小学生の時以来、私はTCGのパックを買わなかった。
なぜなら、単品買いのほうがはるかに経済的だからだ!
しかし今回、ほぼ20年ぶりに、パックを買うことになった。
▲20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION(通称レジェコレ)
しかも、ボックス買いだ。遊戯王をボックスで買うのは初めてだ。
なぜ20年に及ぶ「パックを買わないという計画経済」を破るに至ったか?
それは、買ったほうが得をする、と判断したためだ。
このレジェンドコレクションというパック、かつては1000円~20000円ぐらいしたカードの再録が中心で、しかもそのカードのことごとくが、有用ときている。
例えば、
・持っていないと「人権がない」と言われ、デッキを組むにしてもまず「このカードを集めてから」とされた「灰流うらら」(だいたい1000~5500円)
・「ドローする」という全デュエリスト渇望の効果を持ち、あらゆるデッキに投入されたため「遊戯王はゴキブリが活躍するゲーム」と言わしめた「増殖するG」(だいたい700~50000円)
・「墓地は手札」というパワーワードに一石を投じ、ブルジョワデッキの象徴である「墓穴の指名者」(だいたい2000円ぐらい)
・映画の入場券といっしょに配布され、海馬社長のカードにもかかわらず実質絶版が続いていた「青眼の亜白龍」(お値段10000円以上。言うまでもなく映画チケット代より高い)
うむ。豪華だな。
しかし、これだけでは、「豪華な再販」にすぎない。
この記事のタイトルにおいて、私は「株」という表現を使った。
そう。去年から長々と続く「20周年記念」という謳い文句を、今回のカードの印刷において実行したのだ。
具体的に言うと、「20th」という印字をプリントした「特別なレアカード」を、封入したのだ。
――いくら商業的に旺盛なコナミといえども、来年まで「20周年記念」をやるとは思えないから、このカードたちの販売はこれっきりというわけだ。
もう販売されない=将来的に価値が上がる
は、経済原理の必然だ。
と、ここまで威勢よく書いたが、この記事、ようはユーチューバーがよくやる「開封動画」のブログ版なので、興味のない人はブラウザバックをどうぞ。
では、あたってうれしかったカードだ。2箱(30パック)買っての結果だ。
この中で、20周年記念レアは二つ。
お値段は、今調べたところ2480円と3480円。
すんごく高いカードではないが、ま、将来的にじわじわと値が上がるでしょ。
で、今回のパックに関して、少し気になることが一つ。
初期キズが、あるのだ。
分かりにくいが、ふちがちょっと、削れてしまっている。
はじめ、「自分の運搬方法か剥き方がまずかったのかな?」と思ったのだが、同じような傷を持つカードがあったことで確信した。
二枚とも、映画で「藍神」が使った「方界」カードだったのだ。
つまり、カードをずらりと紙に印刷し、裁断する際に、「方界」が集まっている部分の切り方が甘くて、ちぎったような「はがれ」ができてしまったのだと思う。
実際にデッキを組んでプレイする分にはまったく問題がないが、このパックは全てが「レアカード」であることによって付加価値をつけている以上、今後の改善点だろう。
海馬社長も「貴様のおかげでレアカードに傷がついたわ」と、相手の小指を折っているのだ。
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