〈マーダーサーカスゾンビ〉遊戯王OCG—―古いカードの紹介
〈マーダーサーカス・ゾンビ〉は、個人的にがっかりしたカードだった。
バンダイ版より、はるかに攻撃力が劣っていたからだ。
むろん、ルールが違うので良し悪しは一概には言えないのだが、子どもには目劣りするし、事実、役不足だった。
攻撃力1350は、2軍デッキでさえ採用の余地はなかったし、守備力0を生かすカードも、当時は存在しなかった。
原作アニメでゴースト骨塚の手持ちとして登場したときが、生涯(死んでるけど)
のハイライトだった。
とはいっても、実は一時期、このカードをストレージで探し回っていたことがあった。
OCGに20年ぶりに出戻ったとき、〈ラスキューラビット〉と〈おもちゃ箱〉を組み合わせたデッキを作ろうと思って、3枚目のこのカードが欲しかったのだ。
夏の日。回ること数軒。大阪日本橋の同人ショップ(なぜか遊戯王のストレージがあった)で、ようやく見つけたのを、よく覚えている。
もっとも、このモンスターから作れる「ランク2」エクシーズに決定打のあるものがなくて、結局そのまま自宅のストレージ送りになってしまったのだが。
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