2019年6月9日日曜日

【幻煌天威】はいくらで組めるか?(遊戯王OCG)


遊戯王の、たくさんある変な単語の一つに、「効果モンスター以外のモンスター」ってのがある。

「通常モンスター」とどう違うのだ? は多くの初見さんが思うことだろう。

あれだ、カード枠がバニラ色じゃなくても、テキスト欄に召喚の素材指定以外のことが書いていないと、「効果モンスター以外のモンスター」ってことになるらしい。あ、もちろん恒例の例外はたくさんある。デュアルモンスターとか。俺もこの説明には自信がない。


で、2019年の春に、「天威」ってテーマが登場したのだけど、こいつらの多くが、


「自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する」

ってテキストだ(なんじゃそりゃ)
 
 
つまり、
 

▲きみ、「プロゴルファー猿」にちょっと似てるね
 
天威モンスター特殊召喚 → 「効果モンスター以外のモンスター」である天威リンクモンスター召喚 → さらに天威モンスター特殊召喚

で、どんどんモンスターを展開していくわけだな。

つまり要約すれば《水晶機巧クリストロン-ハリファイバー》が欲しくなるデッキであり、「エクストラデッキ拡張のためお金使ってね」という神様コナミ様からのメッセージだろう。

しかし世の中は、「そうは問屋が卸さないこと」が多い。

「天威」のインスピレーション元になったインド哲学の、「ニヤーヤ学派」を用いればこうなる。

1⦁ 主張 多くの人はエンジョイ勢
2⦁ 理由 お金がないから
3⦁ 実例 遊戯王は、お金がない人はエンジョイ勢にならざるを得ない。例えばMTGのごとし
4⦁ 適用 MTGのごとく、遊戯王もかくのごとし
5⦁ 結論 ゆえに多くの人はエンジョイ勢である


ニヤーヤ学派の3.と4.って、あんまり必要ない気がする・・・

とにかく、エクストラはそんなに頼りにしたくない(できない)。

だがせっかく、モンスターを二体、並べられる。

モンスターが二体。通常召喚権はまだ残っている・・・
 

最上級モンスターを生贄召喚できるじゃないか






とゆうわけで、幻煌天威デッキのご紹介

 
※2019年7月 レシピ修整、新規カード追加
※2019年12月 レシピ修整、新規カード追加
※2020年4月 レシピ修整、新規カード追加


デッキ作成値段:10110円

※見方
《カード名》 採用枚数×単価 合計値段○円
 

【メインデッキ】(40枚)

◆ モンスター(20枚)

《幻煌龍 スパイラル》 3 ×20 60円
《幻殻竜》       2 ×15 30円
《天威龍-アーダラ》  3 ×70 210円
《天威龍-シュターナ》 3 ×20 60円
《天威龍-マニラ》     1 ×20 20円
《天威龍-ナハタ》     1 ×20 20円
《天威龍-ヴィジュダ》 2 ×80 160円
⦁ 《天威龍アシュナ》   2 ×70 140円
《増殖するG》      3 ×980 2960円

◆ 魔法(14枚)

《天幻の龍輪》      3 ×80  240円
《天威無崩の地》     3 ×80  240円
《強欲で貪欲な壺》        2 ×480 960円
《虚ろなる龍輪》           3 ×90  270円
《幻煌龍の螺旋絞》          3 ×20  60円

◆ 罠(6枚)

《天威無双の拳》  3 ×120 360円
《スキルドレイン》   3 ×120 360円



【エクストラデッキ】(15枚)

《天威の拳僧》 3 ×20  60円
《天威の龍仙女》2 ×190 380円
《天威の鬼神》 1 ×20  20
天威龍拳聖》 1 ×580 580円
《天威龍-サハスラーラ》  1 ×30 30円
《竜巻竜》         1 ×130 130円
《サンダーエンド・ドラゴン》1 ×80 80円
《ダイガスタ・エメラル》  1 ×120 120円 
《No.39 希望皇ホープ》    1 0円(余りを使用)
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》1 0円(余りを使用)
《輝竜星-ショウフク》   1 ×120  120円
⦁ 《天威の龍鬼神》      1 ×200  200円

【サイドデッキ】(15枚)

《天威龍-マニラ》 1 ×20 20円
《天威龍-ナハタ》 1 ×20 20円
《天威龍-アシュナ》1 ×20 20円
《灰流うらら》   2 ×1050 2100円
《魔晶龍ジルドラス》3 0円(余りを使用)
《青眼の究極竜》  1    0円(小さいころ当てたものを使用)
《ハーピィの羽根帚》1 0円(余りを使用)
《盆回し》     1 ×20 20円
《メタバース》   1 0円(余りを使用)
《群雄割拠》      3 ×20  60円



幻煌天威デッキの美点は、まず幻煌のパーツが安く買える点だ。バニラモンスターは青眼とモリンフェン以外人気がないからね、仕方ないね。

あと、天威のパーツも決して高くない点も見逃せない。
うまくいけば、Vジャンプ収録のやつ(天威龍拳聖》)以外はストレージでそろう。

値段でネックになるのが、みんな大好き《増殖するG》
記載した980円という値段は、相場が落ち着いていた時期に買ったもの。今(2019年6月現在)では、1000円以下の値段は少ないので注意。

※2020年5月追記
あれから一年たって、《増殖するG》が二回も採録されたけど、ぜんっぜん値段下がらねえなあ。さすがに1000円を越えるのは見なくなったが。


ドローソース仲間の《強欲で貪欲な壺》は2枚採用。
 
このデッキの調整の際、フィールド魔法サーチの《盆回し》や《メタバース》を入れて回していたのだけど、素直に2枚ドローしたほうがいいなって場面が多かった。ので、差し替え。

2020年4月に《天幻の龍輪》が新規で追加された。




究極嫁は《天威無双の拳》の効果でワンチャン。つよいぞかっこいいぞー! 条件が相手依存だからむずかしいが。

で、ちょっくらデュエルって来た。


●対戦結果

形式:勝ち抜き式マッチ戦
勝敗:2勝1敗

・ドラグニティ ○○
・フォーチュンレディ ○○
・真竜皇 ×○×




このデッキで、一番強いのは幻煌でも天威でもない




スキルドレイン、である。

これさえあれば、相手は何もできず、身もだえしながら死ぬ。

まあ、墓地であれこれする真竜皇には勝てなかったのだが。




一部で「これつえー」と話題になった《天威無双の拳》は、さほど強くない。使い所さんが少ない。ただし将来「天威カードをサーチするカード」が発売されたら化ける。見込みは少ないけど。
 

※2020年4月追記


天威の登場からほぼ一年、本当に、サーチできるカードが登場してしまった。


ちなみに、この《天幻の龍輪》が手札(あるいは伏せカード)にあれば、《天威の拳僧》から《幻煌龍 スパイラル》を出せるぞ。
 

 
結論を言えば、【天威】はそんなに強くないデッキだ。

効果や戦い方はおもしろいし、自分好みでもある。

不満があるとすれば、「天威」も「幻煌龍」も一発で文字変換が出ないところか(そして辞書登録するほど頻繁に使う単語と思われない・・・)



ただ、漫画でも登場しているから、これからも新規カードが期待ができると思う。



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