安いデッキを作る――ヴァイスシュバルツ編
久しぶりだなヤマトの諸君。実に5日ぶりか。
新潟で音楽のロックのフェスティバルが開かれたので、その係員をしてきたぜ。
と言ってもまあ、会場から10キロほど離れた駐車場に配置されたのだが。
とんでもない山奥で、半径5キロ以内にコンビニもガソリンスタンドもなく、我らのチームリーダーが思わず童心に帰ってクワガタムシを探しに行くような神秘的な僻地だ(そしてメスばかり10匹捕獲してきた)。
ついでにそこで不気味な流星や謎の発光体を目撃したけど私は元気です。
さて、予定通りヴァイスシュバルツで安くデッキを組む話だ。
※ ※ ※
前に紹介した「クレヨンしんちゃん」のデッキで、4戦4敗した。
場所は秋葉原で、確かに手ごわいプレーヤーが集まるのだが、それでも1勝もできないのは由々しき自体である。
3回目に対戦した人の言葉によれば「クレしんで戦うのなら、スターターデッキのカードをみんな取り替えないといけない」。
これは、私にとってデッキの90パーセントのカードを替えることを意味する。これなら「新造した方が早い」状態だ。
実は、前々から組んでみたいと思っていたデッキテーマがあった。
「艦これ」である。
私は「艦むす」の「娘」はよく知らないのだが、「艦」のほうなら多少は知っている。
そして、最近(2016年7月25日現在)でも新規ブースターが発売されたので、デッキの強化が望める。
なので、「艦これ」のデッキを組むことにした。
ところがここで問題が出てくる。
私の一ヶ月あたりのブログにかけるネタ費(通称UMA費)は上限5,500円と決まっている。つまりあまりデッキにお金をかけられないのだ。
カードゲームのデッキを一から作るには、結構お金がかかる。
例えば遊戯王なら、1,000円のストラクチャーデッキ×3で3,000円、ヴァイスシュバルツで現在大人気の「プリズマイリヤ」デッキは20,000円、金がかかることで有名なマジックザギャザリングは数万円である。
5,500円の予算のうち半分は、すでにレゴブロックを買うのに使ってしまっているため、使える予算は2,200円までだ。
だが諸君、心配することはない。我々のような貧民のために、カードゲームショップは慈悲深い場所を用意している。
ストレージ、である。
ようは、「もういらないや」と二束三文で叩き売られたカードたちが数千枚単位で集う、プラスチック製のケースのことだ。
今回はそのストレージ「のみ」から、デッキを作りたいと思う。
「いらない子」とされた非力なカードたちが団結し、ショーケースに飾られ、大会でも引っ張りだこのカードを打ち倒す・・・
「いらない子」とされた非力なカードたちが団結し、ショーケースに飾られ、大会でも引っ張りだこのカードを打ち倒す・・・
皆の衆、これは下克上じゃ、下克上なのじゃ!
で、店を10件ほど回って、こんなんできましたー。
●デッキ構成
・キャラクター37枚
レベル0: 18枚
レべル1: 9枚
レベル2: 7枚
レベル3: 3枚
・イベント5枚
・クライマックス8枚
・キャラクター37枚
レベル0: 18枚
レべル1: 9枚
レベル2: 7枚
レベル3: 3枚
・イベント5枚
・クライマックス8枚
50枚のデッキのうち、主力となるのはこのカードだ。さあ、いったい、数ある艦娘たちのなかから、栄光のヒロインの座に輝いたのはどの娘だ!?
うん、女の子じゃないんだ、ゴメンね♪
効果をざっくり言うと、デッキトップ4枚をめくって、その中に「艦娘」カードがいたら一枚手札に加え、残りは控え室(墓地)に送るというもの。
このカードを初めてストレージで見たとき「ヴァイスシュバルツ版『天使の施し』か?」と目を疑った。遊戯王なら、絶対に永久に使用禁止になる強力なカードだ。
ヴァイスシュバルツでは、ルール上の限界である4枚までデッキに入れられる。
そして、もう一つ、ドラム缶とシナジー(つまりコンボ)があるカードを投入。
余談だが、初めて作った船のプラモデルがタミヤの「春雨」であった。まだ艦これなんぞ影も形もない時代の話だ。なんでこの船を選んだのかは覚えていない。
効果は、登場(召喚)時、手札からキャラクターカード一枚を控え室に送って、代わりに控え室のドラム缶を手札に持ってくるというもの。
ドラム缶は1ターンに1枚しか使えないとかそうゆう制限がないので、ドラム缶をもう一度使える。二枚目の春雨があれば、当然もう一度使える。
しかしもちろん物資輸送用のドラム缶だけでは、戦争には勝てない。艦娘で相手を殴らないといけない。
で、活躍するのが、こちらのバニラたち。
ちなみに「バニラ」というカードゲーム用語は、おそらく遊戯王が起源だ。
効果のないモンスターをそのカードの色にちなんで「バニラ」と呼ぶのだが、今ではヴァイスシュバルツやマジックザギャザリングでさえも、効果のない普通のモンスターのことをバニラと呼ぶ。
このデッキの戦術を説明しよう。
相手を素早く殴って屈服させる、ただそれだけである。
もうちょっと言うと、レベル0やレベル1の、比較的序盤で出しやすいモンスター・・・じゃない艦娘を展開し、「ソウル+2」が効果のクライマックスカードを発動、相手をひたすら殴り続け、短期決戦で打ち勝つ。
ちょっとヴァイスシュバルツのルールを説明する。
勝利条件は相手プレイヤーを攻撃して「クロック」にカードを貯めさせ、レベル3にまであげることだ。
このカードゲーム、キャラクターに「攻撃力」と「ソウル」の値があって、攻撃力はキャラクターどうしの戦闘に、ソウルは相手プレイヤーにダメージを与えるのに用いる。
例えばこちらソウル1のカードで攻撃した場合、相手は山札(デッキ)から1枚カードをクロックと呼ばれる場において、このクロックが7枚たまったら「レベルアップ」処理を行なう。
流れとしては――
レベル0から始まり→クロックに7枚たまる→レベルを1にあげてクロックのカードを清算する→また7枚たまる→レベルを2にあげてまたクロックのカードを清算する→レベル3まであがったらゲームオーバー
てな感じだ。
普通、レベル0やレベル1のキャラクターたちは、ソウルが1しかない。
ところが、ソウル+2を与えるクライマックスカードがあればソウルが3になり、通常の3倍である。
ところが、ソウル+2を与えるクライマックスカードがあればソウルが3になり、通常の3倍である。
つまり、三人がかりで通常は3点しかダメージを与えられないところ、3倍の9点を与えられる可能性が出てくるわけだ。
なお、切り札となるクライマックスカードはデッキに8枚までしかいれられない。
このクライマックスカード、本来はカードを発動したとき山札から1枚ドローして攻撃力を+2000とか、いろいろ複雑なバリエーションがあるのだが、そんなまどろっこしいものは予算という名の主がお許しにならない。
このクライマックスカード、本来はカードを発動したとき山札から1枚ドローして攻撃力を+2000とか、いろいろ複雑なバリエーションがあるのだが、そんなまどろっこしいものは予算という名の主がお許しにならない。
もう一度言う。ドラム缶でサーチして、ソウルを高めて殴る。ただそれだけである。
さて、気になるお値段だが・・・
総作成費 ¥1591
内訳
¥19~¥29のノーマルカード×31枚=¥894
¥40~¥80のコモンカード×8枚=¥597
¥100のコモンカード×1枚=¥100
うむ。我ながら安くできたと思う。さすがヒマ人だとほめてやりたいところだ。
あとはカードを守るスリーブを適当に見繕って買えば、完成である。
あとはカードを守るスリーブを適当に見繕って買えば、完成である。
次の記事で動かし方を説明する。
次の記事へ
※2017年秋追記
一年ぶりにこの記事を見直してみたら、「へえ~こんなデッキ組んでたんだ」って感じ。ぶっちゃけ大幅に加筆修正したいけど、「時空改変はダメ」だっていうし、このままにしておく。
※2018年秋追記
安価デッキまとめはこちらから
※2017年秋追記
一年ぶりにこの記事を見直してみたら、「へえ~こんなデッキ組んでたんだ」って感じ。ぶっちゃけ大幅に加筆修正したいけど、「時空改変はダメ」だっていうし、このままにしておく。
※2018年秋追記
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このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除今、気付いたが日本の夏の4大ロックフェスティバルの苗場だね。
返信削除と言っても、たまたま深夜にやっていたロックフェス芸人という回で、
都市部が一つだけで、後はアウトドアもアウトドアも楽しむぜというコンセプトの自然あふれる場所でやっているとしか知らないが、そこだったのですね。
後、ヴァイス、頑張ってね。
こっちはリソースを集中させたいから、遊戯王に絞るは。
といっても、こっちは、気分で新しくデッキを作ったりしてそこそこ遊戯王に金を注ぎ込み始めているから、月、なんぼかと決めて、きんぎょ顔を見習わないといけないと考えている。
しかし、こちらのコミュニティのガチ勢は、
平気で新弾が出る度に、10ボックスを買うとかいう話が出てくるので、
ガチ勢は色んな意味で強いと感じる。
じゃあ、そんな所、それじゃあ。
追伸、クレしん、連続ドラマするってよ。
http://www.cinematoday.jp/page/N0084555