▲2000年1月発売
意味が分からないものの弱いとわかるカードがある。
細菌感染は、装備モンスターの攻撃力を300ずつ下げるカードだ。
発売当時としては、どうしようもなく弱いカードというわけではない。〈光の護封剣〉と組み合わせれば600のダウンが期待でき、〈ジャッジ・マン〉などの撃破が見込めた。
ただ、少なくとも自分とその周りでは、使われなかった。
「スタンバイフェイズ」という概念が、よくわからなかったからだ。
当時の大雑把な感覚では、
俺のターン! ドロー → ○○を召喚 → バトル! → ターンエンド
で、あり、「スタンバイフェイズ」どころか「メインフェイズ2」の概念さえ怪しかった。
わけわかんないカードはデッキに入れない、が子どものルールであり、格好悪い絵柄で、トレード用としての価値もなかった。
そんな、忘れ去られたカードだが、20年たった最近、見る機会があった。
スマホアプリの「デュエルリンクス」でだ。
なぜかLV20のクロノス教諭が使ってくる。自分の知る限り、縁もゆかりもないカードなのだが・・・
余談だが、2000年4月に発売された『ヴァリュアブル・ブック2』に、このカードの活用法が書いてある。
要約すると、攻撃力を下げて〈地割れ〉や〈落とし穴〉の対象にしろっていう記事だ。
〈地割れ〉はともかくとして、〈落とし穴〉は召喚、反転召喚した時に発動できる効果である。装備カードを装備させる余地はなく、ルールとして無理なのだ。
これは予想だが、記事の作成者は、〈落とし穴〉の効果を「攻撃力1000以下を破壊」と読み間違えたうえに、装備魔法カードが使えるタイミングをよく知らなかったのだと思う。
また、アニメでの〈落とし穴〉は攻撃されたら発動するカードだったから、こちらと取り違えたのかもしれない。
どのみち、〈落とし穴〉と〈細菌感染〉、どちらのカードについてもよく知らない、というそしりは、免れないが。
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