①名前:エアーホイール(セグウェイ)
②生息地:日本各地(の観光地で体験乗車をやってる)
③出自:セグウェイ社(写真のエアーホイールは中国系)
④大きさ:俺が乗っても大丈夫なぐらい
⑤速度:時速6キロ。リミッター解除時は13キロ
⑥乗り心地:意外に安定している
⑦備考:やみつきになる
みんな、セグウェイって知ってるかな? クレヨンしんちゃんの映画にも登場して有名になった、ハイテクなおもちゃだ。
世間が「郵政民営化」でどたばたしている頃に華々しく売り出され、軽自動車並みのべらぼうな値段のためさっぱり売れず、ひっそりと消えた。
かに思えていたのだが――
おおおお、セグウェイが並んでいる!?
場所は三沢航空科学博物館の敷地内。どうやら体験乗車ができるらしい。
1500円払って、ヘルメットをかぶり、いざランに出発!
とその前に、カンタンに乗り方を説明しておこうか。
これがハンドルね。中央の表示板に、速度とかいろいろ出る。走行中はほぼ見ることはないけど。
ほんでもって、この小さなリモコンに、電源ON・OFFのスイッチがついている。
乗り方1:まずは車体の前にまわりこんで、しっかりとハンドルを握る。握ったら、二つの車輪の間についているスタンドを「ぽん」と蹴って押し込める。ようは、自転車のスタンドをはずすのと同じ原理だ。
乗り方2:ハンドルをにぎったまま、車体の後ろに回りこみ、車体に片足ずつのせる。
乗り方3:車体内蔵のジャイロとジャイロセンサーが仕事をしてくれるので、一輪車のようにすっころぶことはない。体重を前に倒せば全身、後ろに倒せばブレーキ。操縦は優れたアプリのように直感的に行なえ、単純に進むだけなら3分間ほどの練習で会得できる。
とは言っても、インストラクターの人の伴走はしっかりつくんだけど。
すごいと思ったのは、ちゃんとブレーキランプがついているところだ。あと、「リミッターをはずさせてもらう」には、さっきのリモコンの赤いボタンを押さないとダメだし、安全性には配慮しているもよう。
「昔は100万円した。今は60万だ」
そう語るのは、インストラクターのおっちゃん(元空自の整備員)だ。
セグウェイ社自体は、リコールとか事故とかいろいろあって、あろうことか中国系の企業に買収されてしまったが、おかげで価格は下がったそうだ。
「観光地とかで、よく売れているね。ハウステンボスなんか、導入して一年以上たつよ」
なるほど、たしかに、乗っていてかなりおもしろい乗り物だ。
ちょっとの体重移動でするすると前進していくさまや、風を切りながら後退していく感覚、なにより自転車と違ってこがなくていい。
個人的には、信地旋回(しんちせんかい 片側の車輪のみを駆動させ、その場から前進することなく向きを変える旋回)ができるところもグッドだ。
「すげーなこれ。公道で走れねえかな」
「走れるけど、その場合は警察署に届け出を出して、走行する区間をしっかり封鎖して、その区間を見張る人がいれば、走れるよ」
「マラソン大会か!」
セグウェイが普及するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
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