かつて、〈レインボー・フィッシュ〉と〈シーザリオン〉が、ほとんどのデッキに入っていた時期があった。
この2枚が登場した1999~2000年代、攻撃力1800は非常に強力だった。ベストなのは1900の〈ヂェミナイ・エルフ〉なものの、子どもは持っていても1枚だった。
だから、アタッカーとして、見かけるほとんどのデッキにどちらかが(あるいはどっちも)投入された。
グッドスタッフ(当時その概念はなかったが)にはだいたい3枚いたし、「悪魔族」デッキや「ドラゴン族」デッキにもためらいなく紛れ込んでいた。「デッキ破壊」や「エクゾディア」にさえ出ばってきていた。
世はまさに大海産物の時代だ。
恵まれない「水族」である〈シーザリオン〉は間もなくデュエルから姿を消したものの、〈レインボー・フィッシュ〉の方はその後も末永く使い続けられた。
20年ぶりにOCGに出戻ったころのことだ。対戦相手が〈予想GUY〉か何かで〈レインボー・フィッシュ〉を場に出してきた。
懐かしいと思ってみていると、相手はなんかわちゃわちゃして、〈バハムート・シャーク〉と〈餅カエル〉を展開した。
私は、〈餅カエル〉の効果を誤解していた。「発動を無効にして破壊」だけだと思っていた。
だから、次のターン、〈ハーピィの羽根帚〉を使った。他に通したいカードがあったのだ。
〈ハーピィの羽根帚〉は予定通り破壊され、そして予想外に相手の場に持ち帰られた。
ちなみにこちらのデッキは〈マクロコスモス〉+〈墓守の使い魔〉でロックをかけるデッキで、すでにロックが成立していた。
あとは、何も言うまい。
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