2023年5月1日月曜日

わざわざマンホールを見に行く俺氏――千葉県香取市 ポケモンマンホール『ポケふた』を見てきた


千葉県には香取市っていうところがあって、茨城県との県境、利根川の下流域に位置している。香取神宮があることで有名だな。

その中でも佐原は、「小江戸」って呼ばれていて、その名の通り江戸時代の町並みが残っている。

そんな街に今回、マンホールを見てきた。

マンホールって、いちおう説明しておくと、あの、町中の道路とかにある、地下の下水管につながる部分をふさいでいる ふただ。

もちろん、ただのマンホールのふたじゃない。

なんと、ポケモンが彫刻してあるのだ。


それで、GWの初日に、そのふた、通称『ポケふた』を見てきた。泊りがけで。


地図ではこんな感じ


グーグルマップで、わざわざ専門のアイコン付きで表示されるマンホールのふた。

で、香取市内にあるのは4枚。

ガラルカモネギ、タイレーツ、フラージェス、ハスボーなど、8種類のポケモンが描かれている。




①ガラルカモネギのポケふた




ガラルカモネギは、『ポケットモンスター ソード/シールド』で登場。初代からいるカモネギの、ガラル地方での姿だ。



▲JR佐原駅

香取には、JR佐原駅南口を出たところすぐにいる。



通行量が多い場所だけど、きれいな状態である。大切にされているのだろう。

ところで、なんで「ガラルカモネギ」なんだろう。普通のカモネギでもいいと思うが。

実は、位置情報ゲーム『Pokémon GO』の、ポケストップになっている。

まだガラル地方のポケモンは実装されていないのだけど、実装された暁には、この周辺に大量発生したりするのかね。




②タイレーツとココガラのポケふた




実は、佐原には日本地図で有名な伊能忠敬の旧家がある。



旧家の向かいには「伊能忠敬記念館」があって、測量図の原本(国宝)とかが展示されているんだけど、その入り口前に、タイレーツとココガラのマンホールがある。



タイレーツもココガラも、『ポケットモンスター ソード/シールド』で登場。ココガラは、ポッポとかにつらなる「序盤鳥ポケモン」の系譜で、進化するとはがねタイプがつく。いいのだか悪いのだか・・・

タイレーツは、複数が連なる、ポケモンにしてはなかなか攻めているスタイルだ。いや、初代からタマタマとか、複数で一匹のポケモンはいたのだが。

ちなみに先頭は「ヘイチョー」と呼ばれる。軍隊で言えば「兵長」。一兵卒で一番偉い役職となる。だいたい3~6人ぐらいの兵を率いるな。

『進撃の巨人』のリヴァイと同じって書こうとしたけど、リヴァイは「兵士長」って独自の階級らしい。これマメ知識ね。

伊能忠敬記念館の前にこのポケモンがいる理由だが、隊列を組んで向かうさまが、測量に赴く伊能忠敬を思わせるところがあるから――らしい(ネット情報)。

ちなみに伊能忠敬は、後年は幕府の事業として(つまり帯刀を許された役人として)、地図事業に赴いたんだけど、付き人の数からして兵長クラスではない。




ハスボーとタネボーとムクバードのポケふた



国道356号線沿い、道の駅(船も就航しているので川の駅でもある)「水の郷さわら」にある。




ハスボーもタネボーもムクバードも、「ポケモンGO」でその辺に出てくるポケモン筆頭だな(2023年5月現在)。

道の駅なので当然、でっかい駐車場がある。

車が利用できる人で、ポケモンマンホールを見たいって人は、ここに車を停めて、佐原駅前と伊能忠敬記念館前まで歩くって選択肢もありかもしれない。駅前や記念館近くにも駐車場はあるけど、数に限りがある。

それに、次に行く「フラージェス」は、車がないとちょっときついところにあるから・・・





④フラージェスとヤヤコマのポケふた




フラージェスとヤヤコマがいる「水郷さわら あやめパーク」は、佐原駅前から6.3キロあって、ネットだと車で行けって勧められている。俺は歩いたけど。





「水郷さわら あやめパーク」入口のすぐ前にあって、見つけやすい。俺はパーク内にあると思って、入園して探し回ってたから、一番見つけるのに手こずったけどな!




フラージェスはくさっぽい見た目をしてるけど、フェアリータイプで、つまりニンフィアとか同じ。ドラゴンを狩るのだ。

ヤヤコマの進化系ファイアローには、「卵マラソン」で世話になった人も多いのではないだろうか?





なお、「水郷さわら あやめパーク」はこんな感じ。文字通り、アヤメの品種がずらりとならんでいる。








まだ4月末だったので、アヤメはほとんど咲いてなかったのだけど、アヤメ科のカキツバタは咲いていた。アヤメを見たい人は5月末~6月におとずれて、どうぞ。

でっかい駐車場があるので、車でおとずれるのが吉。最寄駅の潮来(いたこ)駅から4キロ離れているし、バスも、本数は少ない(俺が行った日にはなかった)。


ここで、『ポケふた』について説明(今更)


『ポケふた』は、ポケモンがデザインされたマンホール蓋で、全国各地に200枚以上設置されている。

ポケモンとその地域の魅力を知ってもらうことが目的だ。北海道と東北の三陸沿岸地域に、まとまった数がある。あと、なぜか宮崎県に26枚もあるな(2023年現在)。


今後も、引き続きいろいろな場所に設置される予定だそうだ。




▲伊能忠敬の旧家。しゃれた建物



▲今でも、商店として使えそう


今回『ポケふた』を見に行った理由は、仕事の合間に自主的に作った休憩時間でネットサーフィンしてたら、たまたま見つけたため。

もともと佐原に行ってみたいと思っていたのと、「車で行ける場所にあるやん」が重なって、今回、見に行くことになった。

『ポケふた』は、観光地に察知されていることが多いので、旅行がてら、寄ってみるのもいいかもしれない。


「ポケふた公式サイト」 https://local.pokemon.jp/manhole/

 


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