①名前:クローラクレーン
②生息地:日本各地
③出自:日立住友重機,コベルコ,コマツ他
④大きさ:コンビニを蹂躙できる
⑤速度:乳幼児とかけっこしても負ける
⑥乗り心地:重機の免許持っていない
⑦備考:大きいのから小さいのまでいる
クローラクレーンは、ショベルカーをでっかくしてショベルの換わりにクレーンを持ったヤツだ。つまり掘るのではなく、吊るすのが得意な子だな。
クレーンといえば、車輪のついたのを街でよく見かけると思うんだけど、あのタイプの子は道路をはやく行くことができるかわりにあまり大きなものを吊るす能力がない。がたいが小さいからだ。
その分、クローラクレーンは大きなモノを高く上げることができるので、ビル現場とかでは重宝される。
大きさによる特徴
小型
重さ1tから5t未満の荷物を吊るせるクローラクレーンは、小型に分類されている。小型だから、いざお仕事の時こけないよう、伸縮自在の張り出しを備えていて、これを各方位に伸ばす。自転車の補助輪と同じ役割だな。小さな胴体で、足のように見える張り出しを伸ばしている姿は、「ガンダム」のアッザムとか「攻殻機動隊」のタチコマにちょっと似ている。工事現場とかでは「カニクレーン」と呼ばれ、そのおもしろい形のせいかおもちゃのトミカにもラインナップされている。
昔、この緑色のかにクレーンが攻殻のタチコマみたいにぎゅんぎゅん動く同人誌があったんだけど、買っといたらよかったな。
大型
▲宮古市市役所建設中の車体
吊り上げられる重さが5t以上だと、力持ちと認定されて「大型」扱いになる。彼を操るには特殊な免許が必要だ。
日本では、7t~3000t! の重さまであげられるのが主流だ。特に35t以上のモノを持ちあげられるクラスになると、輸送用のトラックに乗ることができず、分解して現場まで運ばれることになる。なお組み立てには、クレーンを組み立てるためのクレーンが必須だ。
大きなものは、お尻のところに大きな重りを積んでいて、それですってんころりんするのを防ごうとしている。吊り上げ重量800tを超える超大型のアニキになると、彼の重荷になるためだけに存在している台車とドッキングする。こうすることによって、腰まわりの回転運動をささえ、雄雄しく屹立する自慢のイチモツがうっかり発展途上のビルに激突しないよう防いでいるのだ。
用途
言うまでもなく、高い建物の建設と解体が主なお仕事だ。
しかし、「パイルバンカー」や「アースドリル」といったアイテムを装備することで、掘ることにも対応できる場合がある。ようは、イチモツの先っぽとかをチェンジするのだ。
その他
超大型クローラクレーンには、一言で言うと金がかかるので、安い経費で働けるよう各所に改良が施されている。
詳しい説明は面倒くさいので、各社が発行しているパンフレットを参照されたし。
各部画像
キャタピラ
クレーン巻き上げ機
車体左側から見上げる
クレーン滑車
クレーン先端
遠景
斜め上から
2017年現在、クローラクレーンが見られる場所
東京オリンピックのにわか景気に沸く東京の再開発地域
いよいよ自動生成ダンジョンと化してきた、大阪再開発地域の地上部
三陸海岸の堤防建設現場
etc・・・
第一回はこちらから
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