設定してほしいのだけど、市役所の窓口で…

連絡はしたのですけどね、どうも話がかみあわなくて、取り次いでもらえなかった

担当医国保ですよね?

ですね

担当医なら国保の窓口で、大丈夫だと思いますので、手術の日までに準備してほしいですね。それで、次は(消化器)外科の方に行って手術の説明を受けて下さい

わかりました


※ ※ ※


外科医どうも、〇〇ともうします

どうも、〇〇です

外科医今回は、(消化器)内科からこちら(外科)に回ってくれとのことで

ですね

外科医今回、潰瘍性大腸炎の悪化ということで、大腸の全摘出を提案させていただきました。説明の紙をプリントアウトしますので、それと合わせて説明したいと思います

外科医大腸を全摘して人工肛門を作って、直腸をとって、最後に人工肛門を閉じる。小腸を肛門に繋げて接合します。その時、パウチというものを作って、便をためておけるようにします」

外科医手術には2種類ありまして、直腸を完全に除去してしまうものと、残すものです」

外科医これで説明は以上になりますが、なにか質問はありますか?

小腸が肛門に届かないケースの場合、直腸を残せばつなぐことは可能ですか?

外科医直腸は短いので、あんまり…

ああ、せいぜい数センチですものね

外科医詳しい説明はまた、入院した後日、執刀医、私が担当するわけではないのですけど、から、あると思いますので…

わかりました

外科医入院する部屋に希望はございますか?

手術後どの程度トイレに行くかによりますね。頻繁なら、前(の入院)と同じで、トイレから近いほうがいいですね

外科医トイレは、人工肛門に袋を取り付けるので、まあ、大丈夫かと

じゃあ、前と同じ東棟の5階の4人部屋で

外科医わかりました、あとで入退院センターで受け付けて下さい」





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