四国は高知県には、興味深い博物館がいっぱいあるんだけど、その一つに「四国自動車博物館」がある。
▲有名なやなせたかしがデザインした「のいちんどんまん」
土佐くろしお鉄道ののいち駅から、15分ほど歩く。
旗をはためかせる(ギャグではない)ガラス張りの建物が見えてくる。
よく見るとレーシングカーが展示しているので、すぐわかるだろう。
入ると、受付のあるホールにでん、とスポーツカーが鎮座している。
ホールの奥の自動ドアをくぐると―― おお、すげえ!!
左手にクラシカルな二輪車が――
右手にはスポーツカーがずらりと並ぶ。
新幹線みたいな形だが、バイク、しかもサイドカーの部分である。
車のイメージが強いBMWのバイクで、レン・シュポルト(RENN SPORT)という名前らしい。
RENN=ドイツ語でレース、SPORTはそのままスポーツの意味だな。実直な名前である。
写真奥が、「折り畳み原付」ことモトコンポ。普通車の後ろに乗っけられるよう、コンパクトに設計された。
ラノベの『キノの旅』にフォトって言う女の子が出てくるんだけど、その子の愛車にもなっているな。
なお、手前の三輪車+キックボードみたいな乗り物は、何という乗り物かわからん。
トヨタ・パブリカ。20世紀中ごろの大衆車で、日本のモータリゼーション化に一役も二役も買った。
ある程度の年配の人なら「TRICK」ってドラマを見たことあるかもしれないが、そこに出てくる「上田教授の次郎号」と聞いたら、ピンと来る人もいるだろう。
なお、撮影当時でさえ余裕のクラシックカーで、次郎号はしばしばエンストを起こしたとのこと。
スバル360。これも、日本のモータリゼーション化に重要な役割を演じた。コンセプト的には、ドイツの大衆車「フォルクスワーゲン」を踏襲したもの。
映画なら、クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国の逆襲」で、敵役の構成員が乗っていたな。
かっこいい車はそんなに好きじゃないけど、これは別格にかっこいいな。
ロータス・セブン。一度見たら忘れられないデザインをしている。これもしかして、運転席の前の部分全部エンジンか? 嘘だろ上半身に対して下半身が小さすぎる。
トヨタ2000GT(前期型)。車に興味のない人でも、名前は聞いたことあるだろう。さっき紹介したフィアレディと、日本のスポーツカーの双璧をなした。
こいつは、「オトナ帝国の逆襲」のボスが乗ってたな。
アルファロメオ・ジュリエッタ。イタリア車だけど、「ジュリエッタ」の名前はイギリスの作家シェイクスピアの戯曲「ロミオとシンデレラ」からとってる。
フィアットアバルト スポルトスパイダー。これもイタ車。
重さ600キロなのにエンジンは250馬力もある。さっき紹介したフィアレディが、1010キロ、150馬力、最高速度210キロ。
こいつ、翼つけたら離陸できるんじゃね?
アバルト・レコルト・モンツァLM。ル・マン24時間レース用に作られた車。
なおアバルトは、イタリアの自動車メーカーで、フィアットの車を魔改造することで有名。
★まとめ
質、量ともに、日本屈指の自動車博物館と言える。とくに自動車に至っては、名車しかない。
車に関しては、それぞれの自動車メーカーが博物館を持っていて、展示しているのだが、外車をここまでそろえたのはめずらしいといえる。
四国の香南市っていう、明日明後日にぱっといけるところにあるわけではないものの、車好きならぜひ行ってみるべき場所だろう。
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