ゴールデンウィークなので、積んでいたプラモを作ります。
お題は、フォッケウルフFw190A-3。タミヤ製のプラモで、元の飛行機自体はドイツで設計と製造がされた。
さっそく中身を確認。
1000円を切る小さなキットなので、パーツ数は少ない。気晴らしに組むのに丁度いい。
で、ドイツ機って、かなり凝った迷彩をしていて、本気で塗装しようとなると「いっー」ってなるんだけど、今回は4色だけ使って、お茶をにごしつつお手軽な満足感を味わいたい。
さっそく組んでいく。
まず、コクピットを組む。パーツ構成はいわゆる「バスタブ型」で、実際の飛行機ではこんなふうになってはいないはず。
あくまで、プラモ商品として成形しやすいから四角くなっている。
それで、胴体を仮組み(接着しないで試しに組むこと)する。よければいったんばらし、コクピット取り付け、改めて胴体を組んで接着する。
このキットでいちばん難しいのが、脚。タイヤの角度を斜めにしないと、取り付けたとき、地面と平行に接地しなくなる。
主翼に脚をつければ、だいたい本体が完成する。パーツの精度が高いこともあって、組むだけなら一時間かからない。
で、問題の脚。予想以上に内股だった。接着剤をしっかり乾かさないと、ヘナヘナとよたってくずおれることになる(1敗)。
ただ、順番はちゃんと決めていて、まず薄い色を広めに塗り、そして段階的に濃い色を塗ってゆく。
ちなみにエアスプレーじゃなく、筆で塗ってる。ほら、エアスプレーって、使ったあと洗うのが面倒くさいから…
まだだ、まだ終わってない、上からバルカンクロイツ(ドイツ空軍のマーク)のシールとか貼れば、塗りむらがだいぶ隠れるはず!
あんまりうまくいかんかった…
素体がいいので、致命的な失敗ではないものの、野暮ったい風味に仕上がった。灰色の男爵イモを思い浮かべたぞ。
気を取り直して、実機の解説。
フォッケウルフFw190戦闘機のデビューは1941年。
当時のドイツはイギリスやアメリカと戦争していて、Bf109って戦闘機を使ってたのだけど、数が足りないってんで「補助戦闘機」を作ることにしたのだ。
ようは、性能には少々目をつむるから、丈夫で取り回しがしやすい飛行機を作ろうってことだ。
ところがいざ完成して使ってみると、予想以上に強かったのだった。
特に改良型のA-3は時速660キロで20ミリ機関砲を4門も積んでいた。この時期の他の戦闘機は、だいたいスピードは600キロ前後、機関砲も2門だった。
結局「主力戦闘機」として大量生産されて、爆弾を積んで「ロンドン市民をいてこますぜヒャッハー」ってなったり、魚雷まで搭載させられて意味不明なことになったりした。
「アンサイクロペディアに嘘を書かせなかった男」こと魔王ルーデルの、愛機にもなったりしたな。
ちなみに日本にも輸入されて、「五式戦闘機」っていう戦闘機を作る際の参考にされた。
YouTubeに、ライバルだったイギリスのスピットファイア戦闘機と飛ぶ動画が上がってるから、興味があるなら見てみると良いぞ。
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