《激流葬》は、2001年4月に、初めて発売された。
発売後、DMのバトルシティ編が始まり、梶木がつかったため、カードとしての認知度を高めた。
有名なだけでなくちゃんと強く、相手のモンスターを全て破壊する効果は、自分のモンスターを巻き添えにするデメリットがあってなお、魅力的だった。
このカードは、5Dsの時代まで除去カードとして使い続けられ、地味に「したっぱ」ルチアーノも使っている。
商業主義的な観点から「このカードはカードの効果では破壊されない」的なインチキカードが量産されるまで、警戒すべきカードとしての地位を維持した。
除去カードとしては二流の地位に落ちてもなお、「破壊され墓地に送られた時(場合)に効果を発動する」カードの勃興で、「自分で自分のモンスターを破壊する」手段」として需要があった。
一枚しかデッキに入れられなかった《ブラック・ホール》(ほぼ《激流葬》の上位兌換)が、三枚つめるようになるまで、このラブコールは続いたのだった・・・
とうとう引退したと思った最近、2020年、なんと《激流葬》をピンポイントでサーチするカードが登場した。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「激流葬」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの水属性モンスターが効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
サーチするだけでなく、オマケの効果も地味強で恐れ入る。
こうゆう、古いカードを救済してくれるカードの販売は、個人的には歓迎だ。コナミは、ミクロな部分では有能なんだよなぁ・・・
でも、もっと恐れ入るのは、この強化をもってなお《激流葬》は、公式戦で使うようなカードにはなれないという、インフレの加速具合だったりする。
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