原始時代の機械デッキ
家の整理をしていたら大昔の遊戯王のデッキが出てきたのでさらす。だいたい2000年ごろのデッキで、遊戯王OCGの原始時代にあたる。
★レシピ
モンスターカード 26枚
鬼タンクT-34 3
王室前のガーディアン 3
ガトリングバギー 3
メカ・ハンター 1
ロイヤルガード 1
鉄腕ゴーレム 1
デーモンの召喚 2
スフィア・ボム 球体時限爆弾 2
キャノン・ソルジャー 1
死の4つ星てんとう虫 1
人喰い虫 2
巨大ネズミ 1
軍隊竜 3
機械王 2
魔法カード 12枚
強欲な壺 1
死者への手向け 1
リミッター解除 2
大嵐 1
突進 2
頼もしき守護者 2
悪魔のくちづけ 1
ガイアパワー 2
罠カード 2枚
補充要員 1
マジック・ジャマー 1
エクストラデッキ 0枚
サイドデッキ 0枚
★コンセプト
生贄召喚(アドバンス召喚)した《機械王》で、相手を圧倒してゆく。地属性を強化するフィールド魔法《ガイア・パワー》と機械王自身の効果で、ブルーアイズに迫る3000打点を目指す。
★主なカードの説明
・バニラモンスター
生贄要因兼アタッカー。当時の下級モンスターの攻撃力はだいたい1600で、《鬼戦車T-34》の守備力1700で耐えられた。《王室前のガーディアン》の攻撃力は1650で、ちらっと高めに設定されている。ただこいつは光属性なので《ガイア・パワー》の恩恵を受けられないのは×。
《メカ・ハンター》
攻撃力1850と、当時の下級としては破格の攻撃力を持つ。レベル5バニラの攻撃力が1700とかの時代である。
3積みしたかったけど、ブログ主は当時1枚しかもっていなかった。
《人喰い虫》
効果モンスターの種類自体が少なく、あっても激弱な効果ばかりのモンスターの中にあって、この虫は破格の強さだった。というか、出てきたブルーアイズはこいつでなんとかしていた。
《スフィア・ボム 球体時限爆弾》
役割は《人喰い虫》と同じ。機械族なので、機械王をしれっとサポートできる。当時大当たりのカードの一つだった。ブログ主は運よく2枚持っていた。
《軍隊竜》
最古のリクルーターのうちの一枚。機械族でも地属性でもないが、これで場のモンスターを維持しつつ、機械王のアドバンス召喚を狙った。壁役としても〇。
《機械王》
このデッキの主役。フィールド上の機械族一体につき攻撃力+300。
こいつ自身機械族なので、事実上の攻撃力は2500だ。
ただし子どもころのブログ主は「機械王自身が機械族」であることに気づいていなかったため、攻撃力300損していた。生贄一体で攻撃力2200は当時でさえ雑魚である。理由は《デーモンの召喚》がすでにいたから
《デーモンの召喚》
このデッキの真の主役。子ども環境においては、この《デーモンの召喚》が主力であり、これになんらかの装備魔法をつけて先に攻撃したほうが超有利だった(運よく《人喰い虫》を引けていた場合は除く)。
ブルーアイズやブラマジが入っていないデッキは当時でもあったが、この《デーモンの召喚》が入っていないデッキはほとんどなかったと記憶している。なんならエクゾディアをそろえるデッキにも入っていた。
《強欲な壺》
みんな大好き二枚ドロー。
1枚しか入っていないのは、カード制限を守ったからではなく、このデッキが4軍だったため一枚しか壺が余っていなかったからである。なお余談だが《天使の施し》(3枚ドローして2枚捨てる)の強さは、あまり理解されておらず、子どもは天使より人面壺を好んだ。
《リミッター解除》
現代遊戯王でさえ見かけるこのカード、実はめっちゃ古いカードでもある。《機械王》使えば最低4400打点であり、抗えるモンスターは皆無と言ってよかった。もちろん、都合よく《機械王》がいればの話であるが。
攻撃力及び守備力を700上げるカード
イノシシの方は攻撃力を、盾持ったおっさんのほうは守備力を、それぞれ700ずつあげる。使ったターン限りの上昇だが、シンプルに強い。
攻撃力をあげる《突進》のほうが有用そうだが、当時のモンスターは守備力の方を高く設定されがちで(例えば下級の最高攻撃力は《ヂェミナイ・エルフ》の1900、最高守備力は《岩石の巨兵》の2000)、おっさんにも出番があった。
《ガイア・パワー》
シンプルに強い。脳筋のお供。子どものころのブログ主は頭チンパンだったため、これ系のカードが大好きだった。
《マジック・ジャマー》
シンプルに強いその2。これを相手の《死者蘇生》とかにぶつけて、精神をくじくのに喜びを見出していた。1軍に入っていないのは、ブログ主が「落とし穴」系の罠カードを好んでいたため。そもそも当時の環境ではモンスターの特殊召喚が容易ではなく、モンスターの除去の方が「勝ち筋」であった。
さっきも書いたように、このデッキは「4軍」ぐらいであった。ありていに言えば、あり余りのカードで作った、といってよいものである。
当時、機械族と言えば悪役のバンデット・キースのテーマで、羽蛾の昆虫族よりはマシ、程度の扱いしか受けていなかった。エースの《リボルバー・ドラゴン》は2体生贄のくせに攻撃力2600とブルーアイズに及ばず、コイントス次第で相手を破壊の効果は、子ども心でさえ微妙な性能に感じられた。
《スフィア・ボム 球体時限爆弾》だけは他のデッキにも入るポテンシャルを持っていたが、それでも《サンダーボルト》や《ブラックホール》が優先された。《心変わり》なんてカードも使えたし。
だからこのデッキで遊んだ覚えはほとんどない。ただ、機械族はかっこいいので、特に意味なく眺めていたのは覚えている。
今回は、そんなカードたちを久方ぶりに見つけて、懐かしい気分になったので、記事にした次第だ。身もふたもないことを言えば自慰行為だな。
ただ、「原始時代」の歴史的な証言として、ささやかな価値はあると思う。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=f49787c56ae845b84c1a9b46bc6802ea&dno=4&request_locale=ja
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