2020年12月5日土曜日

『異世界超人テンセイント』 感想



当然ネタバレも含むので、ネタバレが嫌な方は先にゲームを遊んでね。


(DLは↓)

https://www.freem.ne.jp/win/game/24060



■プレイ開始時の感想




プレイしてまず目についたのが、


「なんか上に邪魔な文字があるな…」


Banbichan? と書いてあるのか? ほら、画面上中央。


いちおう言っておくが、これは俺が動画キャプチャーソフトを使っているのではない。


デフォルトで入っているのだ。


この、画面の表示を地味に妨げる文字は、ほぼエンディングまで解消されることはない


で、操作開始だ。


タイトルに「異世界」なんて書いてあるし、ゲームの始まりは車に轢かれるシーンからだけど、異世界転生物ではない。


▲この程度の舞台設定、このゲームの作者様にはよくあること

純粋な学園モノである。

ウソです。


ゲームの初めは学校なものの、まもなく荒廃した未来っぽい場面に移る。


2つの世界が交互に展開していく構造なのだ。



■攻略難易度

▲戦闘はオーソドックスな対面式で、『AN EARTH2』と同じ。


謎解きはほぼないので問題ない。問題が出るとすれば戦闘である。

とは言っても、戦闘も難しくない。

一部運ゲー要素があるものの、イベント戦闘のだいたいは直前からやり直せる。

電話(セーブポイント)もたくさんあるしな!

学校の下校狩りラーの突破にしっかり準備が必要なのと、あと、レベル上げを少ししておいたほうがいい。

それも、道中で見かける狂人を一回ずつ倒せば十分


学校からの脱出イベントで、所持金とアイテムが全部なくなるビックリドッキリがある。

が、アイテムもお金もそれ以後ほとんど使わない(アイテム化した主人公の妹除く)ので安心だ。





■キャラクター



この作品は短編だけど、キャラクターの数が多い。グラフィックも結構凝ってるぞ。


「ディストピア」+「特撮物のヒーロー」を組みあわせたみたいな格好が多め。セリフ回しもいちいち印象に残る。


あと、変身シーンがある。

変身は、前作の『ハートナイトメア』にもあったものだけど、グラフィックの粗さが改善されている気がする。



■BGM



BGMは豊富だ。学校とか、部屋によって曲が変わるぞ。


このゲーム、しばしばけのわからんタイミングで戦闘が発生するのだけど、そのたびに曲が用意されてるので、飽きさせない。


個人的なお気に入りは、終盤のロックマン(としかいいようがない)とのバトル曲。


あ、ダウンロードしたゲームに、サウンドトラックももれなく付いているぞ。




■まとめ



短編で、テンポよく物語が進められる。


全体的に粗削りな部分があるものの、主旋律と呼べるものはできているので、十分楽しめる。


そういえば短編でセリフ回しが独特なフリゲーといえば、『メイジの転生録』が思い浮かぶ。あっちは別のベクトルで突き抜けているけど。



寝る二時間半ぐらい前にプレイを始めて、笑うところで笑って、エンディングを迎えたら、就寝後にゆかいな(Funny+interest的な)夢が見られるかもしれない。


テンセイントは、そんな作品である。




■余談


個人的に一番印象に残っているのが、「わくわく昆虫ランド」




なんでかって、俺が幼稚園の時に描いていたクワガタムシそっくりのグラフィックが出てきたからだ。



▲カブトムシ、クワガタムシ、テントウムシ。見比べるとそんなに似てない


うわ、俺のクワガタムシがいるって、その時は本気で思ったぞ。


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