仕事をやめて一か月。中継ぎで入った短期のバイト。
「島に行きたい」
とは、常々思っていたことだ。
それで行きたいが行こうになり、手ごろな島がないかと調べたとき、東京都内に島があることに気がついた。
伊豆大島であった。
8月1日の夜。東京港区の竹芝桟橋。
腰丈ほどの大きさの、慣れないリュックを背負う俺氏の姿があった。
直前になって着ていく服を選んで買う、港から数百メートルの最寄り駅(浜松町駅)からの道に迷うなどのハプニングがあったが、無事、定刻前についた。
出発は、22時の予定だ。
客層は、圧倒的に観光客が多い。
釣りざお、ロードバイクなどを持った人たちが乗船を待ち、マストが飾ってある広場には子どもらが走り回っている。
俺は目の前のファミマでパックのリンゴジュースを買う。戻ってきたときには、乗船のための列が並び始めていた。
▲翌々日、大島元町港にて撮影
さるびあ丸は、東京港区にある竹芝桟橋と伊豆諸島を結ぶ船だ。
全長118メートル。航海速力は20ノット(1ノット時速1.85キロぐらい)。
この船は3代目で、今年(2020年)の6月に就航したばかりだ。
当然船内は新しく、二頭椅子席でさえリクライニングシートタイプだ。
船は定刻通りに出港し、封鎖できないことで有名なレインボーブリッジの下をくぐる。
背後に東京の夜景を見つつ、東京湾を南下する。
さて、今回は2つの目標がある。
①島内を一周する
②三原山に登る
大島は、
釣り、ダイビング、キャンプ、ハイキング、サイクリング
と一通りのアウトドアは楽しめるのだが、今回はサイクリングとハイキングをチョイスした。
すなわち、一日目は自転車で島内を一周し、
二日目は活火山で有名な三原山に登るって寸法だ。
「サイクリングは初めてだし、そもそも離島で一泊の経験もないが、大丈夫やろう
負ける気せえへん地元やし!!(地元ではない)」
このときの俺はまだ知らなかった。
伊豆大島が、プロのサイクリング大会が開かれるほどのコースであることを。
そして夏場の火山が、いかに厳しい照り返しであるかを・・・
まあ、島に行きたくなるよね。
返信削除場所によるけど、
自然と、山あるしね。
山も自然もなく、
ゲームとかに見るような、
高層ビルとか並んだ、
特区的にヤバい島には、
一回、あるなら行きたいが。
俺も堺筋線の何処やったか忘れたが、
ホームにいるとき、
スマホで見た、友ヶ島にその場で行く事にしたからな。
スーツ姿に、
ビジネスバックで、
あの船に乗り、
島の砂浜で、
シーズンが外れた海を見ていた思い出がある。
その時は、
カップルとかに溢れる島で、
デスクリムゾンの聖地とは知らなかったな。