2020年6月6日土曜日

『ハートナイトメア』感想


スパイ03様制作『ハートナイトメア』をクリアしたので、紹介がてらの感想を少々。


『異世界超人テンセイント』の紹介はこちらから



【シナリオ】

初めに言っておこう。

このゲームはシナリオが最低限しかないぞ!

かっこいい「変身」シーンのためにシナリオを整えた、みたいな感じで、面倒なマップ移動もなく、建物内は基本一本道。

足の長い竹馬で飛び石を二つほどまたいでいくみたいな、怒涛の展開が見れる。


【音楽】

全体的にノリがいい。センスを感じる。物語の長さの割に、曲数が豊富。

個人的には、「Black Rose」がお気に入り。


【変身シーン】

『ハートナイトメア』は、ロボットものというか変身物というか、まあ、そんな感じなのだが、その変身がかなりかっこいい。

かっこよさがジャキン、ガキーンで、最後に首がグンともたげて、ばばーんってポーズを決めてる様子が伝わってくるのだ(語彙力不足)。

小さい頃したロボット遊びを、大きくなって再現した、とも言えるかもしれない。ちゃんと、どういう演出をすればいいか「ツボ」を押さえている。

端役の敵にもちゃんとグラフィックが用意されているところがすごい。



【キャラ】




「群像劇」に近いシナリオなので、キャラの数は多い。

セリフの全体数は多くないものの、どれも印象に残る。

変身シーンで、キャラの個性をたたせている。

ゲームを起動させたとき、首の長いキリンが目に入るといつも「ふふ」となる。


【その他】

ふりーむで「ホラーゲーム」って紹介されているけど、ホラーゲームじゃありません!

いたずら心としか言いようがないタイミングで脅かし要素があるだけだ。


【その他雑感】

ラスボスを倒すときのメタ的な演出は、『One Shot』を思いだした。このインディーゲームの名作も、「ゲーム外のデータの参照」が必要になる。

ただ、『ハートナイトメア』は「メタメタ視点」と言えるもので、さらにひねっている。

ついでに言うと、我が家のパソコンはネットにつながっていないので、打倒ラスボスのため、携帯片手にWi-Fiの飛んでいる近所のセブンイレブンに行く羽目になった。

ある意味、俺史上最も(物理的に)手間をかけさせたボスと言える。

ボス自体は、そんなに強くなかったぞ。



戦闘で手こずったのは四天王のガンダモで、ちょっと攻略法を書いておく。



このゲームは、キャラの成長要素がないので、行動順は固定である。

バルカン → ガンダモ → スーパーロッド → ブラックローズ → ハートナイト

が、行動順となる。

ガンダモの攻撃は実質即死攻撃なので、スーパーロッドの「予知(次の自分の手番まで攻撃を回避)」が重要になってくる。

バルカンの「ブースターアーマー」でスーパーロッドのスピードを上げ、攻撃が来る前に「予知」が使えるようにしておく。

あとは、予知を施した味方に攻撃が来ることを祈ろう。

※詳しい統計はとっていないけど、体感的に「ブラックローズ」は回避率が高いような気がする。予知を施すならそれ以外のキャラがいいだろう。



『ハートナイトメア』は、作者様がグラフィックでいろいろ試したいことを実施した作品に見える。

つまり、素材やらノウハウやらがいろいろ溜まっている言うことだ、たぶん。




すなわち、我々は次回作を楽しみにして良いと言うことだな!












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