2015年3月10日火曜日

時代はアナログだ!!(仮)第一回TRPGの原点

第一回TRPGの原点

どうも,管理人のDemskiです。
当ブログは大阪・神戸を中心に活動するTRPGサークルUMAのチームブログになるわでですが,セッション予告や報告だけでブログが成り立つわけも無いので,それぞれ思ったことを書いていこうということになってます。(というかしましたので,メンバー様よろしくw)
で,私の方は「時代はアナログだ!!(仮)」と名を打ちつつ,TRPGの歴史や他のアナログゲーム(ボードゲームとも)について紹介していこうかな~と思ってます。
そして,栄えある一回目はTRPGの歴史の入り口であるその名前の由来やTRPG前史的なことを紹介したいと思います。

TRPGという名称

TRPGとは,正式にはTable talk role-playing game(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)といいます。
また,和名では会話型ロールプレイングゲームともいわれています。
但し,これは和製英語で日本で「TRPG」と呼ばれるゲームは,欧米圏では単に「RPG」と呼ばれています。
なぜこうなったのかは諸説ありますが,日本ではアナログゲームのRPG(以後はTRPGと統一)よりも先にコンピューターゲームでの「RPG」(以後、RPGと言ったらコンピューターゲームを指す)が先に普及してしまったことによるものだと推察しています。
RPGが先に普及した主な原因は,やはり任天堂から発売された「ファミリーコンピュータ」とエニックス(現・スクエアエニックス)から発売されたソフト『ドラゴンクエスト』の影響が大きいのでしょう。
結果,時間軸的にはそれほど離れていないTRPGの普及が,日本では後陣を拝してしまったということでしょう。
※因みに,TRPGと会話型ロールプレイングゲームはホビージャパンの登録商標です。
TRPGの誕生には諸説ありますが,よく言われるのがボードゲーム,特にシュミレーションゲームから発展したというもの。
もともとゲームといえば,チェスやトランプ,ダイスゲーム,スゴロクやフィギュアゲーム位しかありませんでした。
1930年代にスゴロクに土地の売買などの経済的要素を取り入れた『モノポリー』が流行ったのが,ボードゲームやTRPGの原点でしょうか。
ところが,1960年代後半位から冷戦の影響からか,具体的なテーマを数値で表し競うシュミレーションゲームが流行りだします。
特に,「ウォーゲーム」と呼ばれるボードゲームは,当時の学生やコアな大人のファン層を獲得し,ゲーム=ギャンブルか子供のモノとうい認識を一気に突き崩していきました。
その後,「ウォーゲーム」以外にもシュミレーションゲームの技法は取り入れられ様々なボードゲームが発売されボードゲーム市場が形成されていきます。

1970年代後半になると,こうしたボードゲームにストーリー性やキャラクター性が付け加えられるようになります。
そしてついに,『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(略称:D&D)が アメリカのTactical Studies Rules(後にTSR, Inc.に改名)社から発売されます。
晴れてTRPGの誕生というわけです。
因みに,「role-playing」というのは職業訓練や精神医療で行われる手法に対する名称。
内容は,現実に起こる場面を想定して,複数の人間が各々の役割を演じ,現実の起こった時の適切な対処方法を学ぶというものです。
この「複数の人間が各々の役割を演じ」る部分がTRPGやRPGとの共通性といえます。

閑話休題。『D&D』は空前の大ヒットとなり,その後『トラベラー』『T&T』『クトゥルフ』『ドラゴンランス』など実に様々な作品が世に生み出されていきました。
日本でも1988年にファンタジー小説『ロードス島戦記』の世界観に『D&ampD』のルールをあてはめてプレイした『RPGリプレイ ロードス島戦記』が発表され,TRPGが世の中に認知され始めていきます。
そして,グループSNEが『ロードス島戦記』の世界観を広げ,独自ルールが定められた『ソードワールド』が発売され,日本でも(RPGの影に隠れつつ)TRPGが愉しまれていくことになりました。

終わりに

ざっと駆け足でTRPGの原点を纏めてみましたがいかがだったでしょう?
かなり大雑把で,そのうえ「歴史史料」にあたったわけでもないので,正確性という意味では色々と問題ありかもしれません。賤しくも大学で歴史を専攻して以上,そこをなおざりにしてこれが真実だ!と主張するのは嫌なんですよ。
とは言え,時代の雰囲気的にはあってると思いますんでその辺りはご容赦を。
さて,次回があるかどうかは分かりませんが,ここではTRPGに限らず色々なアナログゲームを取り上げられたらと思ってます。
ではでは,Demskでした。

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