2018年9月19日水曜日

ダイソーで11148円のナイフ買った

 
私はダイソーで、10500円分の買い物をする必要があった。 
 


ViVoのシェフナイフを手に入れるためである。
 
このキャンペーン、
 
ダイソーで300円の買い物をしたら1枚もらえるシールを集めて手に入れよう、
 
なキャンペーンで、このシェフナイフは35枚と引き換えに「購入する権利」をもらえる。

そう、「もらえる」ではなく「購入する権利がもらえる」である。
 
普段は2477円ぐらいするこの商品を、なんと600円のお値打ち価格で買えるのだ。
 
この、最後の瞬間まで現金をねん出させようという性根、嫌いじゃないぜ。
 
なので、10500+600の11100円が、ダイソーに支払う額になる。
 
 
 
さて、100均で10500円分買うということは、商品を105個手に入れるということだろうか? 俺のせせこましい家に、105個の商品が入るだろうか? 
 
必ずしもそうではないことは、ダイソーに行ったことがある人にはわかるはずだ。
 
 
 
 
 
ダイソーには、100円以外の商品も売っている。300円とか、500円とかだ。
 
そして、世の中には「消費税」なるものがある。国家の小銭稼ぎだ。 
 
100円で8パーセントの108円。500円なら540円。1000円なら1080円。 
 
このキャンペーンの300円、実は税込みの値段である。
 
つまり、300円、300円、300円、とちまちま商品を買うのではなく、消費税だけで300円を超えるような買い物を行なうほうが「お得」ということだ。
 
具体的には、100円の商品なら37.5個同時購入で、消費税だけでシールが一枚もらえる。 
 
もちろん、倍の75個でも可だし、店を行き来する手間を考えたら、それよりも多くてもいいだろう。
 
もっと言えば、すべてを一回で済ませてもいいわけだ。
 
 
 

とゆうわけで、10500円分の商品が、こちらになります。
 
 
ははは、すごいぞ!!!(財布への打撃が) 
 
  
ここでちょっと、ダイソーで見つけた面白い商品を紹介したい。 
 
 
 

酸素発生ストーン。飼っている魚がおぼれないよう、酸素を供給する石。使い方は簡単。水槽に入れるだけ。
 
 
 
  
洗濯板。この時代に需要あるの? はい、俺が使います。 
 
 

 
 
包丁用の水砥石。荒砥石と中砥石、ちゃんと二種類一体になっているのが、恐れ入った。
 
 
 

エアープランツ(チランジア)。抜かれてくたびれた雑草では断じてない。これでもちゃんと生きてるよ!
 
「空気中の水分だけで生きていける」と、ネットで話題の植物だ。なるほど、ものぐさな人に売るための植物なのだな。
 
でも原産地はともかく、日本の気候ではちゃんと霧吹きで水を上げなきゃならない。
 
 
 


それでは、問題のシェフナイフである。無事、その日のうちに入手した。
 
刃の本体と持ち手の部分が一体で成形されていて、型抜きでの量産に向いている。
 
 
 
刃の材質はステンレスで、パッケージの裏面によれば「420J2スチール」という鋼材だ。高級素材ではないが、ちゃんと刃物用の鋼材である。
 
うむ、見た目は悪くない。ダイソーで見かけたどの包丁よりも、大きさもある。 
 
だが、ぜひお伝えしておかなければならないことがある。
 
実はこいつ600円ではないのだ。 

本当は、648円なのだ。 
 
つまり消費税8パーセントをきっちり取りやがったのだ。 
 
ダイソーのレジでこの値段を聞いたとき、思わず店員を包丁の背中でみねうちしたくなったぞ。 
 
それはとにかく、切れ味はどうだろうか? これで切れ味が悪ければ、キャンペーンをやっている90キロ先のダイソーまで行ったことが悲劇になる。
 
やってみよう、なんでも実験!
 
とは言うものの、やはり比較対象がないと、客観的なテストとは言えないだろう。
 
対戦相手はこいつだ。 
 
 
 
ダイソーで普通に買った包丁だ。名はgalaxy。某包丁を作る不審者の動画で、型を取られまくってすっかり有名になった包丁だ。
 
それにしても、100円の包丁に「宇宙」と名付けるセンスとはいったい・・・ 
 
ともかくも、648円+10500円で買ったんだから、108円の包丁に負けるわけがないよな!? 
 

 
 
オマケと108円、お互いの誇りをかけて、いざ尋常に勝負!!!
 
 
まずはこいつで軽く試し切りだ。
 
 
 
みんな大好きキノコだ。エリンギともいうが、このさい名前はどうでもいい。犠牲になってもらう。 
 
まずは648円の包丁で。
 
 
・・・うむ、悪くない。
 
 
 
そして108円の、包丁だ。
 
・・・意外だ。思ったよりちゃんと切れる。
 
 
 


右のバラバラが648円、左のバラバラが108円だ。どちらも特に切れ味に違和感はない。
 
やはり、エリンギ程度では固さが足りなかったようだ。このふ●●●んめ!
 
だが、続いての相手はそう簡単にはいかない。  
 
 

たっこさーん、だ。 
 
英語名デビルフィッシュ。葛飾北斎の絵にもなまめかしく描かれた海の魔物。こいつが切れなきゃ、日本の台所は務まらないよな!? 
 
 
 
 
うむ。ギャラクシーのほうが少しつかかったが、致命的な問題はない。   
 
だが、テストは続く。最後の相手は大物だ。
 
 
 

 
シェフナイフというのは、いわば万能包丁のことだ。「万能」なのだから、段ボールぐらい切れてあたりまえだよなぁ?
 
 
 

包丁は料理にしか使わない、その幻想をぶち殺す!!
 
 
 
とりゃー
 
 
※ ※ ※
 
ダイソーの、648円のシェフナイフについて、結論を述べよう。
 
悪くはないが良くもない
 
ダイソー製の108円の包丁よりはずっといいし、重さもあるのでタコとかも切れなくはないのだが、11148円出せば、もっといい刃物が手に入る
 
ただ、前述したように、100均の景品のわりには重くて大きさのある刃物なので、ダイソーで1万円近く買い物をする予定のある人は狙っていい。
 
逆にちゃんと料理をしようと考えている人は、避けるべきだ。
 
また、元が西洋のナイフなせいか、日本の文化包丁みたいに押し切りがやりにくい。
 
刺身包丁みたいに引き切りをしないと切りにくいので、その分切るのにコツと手間がいる。
 
 
 
さて、切ったキノコとタコさんであるが・・・
 
  
 

 
 

スタッフ(俺)がおいしくいただきました。




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