2019年1月28日月曜日

出張先でもプラモ 第11回 かばん&サーバル (マックスファクトリー「プラマックス」シリーズ)レビュー付き



プラモデルと聞いて、みなさんはなにを思い浮かべるだろうか?
おそらく多くの人は、車や船や飛行機が思いつくだろう。なるほど、確かにこれら乗り物は、プラモの定番商品である。
 
だが、国産プラモが生まれて60年。その歳月は技術の進化をもたらし、ガラパゴス化やらすき間産業やらを生み、ついにある種の到達点に至った。
 
 

 
 
時代は、美少女プラモデル、だ。
 
 
とゆうわけで今日は、『けものフレンズ』のサーバルちゃんとかばんちゃんを組み立てたい。この二人にプラモはあるのかって? あるんだよ。
 

▲パーツ分け。

シンプルだがちゃんと色分けをしている。なるほど、色を塗らずに女の子たちを再現できるってすんぽうだな!
 
ところが、俺の方に問題が一つ。
 
美少女模型を―― 組んだことが―― ない・・・
 
ほんと、まったくもって、組んだことがないのだ。

なるほど、前回「シルフィー」を組んだのだが、あれはどちらかといえば、ガンプラの亜種みたいな感覚だった。
 
 

▲先のプレイヤーが断念した後を狙う「ハイエナプレイ」でゲット


俺自身は、美少女フィギュアですら、UFOキャッチャーの景品ぐらいでしか手にしたことがない。
 
 





これは、ニッパーで切り離していいのだろうか? 

野蛮な刃物を使って、サーバルちゃんやかばんちゃんのやわはだを傷つけたりはしないだろうか?
 
とにかく、おっかなびっくり、とりかかる。




まずはパーツの水洗い。

このキットは色分けされているものの、細部(サーバルの耳とか)は塗装を加えたほうがいい。洗って離型剤を落とそう。







説明書はこんな感じ。パーツが非常にシンプルな構成をしていることがわかる。










このままではのっぺらぼうだが、ちゃんと瞳のデカールが用意してある。





デカールは良い。ただ(やむを得ないことだが)薄いので、取扱には注意したほうがいい。


ある程度サーバルを組んだら、次はかばんちゃんにとりかかる。



▲かばんちゃんのパーツ


同じ感じで、かばんちゃんも組んでいく。



トレードマークである帽子とリュックも、うまく再現されている。



 
そんなわけで、無事完成。組み立てだけなら2時間ほど。塗装を含めても5時間かかってないかな。





▲基本的にパーツの成形色のままで、塗装は最低限しかしていない。茶色のまだら模様とかだな。






ただ、かばんちゃんの帽子、ズボン、リュックには、ドライブラシ(薄めた塗料でぼかすように塗装すること)を施している。

今回二人を組むためにアニメを確認したのだが、たぶん、麻のようなごわごわした材質ではないか? と思ったためだ。
 

プラモのためにアニメを見る男、俺氏!
 
 
▲ミスターカラー 314「ブルーSF35622」


なお、かばんちゃんの帽子やリュックの成形色は、この色が一番近い。

本来はイスラエル空軍機の塗装に使う色だが、本当に近いので、このキットを組んで塗装する人は考慮に入れてもいい。

▲タミヤアクリル「XF-64 レッドブラウン」


なお、サーバルのまだら模様の塗装に使ったレッドブラウンは、ドイツアフリカ軍団の戦車の泥汚れとかに使う色だ。


けものフレンズはミリタリー系だった・・・?



なお塗装は、アニメに準じた説明書の指定ではなく、箱絵のイラストを参考にしている。


アニメの色彩設定? 無視してますけどなにか?




▲ロンググローブのところも、ドライブラシで塗装しているのだが、けっこう失敗した。

あと、耳の部分の色分けが意外に難しい。





▲かばんちゃんのリュックは、うまく背負わせるのがむずかしい。リュックをとりつけてから、腕をとりつける構成だからだ。

あと、帽子の羽根は、付属のデカールで色分けするのではなく、塗装したほうがいい。

もっとも、都合よくかばんちゃんの羽根の色にあった塗料はないのだが・・・
 



それでは組んだ感想を。


気軽にけもフレの主役二人が手に入るので、ファンにはおススメできる。

完成品のフィギュアを二体買うより、ずっと安く済む。

ただ、少し小さい(1/20サイズ)ので、そこは考慮しておく必要がある。

サイズ的に、ゲームの駒とかにちょうどいいかもな。



―――

0 件のコメント:

コメントを投稿