ポケモントレーナーの憧れの一つに、「家にポケモンが出てくる」というのがある。
なるほど家にポケモンが出てくるとなんだか楽しい気分になるし、ポケモンを求めて歩き回る手間が省ける。
ところで我が家にはポケモンが出てくる。
たまにしか出ないし、厳密に言えば我が家の駐車場に出現ポイントがあるのだが、自宅にいる状態でモングラをタップすれば晴れて室内でエンカウントだ。
で、今日はその紹介を少ししたい。
といっても、ただ我が家の「ポケモンがいっぱいコレクション」を見せるだけでは仕方がないので、何故このポケモンが出現するか、ポケモンGOのゲームコンセプトを考えつつ分析したい。
なお我が家は、東京近郊にある地方都市の、ぎりぎり特急が止まる駅近くの住宅街にある。出会うポケモンもありふれたものだ。
ポケモン1.ポッポ
ポッポは初代赤緑において、だいたいの場所にいるポケモンであった。あまりにもありふれてたので、ゲーム開始早々、遭遇したら「ハズレ」のポケモンに成り下がる。
ポケモンGOにおいても、リアルのハトに負けないぐらいの頻度で遭遇する。
ただ20年たって、単なるハズレポケモンではなくなった。
ポッポマラソンのおかげである。
説明しよう! ポッポマラソンとは、ポッポをひたすら乱獲して博士にアメ玉にしてもらい、そのアメでピジョンに進化させてトレーナー経験値(XP)を稼ぐ、地獄の耐久レースである。
ポケモンGOはトレーナーのレベル上げがけっこうタイトで、例えばレベル20からレベル21に上げるのに50000XP必要だ。
ポケモン一体の捕獲つき100XPが手に入るから、単純計算で500匹捕まえればいいわけだが、そんなに捕まえてられるかい!!
ところがポケモンを一体進化させると、500XPが手に入る。そしてポッポ→ピジョンの進化に必要なアメの数は、今のところゲームで最低値の12個である。
捕獲して100XPもらい、進化させて500XPももらう。ほら、ダブルでおいしい。
ポケモン2.コラッタ
コラッタも初代では、ポッポと並ぶありふれたポケモンであった。
初期のパーティーに必ず入り、そしてだいたいは真っ先にはずされる。
このコラッタの進化系のラッタは、ポケモンGOにおいてはちょっと特殊な立ち位置を与えられている。
捕まえたとき、「あなをほる」か「はかいこうせん」を覚えていることがあるのだ。
はかいこうせん! 初めて捕まえたラッタがはかいこうせんを覚えているのを見たとき、思わず笑った。はかいこうせんと言えば、初代の感覚ではカイリューが使ってくる必殺技で、野生のラッタが覚えているような技ではない。
あなをほるも重要だ。
ポケモンGO、初代と違って簡単にディグダが手に入るわけではない。誰でもあなをほれる時代は終わったのだ。
よって、ジムにだいたいいるサンダースやライチュウといった電気屋さんへの対抗手段が少ない。
あなをほるラッタは、そいつらを昇天させられる可能性を秘めた要員だ。
ポケモン3.コンパン
コンパン、コンパン、小さくたって一人前ー♪
初代ポケモンにおいて、むしタイプはどうしようもなかった。
ひのこで焼かれ、つつくで殺され、れいとうビームを試し撃ちされる。
ポケモンGOでは、もうちょっと優遇されている。
むしのさざめき、という技がちょっと強力で、フーディンとかスリーパーといったエスパー狩りには重宝する。
我が家に出てくることからもわかるように、わりとありふれたポケモンで、某サイトではその進化系のモルフォンが「無課金者にオススメ」と紹介されている。
ポケモン4.イーブイ
ポケモンGOで初めてイーブイを見つけたとき、非常にテンションが上がった。「自分はなんて運がいいんだ!」と思った。派遣の仕事に遅れそうになった。
初代では、イーブイは原則一体しか手に入らない貴重なポケモンだ。ほのお、かみなり、みず、どのタイプの進化させようか迷ったものだ。
まもなくイーブイが、GOにおいてはさしてめずらしいポケモンではないとわかったあとも、価値は減らなかった。
ようは一夫一婦が一夫三妻になっただけなのだ。
それにイーブイは無課金者の友である。
ジムバトルでよく使われるポケモンは、 ほのお、かみなり、みずタイプに限ればウィンディ、ライチュウ、ラプラスなのだが、次点にブースター、サンダース、シャワーズが来る。しかも単なる下位兌換ではなく、鍛え方次第では差別化が可能だ。
※ ※ ※
つらつらと書いたが、結論を述べよう。
ポケモンGOは、間違いなく20年前に初代赤緑の洗礼を受けた、現在二十代後半から三十代の人間をメインターゲットにしている。
まずポケモンの進化について。初代をやった人の憧れである御三家やイーブイから進化する三種が、独力で手に入る。
あと技。ラッタがはかいこうせんを覚えたりポッポがドラゴンタイプのたつまきを覚えてたりと、思わずニヤリとする設定。
そして何よりも出現ポケモンが、今のところすべからく初代赤緑からのチョイスだ。
ところで、なんでこんなことをわざわざ長々と書いたと思う?
趣味でやってるライター仕事の、練習のためだ。
みんな、これと似た記事をネットのどこかで見かけても、このブログのパクリだとか言わないようにね! それは納品して、向こうに著作権のあるものだから!
0 件のコメント:
コメントを投稿