2019年8月31日土曜日

白神山地「暗門の滝」に行ってきた(おまけで弘前城)


8月末で東北を離れることになった俺氏。

その前にどこかに観光に行こうと思い立った。

東北と言っても広い。とゆうか、岩手県単体でも馬鹿でかい。

岩手県を南から車やバイクで走って、2時間たってもまだ岩手県という経験をした者も世の中には多いはずだ。

さて、観光するのなら、遠くからでは行きにくい場所を選ぶべきだろう。

こう考えると、公共交通機関ですぐ行けるところははぶかれる。

東北に住んでいないとわざわざ行こうとは思わない観光地で、さらに「ここに行ったことがある」と話題にできる場所。そして何より、自分が楽しめそうなところ。
 



森でも見に行くか・・・



とゆうわけで、白神山地にやってきた。

だだっ広い白神山地の中で、今回行くのは「暗門の滝」。車さえ運転できれば比較的行きやすく、お手軽に森林浴が可能だ。
 


まず起点となるのは、「アクアグリーンANMON」。

青森県側から白神山地の各所を観光する場合、拠点となる。無料の駐車場があり、宿泊場所としてコテージも整備されている。

コテージと聞くとFFを思い出すのは俺だけではないはず。そして初めて実物を見たとき「これアイテムとして持ち運べないよな」と思ったのも俺だけではないはず。
 



「アクアグリーンANMON」から、橋を渡りーー


すぐのところに、散策路への入り口がある。

▲味は、ブナ林から流れてくる割には微妙


協力金を募る小屋と、水飲み場が目印だ。




地図はこんな感じ。散策路をぐるぐるまわってもいいし、川沿いを直進して暗門の滝を目指してもよい。



散策路では、こうゆう森が見られる。




アカネズミの巣。穴の一つ一つがそう。
ブナの実(どんぐり)を食すネズミで、ブナが豊作な年には大量発生する(そしてフクロウとかの餌食になってすぐいなくなる)。



森は、里山で見られるブナ林とそれほど大差ない。

ただ、さすがに人手がほとんど加わっていないこともあって、植生のバラエティーは豊富だ。普通の里山だと、右を見ても左を見ても笹ばかりということがあるが、この森はどこを見てもだいたいは違う植物が生えている。



さて、散策路は一時間ほどで終わり、川沿いに出る。「暗門の滝」への道だ。



川沿いを進んでいく。道は狭いが整備されている。
川際ぎりぎりの道とか、板のくくりつけただけの橋とか、お手軽に冒険気分が味わえる。
 



途中、道を見失ったものの、沢を渡って川を遡行した。川の水は澄んで、そして冷たかった。




小さな滝が見えてきた。




小さな滝を超えると、大きな滝が流れている。

「暗門の滝3」だ。

そこは山に囲まれた、小さな空間になっていて、丸く空が切り取られている。

数メートル離れたところからも霧のような水しぶきが飛んできて、カメラをしっとりと濡らす。水の勢いで風が起き、あたりの熱気を吹き飛ばしている。




そして、角度によっては虹が見える。


さて、暗門の滝3ということは、1と2もあるということだ。まるでザクみたいだね!

「2」は、滝のわきの階段を登っていける。急だが登りやすく、半端に護岸された道を進む。





数分で、「暗門の滝2」に到着した。

これも10メートルほどの高さがある滝で、ごうごうと音が鳴り続けている。



さて、さらに上流にある「1」だがーー



たどり着けなかった・・・



残念ながら、ルートが通行止めであった。台風でいろいろくずれたらしい。




なので、代わりに弘前城を見てきた。

初めて見て思った感想はただ一つ、おそらく万人共通だと思う。

ちっちぇえ・・・



いやこれ、サイズ的に三の丸とかでしょ・・・

一応言っておくと、細部の作りはちゃんと天守閣のそれで、むしろ間近で見られるからお城ファンにとってはうれしい。

ちっちゃくなっちゃった理由は、落雷による火災の後、ちゃんと再建させてもらえなかったことによる。ほら、江戸時代って、軍事施設であるお城は基本的に建てられなかったから・・・



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