遊戯王の、たくさんある変な単語の一つに、「効果モンスター以外のモンスター」ってのがある。
「通常モンスター」とどう違うのだ? は多くの初見さんが思うことだろう。
あれだ、カード枠がバニラ色じゃなくても、テキスト欄に召喚の素材指定以外のことが書いていないと、「効果モンスター以外のモンスター」ってことになるらしい。あ、もちろん恒例の例外はたくさんある。デュアルモンスターとか。俺もこの説明には自信がない。
で、2019年の春に、「天威」ってテーマが登場したのだけど、こいつらの多くが、
「自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する」
ってテキストだ(なんじゃそりゃ)
つまり、
▲きみ、「プロゴルファー猿」にちょっと似てるね
天威モンスター特殊召喚 → 「効果モンスター以外のモンスター」である天威リンクモンスター召喚 → さらに天威モンスター特殊召喚
で、どんどんモンスターを展開していくわけだな。
つまり要約すれば《水晶機巧クリストロン-ハリファイバー》が欲しくなるデッキであり、「エクストラデッキ拡張のためお金使ってね」という神様コナミ様からのメッセージだろう。
しかし世の中は、「そうは問屋が卸さないこと」が多い。
「天威」のインスピレーション元になったインド哲学の、「ニヤーヤ学派」を用いればこうなる。
1⦁ 主張 多くの人はエンジョイ勢
2⦁ 理由 お金がないから
3⦁ 実例 遊戯王は、お金がない人はエンジョイ勢にならざるを得ない。例えばMTGのごとし
4⦁ 適用 MTGのごとく、遊戯王もかくのごとし
5⦁ 結論 ゆえに多くの人はエンジョイ勢である
ニヤーヤ学派の3.と4.って、あんまり必要ない気がする・・・
とにかく、エクストラはそんなに頼りにしたくない(できない)。
だがせっかく、モンスターを二体、並べられる。
モンスターが二体。通常召喚権はまだ残っている・・・
最上級モンスターを生贄召喚できるじゃないか
とゆうわけで、幻煌天威デッキのご紹介
※2019年7月 レシピ修整、新規カード追加
※2019年12月 レシピ修整、新規カード追加
※2020年4月 レシピ修整、新規カード追加
デッキ作成値段:10110円
※見方《カード名》 採用枚数×単価 合計値段○円
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(20枚)
⦁ 《幻煌龍 スパイラル》 3 ×20 60円⦁ 《幻殻竜》 2 ×15 30円
⦁ 《天威龍-アーダラ》 3 ×70 210円
⦁ 《天威龍-シュターナ》 3 ×20 60円
⦁ 《天威龍-マニラ》 1 ×20 20円
⦁ 《天威龍-ナハタ》 1 ×20 20円
⦁ 《天威龍-ヴィジュダ》 2 ×80 160円
⦁ 《天威龍アシュナ》 2 ×70 140円
⦁ 《増殖するG》 3 ×980 2960円
◆ 魔法(14枚)
⦁ 《天幻の龍輪》 3 ×80 240円⦁ 《天威無崩の地》 3 ×80 240円
⦁ 《強欲で貪欲な壺》 2 ×480 960円
⦁ 《虚ろなる龍輪》 3 ×90 270円
⦁ 《幻煌龍の螺旋絞》 3 ×20 60円
◆ 罠(6枚)
⦁ 《天威無双の拳》 3 ×120 360円⦁ 《スキルドレイン》 3 ×120 360円
【エクストラデッキ】(15枚)
⦁ 《天威の拳僧》 3 ×20 60円⦁ 《天威の龍仙女》2 ×190 380円
⦁ 《天威の鬼神》 1 ×20 20円
⦁ 《天威龍拳聖》 1 ×580 580円
⦁ 《天威龍-サハスラーラ》 1 ×30 30円
⦁ 《竜巻竜》 1 ×130 130円
⦁ 《サンダーエンド・ドラゴン》1 ×80 80円
⦁ 《ダイガスタ・エメラル》 1 ×120 120円
⦁ 《No.39 希望皇ホープ》 1 0円(余りを使用)
⦁ 《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》1 0円(余りを使用)
⦁ 《輝竜星-ショウフク》 1 ×120 120円
⦁ 《天威の龍鬼神》 1 ×200 200円
【サイドデッキ】(15枚)
⦁ 《天威龍-マニラ》 1 ×20 20円⦁ 《天威龍-ナハタ》 1 ×20 20円
⦁ 《天威龍-アシュナ》1 ×20 20円
⦁ 《灰流うらら》 2 ×1050 2100円
⦁ 《魔晶龍ジルドラス》3 0円(余りを使用)
⦁ 《青眼の究極竜》 1 0円(小さいころ当てたものを使用)
⦁ 《ハーピィの羽根帚》1 0円(余りを使用)
⦁ 《盆回し》 1 ×20 20円
⦁ 《メタバース》 1 0円(余りを使用)
⦁ 《群雄割拠》 3 ×20 60円
幻煌天威デッキの美点は、まず幻煌のパーツが安く買える点だ。バニラモンスターは青眼とモリンフェン以外人気がないからね、仕方ないね。
あと、天威のパーツも決して高くない点も見逃せない。
うまくいけば、Vジャンプ収録のやつ(《天威龍拳聖》)以外はストレージでそろう。
値段でネックになるのが、みんな大好き《増殖するG》。
記載した980円という値段は、相場が落ち着いていた時期に買ったもの。今(2019年6月現在)では、1000円以下の値段は少ないので注意。
※2020年5月追記
あれから一年たって、《増殖するG》が二回も採録されたけど、ぜんっぜん値段下がらねえなあ。さすがに1000円を越えるのは見なくなったが。
ドローソース仲間の《強欲で貪欲な壺》は2枚採用。
このデッキの調整の際、フィールド魔法サーチの《盆回し》や《メタバース》を入れて回していたのだけど、素直に2枚ドローしたほうがいいなって場面が多かった。ので、差し替え。
2020年4月に《天幻の龍輪》が新規で追加された。
究極嫁は《天威無双の拳》の効果でワンチャン。つよいぞかっこいいぞー! 条件が相手依存だからむずかしいが。
で、ちょっくらデュエルって来た。
●対戦結果
形式:勝ち抜き式マッチ戦勝敗:2勝1敗
・ドラグニティ ○○
・フォーチュンレディ ○○
・真竜皇 ×○×
このデッキで、一番強いのは幻煌でも天威でもない。
スキルドレイン、である。
これさえあれば、相手は何もできず、身もだえしながら死ぬ。
まあ、墓地であれこれする真竜皇には勝てなかったのだが。
一部で「これつえー」と話題になった《天威無双の拳》は、さほど強くない。使い所さんが少ない。ただし将来「天威カードをサーチするカード」が発売されたら化ける。見込みは少ないけど。
※2020年4月追記
天威の登場からほぼ一年、本当に、サーチできるカードが登場してしまった。
ちなみに、この《天幻の龍輪》が手札(あるいは伏せカード)にあれば、《天威の拳僧》から《幻煌龍 スパイラル》を出せるぞ。
結論を言えば、【天威】はそんなに強くないデッキだ。
効果や戦い方はおもしろいし、自分好みでもある。
不満があるとすれば、「天威」も「幻煌龍」も一発で文字変換が出ないところか(そして辞書登録するほど頻繁に使う単語と思われない・・・)
ただ、漫画でも登場しているから、これからも新規カードが期待ができると思う。
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