超いいかげんかつ自由にまとめてみた。
●『饗宴』データ
・書いた人:プラトン
・書かれた年:紀元前385〜383年ごろ
・題材:エロス(愛)について
・書かれた目的:わいの師匠のソクラテスがいかに偉大やったか書物にしたろ!
●作品の舞台
悲劇作家のアガトンくんが祭りで優勝したよ。饗宴(飲み会)をひらいてみんなでお祝いしよう!
せっかく集まったんだから、エロスについてみんな思うところを赤裸々に語りあおう!
●主な登場人物
・アリストデモス
ソクラテスの弟子。実在の人物だけど、この饗宴が開かれた年には故人。おそらく作者プラトンの都合で登場した。
・ファイドロス(パイドロス)
エロス賛美の演説をしようぜ! のネタを提供した人。言い出しっぺの法則で、エロスの演説の一番手をつとめる。つまり一番いまいちな論説を述べる。なお、プラトンの別の著作『パイドロス』はこの人のこと(古代ギリシア語なので、日本語の表記にずれがある)。名前がタイトルにされたことで名が不滅となった。
・パウサニヤス
アガトンのファン、以外はよくわからない人。演説の2番手。
・エリュキシマコス
医者。当時の自然科学的な見地(迷信と紙一重)から、エロスについて語る。ついでに、しゃっくりへの対処法が現代人とほとんど大差ないことを教えてくれる。
・アリストファネス
喜劇作家。饗宴の面々のなかでは、たぶんソクラテスの次に頭がいい。中世という暗黒時代を得ながらも、現代まで著作が伝わる文字通りのミリオンセラー作家。なお、彼のもっとも有名な作品は、ソクラテスその人を茶化したものである。
・アガトン
新進気鋭の悲劇作家。古代ギリシアじゃ定期的に悲劇の上演が行なわれ、一番おもしろい台本を書いた人は「優勝」ってことにしていたのだけど、そこで優勝した。なお、下のアリストファネスと違って、どんな台本を書いたか伝わっていない。
・アルキビヤデス
ソクラテスラブの酔っ払い。愛人を自任している。なお男。有名な「プラトニックラブ」のお相手にして、世界史Bの教科書にも出てくるデマゴーグ。作中では、ソクラテスを賛美するために登場。
・ソクラテス
ご存知恐妻家の哲学者。全ての西洋哲学に大なる影響を与えたばかりでなく、現代日本にも多大な影響を与えている。有名な「イデア」という言葉はこの人が有名にしたのだし、その名前もカードゲーム「ソクラテスラ」の元となって、日々ボードゲーマーに笑顔を与えている。
この饗宴では議論の実質的な「とり」をつとめ、肉体、精神の愛を越えた「知恵の愛」をとく。
●読む前に知っておくべき基礎知識
・古代ギリシャの宴会では知的な議論をする
神々や哲学について語り合うのがステータス。
・神々の少なくない数は、「概念」を神格化したもの
登場人物が「エロス」と言っているとき、神について言っているときと概念について言っているときがあるので注意。
・ホモが普通
少年愛が普通だった。というか、(マジメな)教育的観点から社会的義務にまで高められていた。
●饗宴における演説の順番と主な論旨
1. ファイドロス(パイドロス)
ホメロスやヘシオドスに書いてあるように、エロス=美=名誉=徳だよね。
2. パウサニヤス
エロスには高貴なものと万人向けのものがあって、高貴(精神的)なものが大事だ。
3. エリュキシマコス
人間と神を含めたあらゆる秩序は、エロスによって保たれる。
4. アリストファネス
その昔、人間は丸い形で四本の手と四本の脚があって頭も二つ(以下略)
5. アガトン
みんな、論題がちょっとずれてない? エロスの本質は、美しいものなはずじゃないか?
6. ソクラテス
エロスは肉体の美から精神の美に、さらにそこから知恵の愛にまで高めるべきだ。
●饗宴のおおざっぱな要約
・凡例
※岩波文庫版の『饗宴』(久保勉訳 1951年初版、2005年発行)を使用
※文章をおもしろくするため誇張表現あり
※誇張表現だけでなく、原文にない表現もあり
※要約というより、意訳です。むしろ超訳です
※ ※ ※
アリストデモス「やあ、我が師よ。いつもは質素な格好で、むしろ小汚くすらあるのに、そんなにおめかししてどこに行くのですか?」
ソクラテス「おや、君は僕の一番弟子を自認しているアリストデモスくんじゃないか。実はアガトンくんのところの晩餐にお呼ばれしているのだよ、昨日は行けなかったからね。それで、アガトン君は美男子だろ? 美しいもののもとに行くには、美しくしなきゃいけないっていうわけさ。
ところで僕のいまいちな弟子、君も宴会に飛び入り参加してみる気はないかい?」
アリストデモス「あなたの仰る通りに」
二人、道を歩く。まもなくアガトンの家に着く。他のメンバーはすでにそろっている。
アガトン「ああ、アリストデモスか。ソクラテスの知り合いなら、断るわけにはいかないな。エリュキシマコスの隣が空いてるから、そこに座ってくれ。ソクラテスは、僕の隣りへ。なんてったって、あなたの隣にいれば僕も少しはかしこく見えるからね!」
ソクラテス「一昨日は優勝おめでとう。僕こそ、君の溌溂たる才能のご相伴に預かりたいよ」
アガトン「はは、ご冗談を。ともかく飲みましょう。どちらが優れた人間かは、饗宴とそこにつきものの議論が決めることです。酒の神ディオニュソスに乾杯!」
その場の全員、思い思いに食事をし、この時代の習慣である神々への賛美をする。まもなく飲み始める。
パウサニアス「なんか、昨日も優勝祝いで飲んだから、いまいち酒が進まんなぁ」
アリストファネス「まったくだよ、僕もいっぱいちっぱいだ」
エリュキシマコス「君なんか特に、喜劇の大会で優勝をするから、飲む機会には困らないだろうね。アガトン君はどう? 今日の主役として、君はまだ元気かい?」
アガトン「僕もすっかり意気消沈」
エリュキシマコス「大酒飲みのソクラテス以外は全滅か。医者としても、深酒は勧められないが、さて・・・ そういえばファイドロス、この間、憤慨してたね、『エロス(愛)の神が不当な扱いを受けている』って」
ファイドロス「そうそう。あれほど偉大な神ながら、誰も讃美歌や謝恩歌をささげた人がいない! エロスが不当な扱いを受けている!」
エリュキシマコス「それで諸君に提案なんだけど、ひとつ、エロス賛美の演説をやらないかい? 饗宴の肴にもってこいだし、我々みたいなインテリ集団にもあっている。というわけでファイドロス、一番手頼むよ」
ファイドロス「ふぁ!?」
・1番手 ファイドロス
ファイドロス「エロスは偉大な神だ。人間の間においても、神々の間においても。ヘシオドスの『神統記(日本の古事記に相当する書物)』にも次のように書いてある。
さて次に成れるは、永遠にゆるぎなき万物の座なる、広い胸をしたガイア(大地)とエロス
って。つまりエロスは最古の神ってことさ。
さて、僕は確信をもって言うけれど、男子たるもの、愛されるものであるべきだし、自分が愛す少年を持つべきだ。
なぜなら立派な男は、恥ずべき行ないや侮辱を受けるところ、怯懦の念にとらわれるところ、これらを他者に見られるとき、愛する少年に見られたときほど、苦痛に感じることはないわけだからだ。友だち? 父親? めじゃないね。
想像してみてくれよ、戦場で、与えられた持ち場を離れて、盾をほっぽり出して逃げる自分を。そして、その様子を愛する少年に見られる光景を。5、6回は自害したくなるだろう?
ホメロスに例をとってみよう。アキレウスは、
「パトロクスきゅんの仇(かたき)!!」
ってヘクトルを殺した。ヘクトルを殺せば自分も死ぬと神々から託宣を受けているにもかかわらずにだ。
つまり、僕が言いたいことはこうだ。エロスは最古の神であり、人類に徳と幸福の権威ある指導者ってことだ」
パウサニアス「うーん、無条件にエロスを賛美しすぎじゃないかい? それに、古典から道徳を引き出そうっていうアテナイ人の気質が強いように思う。とにかく次は僕の番だな」
・2番手 パウサニアス
パウサニアス「エロスには、2種類ある。つまり、高貴なエロスと万人向けのエロスだ。
万人向けのエロスは、凡俗な輩でも抱けるエロスで、少年への愛や婦人への愛だな。つまり、肉体への愛さ。君たちも、かしこい女よりバカで御しやすい女性を伴侶とする男をたびたび見るだろう?
もう一つの高貴なエロスは、立派な男だけが抱けるエロスで、精神の愛さ。こういう人たちは、少年愛においても、その少年がいかに魅力的でも、成長して知性を獲得してくるまで、これを愛そうとしない。立派な男は、まだ幼い少年をたぶらかすのはよくないことを自覚しているし、すすんで少年愛を禁じているほどだ。
ところで、バルバロイ(野蛮人)の間では、少年愛は固く禁じられている。それは、僭主制を敷く彼らの政体にとって、僭主以外の誰かに尽くすことは好ましいことじゃないからだ。
しかるに、少年愛という美しい慣習が行なわれている我がアテナイ市に、話を移そう。
実際、熟考して欲しい。愛する人がブサメンでも、その人が高貴で優秀なら、それを愛することは美しいことだということを。
つまり、精神より肉体を愛する者は卑賎な輩だということだ。そういうヤツに限って、少年が花盛りを過ぎたら、ぽいっと捨ててしまう。これに対して、気高き性格への愛は、永久不滅さ。
僕らの住むアテナイ市を見れば、ここは市民同士は対等だけど、愛する少年への自発的な服従は、決して恥ずべきことではない。むしろ徳(アレテー)だ。
僕はここで、少年愛(パイデラステイヤ)と愛智(フィロソフィヤ)は、硬く結びつけなければならないと主張する。
己に好意を示す少年にはいかなる奉仕をも、それが正しい限りしなければならないし、少年自身も、自分を導いてくれる相手には奉仕をしなければならない。愛し合う二人の間に徳や知恵、教養や知識がそろっているとき、それらは相乗効果を果たして、これが一切のうちにもっとも美しいものなのだ。
このエロスこそ、天上の女神に属する高貴なエロスで、徳を進めるために必要なものだ。これ以外のものは、大衆向けのエロスさ。
いかがだっただろうか? これが僕が即興でできる、エロスの賛美さ」
ファイドロス「ありがとう、パウサニアス。肉体的愛より精神的な愛というのは、たしかにそうだと思うよ。次はアリストファネスの番だけど――」
アリストファネス「ヒック」
ファイドロス「ん? 飲みすぎかな」
アリストファネス「ふええぇ、しゃっくりが止まらないよお・・・ 助けてエリュキシマコス。僕のしゃっくりの止めつつ、ついでに君が代わりに演説して」
エリュキシマコス「しょうがないなあアリストファネスくんは。代わりに私がしゃべってあげよう。いいかい、収まったら、君が話し始めるんだぞ? しゃっくりは、息を長く止めるか、うがいをしたら、だいたいは収まる。それでもダメなら鼻から羽毛を突っ込んでくしゃみだ。オリンポスの頂上に届くようなでかいのを1.2発するんだ」
・3番手 エリュキシマコス
「パウサニアスが言った、エロスには二種類ある、は、的を得ていると思う。
が、私は、エロスとは少年愛だけではなく、ありとあらゆるものに存在しうる概念だと思っている。これは、医者ならば誰もが抱く認識だ。まずは医者としての視点から、これを語ろう。
肉体の健康と病気は、良き愛と悪しき愛に例えることができる。健康な時は、身体が内なる良き愛にしたがっているのであり、不健康な時は、悪しき愛にやられているのだ。医者たるもの、体内の不和を親和しなければならず、新陳代謝によって悪しき愛を追い出し、良き愛を高めなければならない。
そして季節の交代もまた、二種類のエロスによって保たれている。夏と冬、乾季と雨季、この二つの対立に、患者に対する医者の施術のような端正なエロスが加わり、そうして調和と混合とが保たれるなら、人間と他の動植物に繁栄がもたらされるのだ。
幸福をもたらし、人間や神々と秩序(コスモス)は、ただエロスのみによって達せられるのだ。
――おや、アリストファネスくん、しゃっくりはとまったようだね」
アリストファネス「うん、確かに止まった。一心不乱に鼻に羽毛を突っ込んだからね。ところでどうして、くしゃみをしたらしゃっくりが止まるのだろう?」
エリュキシマコス「また君は、マジメな議論に漫談を持ち込むつもりかな?」
アリストファネス「いやいや、エリュキシマコス、決して。どうやって演説をしたらいいか、今まさに悩んでいて、時間稼ぎでちょっとおちゃらけただけさ」
エリュキシマコス「頼むから私を、君専門の検閲官にしないでくれ」
・4番手 アリストファネス
「僕は前の二人とは、少し違った切り口で話そうと思う。というのも、世の人々はエロスの神の威力をまるっきり理解していないからね。
エロスは、神々の中で人間の最大の友だと思う。
まず第一に君たちが知っておかなきゃならないのは、そもそも原始時代、人間がどういう生き物だったかってことだ。
原始、人間は両性具有だった。男と女を合体した男女(おめ)が、人類の本来の姿だった」
エリュキシマコス「ぶほぉw」
アガトン(まーた、アリストファネスの漫談が始まったよ)
アリストファネス「当時各人の姿は全然球状を呈して、背と脇腹とがその周囲にあった。それから四本の手とそれと同数の脚と、また円い頸の上にはまったく同じ形の顔を二つ持っていた。そうして背中合わせの二つの顔にただ一つの頭顱、それに耳が四つと、隠し処が二つ、そうしてその他はすべてこれに準じて想像し得る通りである。人は現在のように直立して、しかも欲するがまま前後いずれの方向でも歩いた。が、それのみならずひとたび急いで駆けようとする場合、ちょうど飜筋斗(とんぼがえり)する者が両脚を逆立てながら輪を描いて行くように、彼らはその当時具えていた八つの手足に支えられて輪を描きながら迅速に転がって前進したものである(この段落原文ママ)」
ファイドロス(まるでパンジャンドラムみたいだあ)
アリストファネス「あ、ちなみに子どもは、セミみたいに地面に産んで生まれるに任せていたから」
ファイドロス「セミみたいに!?」
アリストファネス「そんな原始人類は、とっても優秀で気位も高かったから、ある日、神々に挑戦することにした。ゼウスの方でもあいつらいてもうたれ、ってなったけど、困ったことが一つ。彼らをかつてのギガンテス族みたいに粛清すると、貢ぎ物をささげてくれる存在がいなくなってしまうことに気がついたんだ。
それで、ゼウスは得意の雷で、彼らの力を弱めることにした。方法は簡単さ、人間ことごとくを、まっぷたつに切ってしまうことさ。こうして、人間はヒラメとカレイみたいに分断されて、男と女になったわけさ。
こうして、人間が両断されてこのかた、男は女を、女は男を求めるようになった。それほど昔から、相互の愛は人間に植え付けられているのさ。独りぼっちはさみしいものな。
ところでその中で、本質がより男性的なものは、女ではなく男を求めるようになった。哲学とかの知性につらなる思考が得意なのは男性だから、これは必然と言える。
そういう人は、結婚や慣習にとらわれて結婚や子作りをすることもなく、男でなければ満足できない身体になる。そんな人の少年愛は、究極のエロスとなる。
友情、親愛、愛慕。お互いがお互いと共にいることを喜んで、熱烈に希求する。魂はその喜びをうまく言い表すことができない。二人の精神は共に溶かされ一体化し、冥府に落ちたとしても連れだって歩いてゆく。
一体どうして、これほどの情熱を抱けるのだろうか? その理由は、人間が元来、二つの人間で一つな「全きもの」だったことに由来する。それだからこそ、「全きもの」に対する憧憬と追及はエロスと呼ばれ、そのエロスに到達した時、原始の喜びが呼び起されて、至福に至ることができる。まさに、人生そのものの目標と言っていい。
これでエロスの賛美を終わらせてもらうよ。どうか、笑い話の先にあるものを読み取ってくれよ」
エリュキシマコス「よい感じだね、アリストファネス。あまりにもおもしろいから、添削を思わず忘れるほどだ。――さて、あと演説をしてないのは・・・」
アリストファネス「アガトンとソクラテス」
エリュキシマコス「エロスの達人二人が残っているのだな。エロスに関して様々な説が出たが、さて、どう調理するか――」
ソクラテス「あまりハードルを上げないでくれ、エリュキシマコス。席順から言って、僕が『とり』を務めることになるだろうけど、アガトンの後とは恐縮千万だよ」
アガトン「あなたこそ、僕のハードルを上げてますよ(ぶるぶる)」
ソクラテス「一昨日、あれほど多くのギリシャ人の前で悲劇を披露した君らしくないね」
アガトン「大衆を相手にするのと、あなたがたを相手にするのとは違う」
ソクラテス「とはいってもねえ、僕も民草の一つさ」
ファイドロス「アガトン、ソクラテスを独り占めしてはいけない。君が早く演説をしてくれないと、僕らはソクラテスの高説を聞けない。エロス賛歌が一通り済んだら、いくらでも二人で話すことだね」
アガトン「そりゃすまない。ソクラテスとは、これからいくらでも話せるものな」
・5番手 アガトン
アガトン「僕がみんなの話を聞いてひっかかったのは、みんなが、エロスの効能ばかり賛美して、エロス神そのものを讃えていないところだ。
僕が思うに、エロスはもっとも美しく、もっとも優れており、もっとも幸いなる神だ。
エロス神は若い。それこそ、神々の中で永遠の若さを保っているぐらいだ。
若いとは柔軟だ。姿も、その心もしなやかだ。それは、ホメロスぐらいの詩人でないと言い表せないぐらいだ。
エロスは柔軟であるがゆえ、粗忽な性根や強情な精神の上は素通りする。柔らかなエトス(心情)を持ったものにこそ宿る。
優雅な物腰、咲き乱れる花、そして柔和な心身。常に美しいものに宿るエロスは、美しい。醜いものには決して宿らない。
この神の美しさを讃えるのはこれぐらいにして、次は、エロスの「徳」について語ろう。
公正と自制。これが、エロスの徳だ。
まず、エロスは不正を受けも与えもしない。
そして人々は、進んでエロスに奉仕をする。
よって、エロスは公正なのだ。
ご存じのように、エロスは多くの快楽へと人々を誘う。けれどまた別のエロスが、快楽と情欲を支配するからだ。
最後に、エロスの知性について語ろう。
エロスは、あらゆる創造的な仕事の源泉だ。
悲劇、喜劇、音楽などの芸術に、武術、医学、予言、鍛冶、機織りなどの実学。これら神々がつかさどりし術学は全て、エロスが入り込んでくるに及んで、秩序が保たれる。
なぜならこれら術学が美を目指し、また美に対する愛を抱くことは、明らかだからだ。
かくて、エロス神が出現して以来、神々に秩序が生まれ、また人類も善事で満たされる。
柔和をもたらし粗暴を遠ざけ、慈悲深く柔和で、歓楽、温柔、華麗、優雅、憧憬の父。
苦難、不安、表現への、戦士にして救い主。一切の神と人を飾る指導者。
これが、僕がエロス神に捧げる賛美だ。卑しくも作家らしく、力の及ぶ限りやったつもりだ」
その場にいる者、拍手で讃える。
ソクラテス「どうだい、エリュキシマコス。僕の心配は的中したみたいだね。アガトン君がうまくやったおかげで、僕は石みたいに黙らなきゃならなくなるだろう」
エリュキシマコス「そんなわけないでしょう。市民やら政治家やらに、時に煙たがれるぐらいに議論を挑んでいるのが、あなたでしょう」
ソクラテス「僕にもしやりようがあるとするならば、エロスについてただ、ありがままに語るべきことだろう。実際、エロスを美しいものと結びつけて賛美したり、エロスはかくかくの性質を持ちたくさんの恵みを授けるぞ、なんて意見は、もうさんざん出尽くしたのだから。ファイドロス、アガトンに2、3コ質問していいかな」
※言い出しっぺファイドロスはこの議題を取り仕切っているので、ソクラテスは許可を求めた。
ファイドロス「どうぞ」
ソクラテス「エロスは、何かに対する愛だと思うかい? それとも、そうじゃないかい?」
アガトン「何かに対する愛だと思う」
ソクラテス「それでは、エロスは何にも向かわぬ愛なのか、それとも、向かう愛なのか?」
アガトン「もちろん向かう愛です」
「では、エロスはその愛が向けられている対象を欲求するか、せぬか」
アガトン「もちろんします」
ソクラテス「欲求する者は、それが不足していたら欲求し、不足していない場合は欲求しない。僕にはそういう解釈になると思われるが、君はどうだろう」
アガトン「僕にもそう思われます」
ソクラテス「ということは、今現在身長の高い人はもう高くなりたいと思わないし、すでに強い者はもう強くなりたいと思ったりすることもない。そういうことかい?」
アガトン「ああ確かに。この場合は、思わない、と言わないといけないな。意見を首尾一貫させるために」
ソクラテス「だけど現に、さらに背が高くなりたいと言う人はいるし、強いものはより強さを求める。人は、自分が所有していないものを望む以外に、今所有しているもの望むことは、十分にありうる。
それじゃあ、今まで語ったことをもう一度繰り返しておこう。エロス(愛)とは、何かに対して、あるいは、欠乏を感じているものに対して、存在しているものだ。そうかな?」
アガトン「そうです」
ソクラテス「それじゃあ、さらに進んで思い起こしてくれ。さっきの演説の内容だ。君は次のようなことを言っただろう。神々の世界もその美しきものによって秩序を保っているのだ、なぜなら醜きものに対する愛は存在しないからである、と」
アガトン「ええ、そんな感じです」
ソクラテス「エロスは美に対する愛で、醜に対するものではない。そうかな?」
――彼は同意した。
ソクラテス「友よ。それだと、美を求めるエロスは、美しくないと言うことになってしまうよ」
アガトン「そうなってしまいますねえ」
ソクラテス「もう一つ。善きものは美しいと君は思うかい?」
アガトン「そう思われます」
ソクラテス「ところが、もしエロスが美しいものを欠いており、しかも善きものが美しいとしたら、エロスは全然善くないものになってしまうね」
アガトン「そろそろカンベンしてください、ソクラテス」
ソクラテス「いやいや、ソクラテスに容赦を求めるのは適切じゃない。君はただ、真理につまづいただけさ。そろそろ僕の演説を始めようか」
・6番手 ソクラテス
「これは僕が、マンティネイヤに住むディオティマ女史と話していたときのことだけどね、彼女が言うには、エロスは美しくもなければ善くもない、って言い切るんだよ。僕は当然驚いて、『どういうつもりですか?』と問い返したんだ。彼女はこう答えた。
『ソクラテスさん、例えば、知性と無知の間には一種の中間物があるでしょう? 直感で正しい意見を抱いていても、それを理論的には説明できない。そういう人は、世の中にはたくさんいます』
僕はこれに同意して、話を続けるよううながした。
『美しくないものは必然的に醜いとか、善くないものは悪いとか、安易に考えてはいけません。エロスも同様に、両者の中位を占めているのです』
「では、エロスとはいったいなんなのでしょうか?」僕はこうたずねた。
『エロスは、偉大な神霊(ダイモーン)です。人間と神々とをつなぐ』
彼女は続ける。
『そもそも、不足しているものへの欲求は必然的であり、これこそエロスとは言われますが、正しくありません。例としてあげるなら、そもそも無知な者は知性を愛求することもなければ、また知者になりたいと思うこともないでしょう』
「あなたの意見が正しいなら、エロスは愛智者でもなければ無知者でもなくなってしまう」
『そうです、エロスは、その中間に存在するのです。愛すべきものは美しく見えますが、それを愛する者は必ずしも美しくない』
「エロスが、美しくもなければ善くもないというあなたの意見はわかりました。ではエロスは、人間にどのような利益を与えてくれるのでしょうか?」
『一つ質問をさせてください。なにかを愛している者が美しいものを愛する場合、彼は何を欲求すると思いますか?』
「それが自分のものになることでしょう」僕は答えた。
『では、善きものを手に入れるとどうなりますか?』
「その人は幸福(エウダイモーン)になるでしょう」
『確かに、幸福な人が幸福なのは、善きものゆえによります』
「ええ」僕は同意した。「ではあなたは、全ての人は善きものを永遠に所有することを願うと、お考えなのですね」
『いいえ、そうは思いません』
「これはまた、不思議なことをおっしゃる」
『不思議がるにはおよびません。私たちは、エロスの中からただ一定の種類だけを取り出し、それに総括的な名前をつけて『愛』とレッテルをつけ、その他のものには別の名前を与えがちです』
「例えば?」
『クリエーター(創作家)にも、画家や音楽家、文筆家がいるように、エロスの場合でも同様なのです。貯蓄、スポーツ、趣味。これらそれぞれ熱心にとりくむ人が、愛好家(マニア)とひとくくりにされるように』
「確かに日常において、そういったことは見られます。なるほど、わかりました。善きものを永遠に所有することが愛ではなく、善きものの所有への欲求が愛なのですね」
『人間の生殖についても、似たことが言えます。普通は、美しい肉体や眉目秀麗に誘われて男女は求めあいますが、知恵者においては、さらにその先を見つめる。
というのも、年ごろの男女の結合も一種の生産行為ではありますが、それは滅ぶべき人間のうちにある不滅のものなのです。人々は、いったいなぜ生殖を目指すのでしょうか? それは、生殖が一種の永劫なるもの、不滅なるものだからです。動物であっても、人間であっても、死から遠ざかることを願います。ところがそれは、ただ生殖によってのみ可能なのです。懐胎と出産と、子を育み育てること、その営みは不滅です。それはある人が子から老人になって、体の構成要素は全然違ってしまっても、同じ名前で呼び続けられるように。
ねえソクラテス、こう考えると、不死のためにこそ、熱心と愛があるのだと思いませんか?』
「確かにそう思われます。しかし、エロスゆえ死を選ぶ人物も確かに存在しています」
『人間の功名心についておっしゃているのですね。それさえも、不朽の名声と結びついているのです。
アキレウスがパトロクスのため、死と同義の仇討ちをしたのもそうですし、また、自らが生き残ると国が亡びるとの神託を受け、進んで前線に出て戦死したアテナイ王コドロスもまたそうでしょう。このような行動は、徳高い行ないが後世で不朽となると考えなければ、起こらなかったでしょう。彼らもまた、不死を愛求したのです』
「エロスは、肉体の美から精神の美へと、向かうべきものなのですね」僕はこう言った。「では、具体的にどうすれば、そのようにできるでしょうか?」
『若い時から美しい肉体の追及をし、またその中に美しい思想を育ませること。次に彼は、ダイモーンの美を肉体の美より尊いものであることを自覚しなければなりません。そして、社会や制度からも美を看取し、それらの美を全て結びつけて、限りなき愛智心(フィロソフィヤ)を抱かなければなりません。決して、一つの美に囚われるようなことのないように気をつけながら。
こうすれば、彼の前には独立自存した永久不滅の愛が、現れることでしょう』
ソクラテス「ファイドロス並びその他諸君、このようなことをディオティマは語ってくれ、僕はそれに納得した。この宝を得るためには、エロス以上の助力者を見出すことはできないだろう。それだからこそ僕は、エロスは尊重せねばならぬと主張する。さてファイドロス、君に異存がなければ、これをエロスに対する賛美の辞と考えていただきたい」
ソクラテス語り終わる。一同は彼を称賛する。そこに、突然入り口を叩く激しい音がする。まもなく、ひどく酔ったアルキビヤデスが入ってくる。
アルキビヤデス「こんばんわ! 飲んでいるのなら、この僕も仲間に入れてくれ! アガトンに、勝者のみがつけることが許されるリボンと花冠を持ってきたよ! ――おお神よ! こんなところに僕が敬愛するソクラテスがいるじゃないか! しかも、美男子アガトンの隣ときている!」
ソクラテス「うわ、僕のことが好きすぎて見境がなくなっている男だ。聞いてくれよ、アガトン君。彼は僕にぞっこんで、僕がちょっと他の男と話したりするだけで、嫉妬の炎を燃やすんだ。それこそ、『あなたを殺して私も死ぬ!』みたいな剣幕で。この場が知的サロンでとどまるか血の雨が降るかは、君の助力にかかっているよ」
アルキビヤデス「あ、アガトン、君にあげたリボン、少し返して。ソクラテスにつけるから。この、数々の街角レスバトルでソフィストを粉砕した大先生にリボンの一つでもつけなければ、非難ごうごうだろうから」
アルキビヤデス、席に着く。給仕が持ってきた杯を飲み干す。
エリュキシマコス「君は、水のように酒を飲むのだな」
アルキビヤデス「おや、親子そろってケチで有名なエリュキシマコス先生じゃないか! こんばんわ」
エリュキシマコス「帰って、どうぞ」
アルキビヤデス「いやいや。その指図は聞けないな。でも、他のは聞くよ。なんてたって、医者は凡人100人分の権威があるからね」
エリュキシマコス「君が来ない前に、私たちは順を追って、エロスを賛美する演説をしていたのだ。みんな一通り演説は終わった。次は君の番ってことになるな」
アルキビヤデス「僕は酔っているから無理だし、どうせ、ソクラテスの説が一等賞だったんだろう? ていうか、師匠の説にケチをつけるやつは、シンプルに殺すよ?」
ソクラテス「おいバカやめろ」
アルキビヤデス「僕にできるのはただ一つ、ソクラテスの賛辞さ」
エリュキシマコス「よろしい、じゃあ、そうしたまえ」
・7番手 アルキビヤデス
「これから語ることは、ウソは全くございません。
ソクラテスは極めて優れた演説家です。笛もないのに人々を魅了する笛吹です。そりゃあ、演説のうまい人はアテナイにはいっぱいいますよ。世界史Bの教科書にも出てくるペリクレスとか。
僕は、ただソクラテス、この人の前だけで、恥ずべき行動をとらないかと心配する。僕は人気者になりたいけど、彼の教えはそうじゃないから、会ったり会わなかったりするたびに精神がぐらつくんだ。
そうそう、聞いてくれよ、ソクラテスの類まれなる自制心と、僕の失敗談を!
僕が彼に従事し始めたころ。僕は彼から、その「秘儀」をなんでもかんでも聞けると思っていたんだ。ほら、僕って美男子だろう? そして、青春の花盛りときている。それで、お供のもの(アルキビヤデスは名門の出)を下がらせて、彼とたった二人っきりになった。すぐにむつみあいが始まると思ってさ!
ところが、全然、なんにもない。彼はただいつも通り僕と語り、帰っていったんだ。それで僕は知恵を凝らし、今度はレスリングをしようって誘いかけたんだ。レスリングをする、いい感じで体が火照る。試合後も二人っきり・・・ でも、期待したことは起こらなかった。
だから、食事に誘ったんだ。愛するものを誘惑する時と全く同じようにね。最初は断っていた彼も、ついに応じてくれるようになった。
僕は深夜まで彼を引き留めて、語り合う。もちろん、マジメな話題だよ。それで帰ろうとするとき、夜遅いから泊っていってぜひにと言ったんだ。ソクラテスは応じてくれた。
その部屋には、僕たち以外は誰もいない。給仕たちはとうに下がらせている。
「よっしゃ(゚∀゚)キタコレ!!」ってなって、僕はソクラテスが横になっているソファにいったんだ。
「僕が何を企んでいるかわかりますか?」って。
「どんなことか聞こうか」彼は言った。
「僕はあなたにふさわしい人間のつもりです。僕は優秀な人間になるよう心がけているし、あなたの意にはなんでも従うつもりです。ソクラテス、あなたはそれほどのお人なのですから」
「愛するアルキビヤデス。もしも僕が君が言うような男であり、君の美貌より優れたものを内面に持っているのだとしたら、君は自分という青銅で、僕という黄金を交換しようともくろんでいることになる。
でも実際、僕はそれほど価値ある者ではないし、君もそうと気づかなければならない。理知の視力は肉眼の視力が衰えてから研ぎ澄まされる。君は、まだ若い」
「では、僕はどうすればいいのですか?」
「なるほど、そう疑問がわくか。今から、お互いどうすればいいかよく考えてみよう」
それで僕は立ち上がり、彼に一言も発する隙を与えず、上着をかぶせてその中にもぐりこんだ。感じる体温、そしてかすかに漂う夕食の残り香。僕は両腕を、彼の――その驚嘆すべき知性を抱く――体に巻きつけた。さあ、僕の若く美しい肉体を味わうがいい! って。
だけど驚嘆すべきことが起こった。お聞きのみなさん、何が起こったと思う? ――何も起こらなかったんだよ。神々と女神たちに誓って言うけど、その晩は何も起こらなかった。父や兄と共寝したみたいに、ソクラテスは翌朝普通に起きたんだ。
僕の美貌は破れ、自尊心は崩壊した。ちくしょうソクラテスと思いながらもまた、僕はこの人の内なる資質を驚嘆せずにはいられなかった。どうすればいいかと唖然とした。ソクラテスが金銭に対して無敵であることは重々承知していたから、若さと美貌に訴えたのに、ごらんのありさまだよ!
そのあと、僕とソクラテスはポテイダイヤ戦役に出征したんだ。ソクラテスは一兵卒としてね。そこでもすごいんだ。
まず、忍耐力に関しては、全軍で彼に及ぶものはいなかった。飢餓に耐え、さりとて御馳走があったときも、平常心を失わず平時と同じように楽しんだ。
あと、あの地方って、寒いギリシアの中でもとくにクソ寒いだろ? みんな、上着やら毛皮やらでぐるぐる巻きにしてるのに、彼ときたら着なれた上着ひとつで外出して、はだしで氷の上を歩き回るんだ。『俺たちへのあてつけか!?』って、他の兵士から邪推が起こるぐらいに。
ソクラテスに関して語り始めると、止まらなくなっちゃうな。そうだ、僕が救われた話をしなくっちゃな!
敵の攻撃で僕が負傷した時のことだ。味方は瓦解寸前。なのに彼は負傷している僕を見捨てなかったばかりか、僕自身と、そして武器までをも、救い出してくれたんだ! しかも指揮官からの感謝状を、謙虚に断ってさ!
今いる人の中でも、古の人々の中にも、ソクラテスに似た人はいないし、もはや精霊や半神たちと比較するよりほかないよ」
アルキビヤデス、語り終わる。腹蔵ない語りに、そこここで笑いが起こる。ふられながらも、まだソクラテスを愛しているように見えたからだ。
ソクラテス「アルキビヤデス、君は完全には酔っていないみたいだね。ところで、そこまで僕について讃えてくれるのなら、僕のやることはある程度容赦してくれるよね?
ということでアガトン君、僕の隣に来てくれ。次の議論をしよう」
アルキビヤデス「またいつも通りだ!」
ソクラテスはその後、アガトン、アリストファネスと共に、
「すぐれた悲劇作家はまた優れた喜劇作家でありうるか?」
の議論を、夜通し行なった。
おわり
●『饗宴』を読み直した感想
いや、すげえ疲れた。今回はまがりなりにも要約のマネごとをしたせいで、同じところを3~4度読み直す羽目になった。
もともと読みやすい書物では決してないうえに、解説や注釈を読んでも「え、そんな解釈読み取れないんですけど?」ってとこがいっぱいであった。いや、原文(古代ギリシャ語)はもちろん読めないから、読解力不足はあるのだろうけど、どうも過去2000年分の歴史家やら注釈家やらの主観や解釈が積もりに積もって、妙な塩梅になっているとしか思えない・・・
あと、哲学は学問でないな、と改めて思った。「学」ではあるけど、学問とはちょっと言えない。もっと生物学みたいに、遺伝子解析で科や目をすぱっと決めて秩序立てて、ほらほら。
もう一つ気になったのは、ちょっと登場人物にホモの人多すぎへん? ってことか。
ただ、古代ギリシアがあれほど大量の哲学やら文芸やら学問の基礎を誕生させた以上、男同士の友情には特別な作用があると認めなければならないだろう。もっとも地球ではその後、ホモ殺すべし慈悲はない、なキリスト教とイスラム教が優勢になるのだけど。
実は、各登場人物の演説には、エロス神の宗教的な権威づけ(どの神の子どもであるとか、どのような来歴があるとか)が理屈っぽく示されているのだが、そういうのはみんな割愛している。古代ギリシャの神話が、宗教としての意義を失っている現代においては無意味だからだ。
もっと言うのなら、この『饗宴』、ソクラテスの部分だけ読めばそれで事足りるともいえる。荒唐無稽な話を聞きたければアリストファネスの演説も読んでいいけど、哲学的な意義はやはりほとんどない。
まあでも、読んだら読んだで人に自慢できる(ただしあくまでこの書物を読んだということを評価してくれる人限定)本ではある。そしてこれからも、おそらく人類滅亡まで、エロス(愛)とフィロソフィ(愛智)についての、古典であり原点であり続けるだろう。
何だこの長さは、
返信削除キャラクター紹介の時点で挫折をして、
本自体もこの本を読む前に本がいるような面倒な本は。
と、夏の饗宴、
オンライン飲み会を8/9、10の、
月、火の夜に開催予定の番宣だよ。
折角だから、
そっちの知り合いとか参加できないと、
ニューカマーの参戦募集中だよ。
では。
9日、10日了解。どっちもいける。
削除連絡先を知っているような知り合いはいないかなあ。
そうだよな、仕事の仲間って、
返信削除仕事をする為に円滑な人間関係を築くようにはするが、
ガチで仲良くするかは別と思う。
自衛隊とか警察とかそういう組織的な所で、
仕事すれば戦友というかいそうだけどな。
それと最近知ったんだが、
バキの作者事、
作者こそ勇次郎のモデルの板垣さんが、
空挺出身というのは、マジで凄いというか。
そりゃ、総重量30kgの小銃や荷物を背負い3日間不眠で富士山麓を100キロ歩き続ける訓練を体験するの空挺くらいだよなという話しだよなと最近納得した。
なお、バキの担当編集の人も、その彼相手に組み手ができるほどの腕前らしい。
返信削除オンライン飲み会、
返信削除タルミン氏が火曜で参戦が決まったので、
火曜になりました。
詳細は土日伝える。
飲み会用スレ作りました
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