2020年7月7日火曜日

流行りの動画(2019〜2020)の分析

●社会人ですけどなにか?

3歳児や神を演じて、宗教勧誘のおばちゃんを撃退するので有名な動画。

「ヤラセ」という声もあるが、ここに出てくるようなおばちゃんは世の中に存在する。まあ、ヤラセでもおもしろいので構わないが。

ただ、このような動画が流行ること自体、社会の闇を感じずにはいられない。



●たべるんごのうた

え、これでおしまい?って感じ。歌詞は耳に残るが、シンプルすぎて物足りない。

たくさん作られた派生物はそこそこ楽しめたが、それでも「そんなにか?」とは思う。

この歌を面白がっている人は、面白いと覚えやすいを混同しているのでは? と疑う。



●「滑る」の人

10個ほどある趣味の一つが登山なので、滑落直後からニュースは追っていた。でも、最後の11分間の映像を見たのは昨日。

もうさんざん話題になったので、今さらあれこれとは言わない。

ただ、叩き方が不正確、とは指摘しておいたほうがいいだろう。

ネットでは、「装備が悪い」を中心に叩かれていて(もちろんこれは事実なのだが)、わざわざ動画をこさえて指摘している人もいる。

実際は、判断ミスのほうが致命的だった。

昼過ぎになっても最頂上に到れなかった時点で、あるいは道の積雪のアイスバーン化を確認した地点で、撤退するべきだった。

装備が悪いと叩かれるのは、たぶん、登山未経験者にも不備としてわかりやすいからだろう。

ニコ動の視聴者のほとんどは、ゲームで「装備」の大切さを学んでいると思われ、感覚的に共感を呼びやすい。

だがあの行程では、仮に生主が最良の装備を持っていても、どこかの時点で遭難した可能性は高い。

しかし早期の撤退は、彼を五体満足で地上へと帰しただろう。



●ネコの背後にキュウリを置いて驚かす動画

「こんなに驚くのか」と関心させられる動画。あまりにもリアクションが面白かったから、追従者がたくさん出た。

ネコが驚くのはたぶん、本能レベルで刷り込まれたヘビへの恐怖の誤作動だろう。

ヘビをまったく見たことがない猫でも驚くのか、誰か追試してほしいぞ。

もっとも、


ネコがトラウマになるからやめてあげて! 


という声も大きいから(ようつべで1万近くマイナス評価がついているのは、流石に気の毒に思った)、実験するのは難しそうだ。



●コンドームバトラーゴロー

なぜこれが「あなたへのおすすめ」として表示されたのか、私には理解に苦しむね。

もちろん、楽しんで見たぜ。いい時間を過ごさせてもらった。

しかし、よく考えると、コンドーム屋は因果な商売だなと思う。

コンドームが売れる → 子供が生まれにくくなる → 人口が減るすなわち消費者が減る





●アル中カラカラ

日本でもっとも有名なアル中。汚いは誉め言葉。

ほとんどの動画で料理が出るが、不思議と食欲はわかない。

普段の料理にシェラカップとビクトリノックスのナイフを使うあたり、彼はアウトドアをやる可能性が高い。もしくは変人。

受けを狙った動画が蔓延する世の中で、奇をてらわないように見える姿勢が、人気の出た秘密だろう。



2 件のコメント:

  1. ちわっす。

    見る限り、ニコニコ系なのか、
    全然知らんが、

    なんか、変わらなくて安心する。

    昔は本棚で、
    人間性が分かるというが、
    現代人は、オススメ動画で人間性が分かるのかもしれん。

    俺は、ゲームとアニメと歴史とアウトドアと音楽とコーヒーとニュースという、
    ある意味、学生の頃以上にまとまっていない。

    本当、人間性がでるな。

    まあ、そんなんだけど、
    youtubeのアルノという人の動画が好きで見てる。

    第一次世界大戦前後からナチス時代の主に、人にフォーカスを当てて、
    紹介しているゆっくりマトメ動画だが良いよ。

    エーリヒ·ルーデンドフからオットー·オーレンドルフと愉快な人物を紹介してくれる楽しいチャンネルです。

    じゃあ

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  2. オススメ動画に、「空手部 4K」が出た俺の未来はどっちだ?!

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