『アンリアルライフ』(Switch版)をクリアしたので紹介と感想を少々。
一周目をクリアまで5日かけた。寝る前にプレイするのに丁度いい。作品だ。
●どんな話?
『アンリアルライフ』は、ゲームとしては謎解きアドベンチャーゲームになる。
気になる部分を調べ、アイテムを使い、物語を進めていく。
『触れた物から過去を読み取る』
のシステムが、ゲームプレイや物語の根幹にも深く関わってくる。
●シナリオ
記憶を取り戻しつつ、常に月夜が浮かぶ謎の空間から脱出するのが目的となる。
シナリオに素直に伏線回収ができ、しかもプレイヤーが色々推理できる余地を残す。
●キャラ
物のキオクを読み取る少女が主人公で、しゃべる信号機が旅のサポートをする。
作者の方は動物好きなようで、他にイヌ、ネズミ、ペンギン、カラス、アリ、マリモなどが登場する。
そのため、童話のような雰囲気になっている。
●ドット絵
作者の方がピクセルアートで著名な方なようで、作り込まれている。
よく動く、というわけではないが、物語のあいまあいまに挟まれる一枚絵がいい。
光源と画面全体のフィルターの使い方にセンスがある。
これ、かなりうまそうだよな。
●他
ミニゲームが凝っている。シンプルだけどやり込めるの見本みたいなシューティングだ。
●エンディング
エンディングは、たぶん4種。トゥルーが1でバッドが3。ちなみに、その気はなかったのに、丁寧に3つとも踏んだ。
最後の展開は、意外なものになっている。少なくとも、これに似たにゲームを自分は思い浮かばない。
●作者が影響を受けた作品
公式サイトには、作者様が影響を受けたものが列記してある。
その中で、自分もオススメできるものを抜粋しておく。
UNDERTALE
ゆめにっき
殺戮の天使
魔女の家
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ大人帝国の逆襲
鋼の錬金術師
千と千尋の神隠し
星新一
●疑問点
一つは、先生のことだ。
軽いネタバレをすると、学校の先生が主人公ハルを救うべく奮闘しているのだが、動機がいまいち判然としない。
家族でも、血縁者でも、恋人でもない相手に、尽力する理由づけがなされておらず、終始疑問点としてつきまとった。
他に、水道管利用AI(FFのカタストロフィに似てる)の正体や、イヌのベルの飼い主など、いくつかの疑問点が未解決になっている。
●エレベーター横の鍵つきロッカー
それら疑問点の解決になりそうな、ロッカーの先の空間。
512回試したのだが、あけることができなかった。
これ、Steam版じゃないと開かないのか? Switch版じゃダメなのか?
疑問は尽きない。
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