2022年10月28日金曜日

レゴブロック フィアット500を組む 写真入り組み立て解説(③タイヤ、窓ガラス、仕上げ)


いよいよ最後の工程になる。

車体にボンネット、フロントガラス、ルーフを取り付けて、フィアット500を形作る。


●現在地

③タイヤ、窓ガラス、仕上げ ←イマココ!



順番的には、


フロント → リア → ルーフ → タイヤとその他付属品


となる。



あいかわらず細かいパーツが多いので、こんなふうに小皿っぽいものに取り分けたほうがいい。




●フロントライト部分の取り付け



まずは、ウィンカーに当たる部品を作成



とりつける




それで、大きなライトの土台となる部分を作成する




車体にとりつける


続いて、フロントバンパーの作成。



●フロントバンパーの取り付け


組み方は、リアバンパーとちょっと似ている。





ひっくり返し、補強するようにパーツをつける。




フィアットのロゴとか、表面の見える部分をとりつける。




バンパーを車体に組み込む。組み込みにはちょっとコツがいる。

力を入れすぎると、ダッシュボードが押し出されて脱落するぞ(二敗)。





●前輪のフェンダー、フロントライトの取り付け



フェンダーを組み立てる。むずかしいことはない。



車体に対して、少し斜めに取り付ける。



反対側も同じように組む。



上から見た写真。実車と同じように、台形になる。






フェンダーを組んだら、フロントライトを取り付ける。




●ボンネット



ボンネットを作る。意外にぶ厚い。




車体にとりつける。



●残りの窓ガラスの取り付け


窓ガラスは、ちゃんとクリアパーツになっている





窓枠をとりつける


続いて、フロントガラス





こんな感じになる。今のところ稼働するものの、ルーフをつけると固定される。




●ルーフ(屋根)の取り付け


ちょっくら、今までにない手の動きを強いられる。具体的に言うと、裏返して縫った服をひっくり返すごとくの作業だ。




ルーフの後ろ半分のパーツ。組み方は、ボンネットに似ている。



屋根の後ろ半分はこんな形になる。黒いパーツはあとで、開閉式の部分を固定する棒状パーツがはまる。


ルーフの前半分を組む。



可動ギミックがあるので、これまでにないパーツがお目見えする。もっとも、さほどむずかしくはない。




前半分と後ろ半分を合体させる。



ここからが問題の作業。

キャンバス生地のような布パーツを、前半分部分の突起に引っ掛け、くるりとまわし、後ろ半分側の突起に通す。棒状のパーツをはめて固定する。



屋根になった。




車体に取り付ける。だいぶ車としての形ができてきた。



●トランクの取り付け


フィアット500はリアエンジンなので、トランクという言い方が正しいかわからないが、とにかく後ろのふたの部分を組む。






こんな感じになる。ロゴと空気穴のシールを貼るのを忘れずに。



●ナンバープレートの取り付け


ナンバープレートは、三種類から選べる。



TOFOってのが、組み立て説明書のデフォルトになってる。




●トランクの組み立て


え、組んだじゃん? と早とちりしないように。

ここのトランクは、米米CLUBの「浪漫飛行」で歌われてるほうのトランクだ。







シールを貼り、車の後部にとりつける。

イタリアの周辺諸国の国旗をモチーフにしたロゴがプリントされている。





ここでタイヤも組む。

いよいよ完成が近い。



小道具のイーゼルを組み立てる。



なかなかたくみな構造をしている。

残った板型パーツに絵のシールを貼り、イーゼルにつける。





完成!



③では、これだけのパーツが余る。細かくなくしやすい部品の予備だな。




●完成写真



全体の様子。

動かせて遊べる部分がかなり多い。




ボンネットの部分。

予備タイヤがちゃんと入っているのには恐れ入る。




ルーフも、ちゃんと開く。ルパン三世なら、次元が身を乗り出して射撃するところだな。



ドア。ここの部分一つとっても、再現がすごい。

このキットを設計した人は、たぶん天才だぞ。





エンジンの部分。


勘どころをしっかりと抑えて、レゴでもちゃんとエンジンに見える。



ところで、蓋がここまでしか開かないと、整備の時大変だと思うのだが、実車ではちゃんと(簡単に)取り外せるのだろうか?




車内の再現度も高い。


前の座席は、実車みたいに可動する。






ひっくり返してみた。


しっかり車体裏とわかる造形には恐れ入る。




●小道具


イーゼルと絵。右の鼠色のパーツは筆置き、左の四色はパレットだな。


パレットは、別にパレットとして成形されているパーツが単品買いできるから、差し替えてもいいかもしれない。



横からみた図。可動式で、角度を変えられる。





トランク。筆とパレットが収められる。



●組んだ感想


非常に贅沢なキットである。

作りごたえ、実車の再現度、完成後の満足感、どれも良好だ。


少々値は張ったが、組んでよかったと思えるキットだぞ。




そもそも、レゴを久しぶりに組みたくなったきっかけは、アルバイトだった。


空き家の遺品整理のバイトをしたのだけど、そこにレゴブロック(たぶん、孫が遊んでいた)があって、久しぶりに組みたくなったのだ。


どうせ組むなら、小さいころ組まなかったような大作を作ろうと思って、目についたのが、フィアット500だった。



●余談

フィアット500が出てくる作品は、古典では「ローマの休日」があるのだけど、見たことないからよく知らない。


この車が活躍するのは、やはり「ルパン三世」だろう。


「カリオストロの城」も良いけど、個人的におススメは「風魔一族の陰謀」。


アニメっぽい大げさな表現で、この車がきりきり走り回るぞ。




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