ある日家のポストに、こんなチラシが入っていた。
大企業・官公庁で機器入れ替えとなった
ノートパソコンをお譲りします
有償譲渡会のお知らせ
「ノートパソコンお譲りします? ジモティーみたいなものかね」
なんでも全ての譲渡機器にWPSオフィスと筆まめが入っているそうである。
これはちょっと興味ある。
それに、ネットで譲渡会について調べてみても、どうも情報が少ない。
というわけで、試しに「有償譲渡」の会場に行ってきた。
●目次
・そもそもチラシがよくわからない
・会場入り
・販売の様子
・もっと安く買えるところがあるよ!
・そもそもチラシがよくわからない
チラシを見てまずおもったのが、
「どんなパソコンを売りたいのかわからない」
だった。
なぜって、スペックも型番も書いてねえんだもん。
チラシ記載のデータその①
富士通・東芝・NEC・HP
画面が大きい15.6型
Windows10 正規版
メモリ4GB
容量250GB~
機器2年間保証付
一台 26,000円(税別)
チラシ記載のデータその②
富士通・東芝・NEC・HP
画面が大きい15.6型
Windows10 正規版
CPU core i3
メモリ4GB
容量 SSD120GB~
機器2年間保証付
一台 38,000円(税別)
まず思ったのが、「いつのCPU?」だ。
ほら、同じcore i3でも、世代によって全然違うわけだし。
じゃあ調べようか、と思っても、型番が書いてないから調べようがない。
いちおう写真が載ってるから、ここから調べることも不可能じゃないけど、流石に見た目で型番がわかるほどパソコンに詳しくない(それに、写真のパソコンが出品されるわけではないと明記されているし)。
それに、大企業や官公庁で使われたっていう宣伝文句も引っかかる。
どこで使われたのかより、何に使われたかの方が大事だからだ。
例えば、グラフィックソフトや3DCADを入れてバリバリ働いたのか、単に勤怠管理をしていただけなのか、でも違ってくる。
つまり、情報量が少なすぎる、
のだ。
まあ、だから会場に赴こうって気が起きたのも事実だが。
・会場入り
とある貸会場で、譲渡会がスタートする。
折りたたみ机の上に並べられたPCは、数に限りがある。
年配の参加者が中心のお客さんが、PCの前に集まり、ちょっとした人だかりが起こっている。
お客さんの一人がたずねる。
「これってスピード大丈夫?」
スピード!? えっと、動作がスムーズかってことですかね?
「ネットにつなぐと、厳しいかもしれません」
おそろいの上着を着た係員の一人が答えた。
それで、“譲渡”してくれるPCがどんなものかと言えば…
①「Celeron メモリ4GB HD250GB」の東芝製ノートパソコン。¥26000。
②「Corei5 メモリ8GB SSD120GB」の富士通製ノートパソコン。¥38000。
などのラインナップだ。
うーん、やっぱりCPUの種類だけで、型番の表記がないな。
外見は、7~8年前に家電量販店とかで見たのに似てるんだけど、中身もいっしょとは限らないしな。
だけど幸い、展示品を自由にさわっていい。
コントロールパネルからスペックの確認は可能だ。
で、①のCPUのクロック数(ここが知りたかった)は1.90GHz、②は2.60GHzであった。
お世辞でも、性能がいいとは言えんな…
(1.90GHzのパソコンなんて、久しぶりに見たぞ)
この性能だと、立ち上がりはクソザコナメクジだろうし、ネットの動画は静止画同然の挙動をするだろう。
そもそも、Win10がちゃんと機能するかも、不安に思ってしまうぞ。(Win10って、確かなにもしなくても1ギガぐらい容量を喰うよな?)。
・販売の様子
旧式のパソコンを売っていると言っても、係員の人たちは丁寧であった。
質問にはしっかり答えてくれるし、欠点も言ってくれる。
さっきの1.90が、ネットにつながりにくいであろうことも、ちゃんと説明した。
また、なじみのない単語を簡単に言う工夫も持っていた。
「このcore i3はいつの?」
の質問では、俺には「第4世代」と答え、年配の人には「2014年製」と言う。
客「HDDとSDDはどう違うの?」
係員「HDDは中で円盤が回転しています。SDDはマイクロチップで、読み込みが早く、衝撃にも強いです」
どう? わかりやすい説明でしょ?
これで、HDDの方が値段が安く、保存容量が多いまで教えたら、日常での基礎知識としては十分だ。
お客さんは年配の方が多いので、このような言い回しのレパートリーが増えるのだろう。
会場の一画には「脳トレソフト」の体験コーナーがあることからも、
ターゲット層は年配の方
でまちがいなさそうだ。
・もっと安く買えるところがあるよ!
かようなように、丁寧だし、品物の説明も適宜してくれる。
だけど、譲渡会場で、私が声に出して言いたかったセリフがある。
「もっと安く買えるところがあるよ!」
第4世代CPUを積んで、15.6インチで、WPSオフィスがインストール済みのノートパソコン。
探せばあるのだ。
1万円札2枚ぐらいで買えるのだ。
ネットで探せば、掘り出し物を探すほどの苦労もせず、同じ条件のパソコンを手に入る。
この譲渡会で「うーん」と思ったのは、自分が2年前に2万円で購入したパソコンより、基本性能がことごとく劣っていた点だ。
2年前の中古より、性能でも価格でも負けているとあっちゃあ、買う気があっても買えない。
ただ、条件さえあえば、この譲渡会で買う意義はある。
ネットをほとんど使ったことがなく、パソコンもどれを選んでいいかわからず、性能もさして気にせず、最低限『パソコン』という道具を手に入れたい人。
そういう人は、買ってもいいと思う。
また、重ねて言うが、WPSオフィスと筆まめがインストール済みなので、それらを使い倒すというのなら、選択肢として ありだと思う。
私は、上記の理由で買わなかったが。
※ ※ ※
思うに、この譲渡会の目的は、パソコンを持っていない人にパソコンを与え、IT格差をなくそうという目的もあるのかもしれない。
譲渡会の主催が社団法人であり、そして「販売」ではなく、頑なに「有償譲渡」という単語を使うあたり、政治的・法律的なものも絡んでいそうだ。
ネットの他の紹介記事じゃあ、詐欺まがいなんて表現も使われているが、それは正しくない。
仕入れたものを、ある程度高く売るのは、商売としてあたりまえだからだ。
だが、それでも「なんだかなあ」と考えさせられるものではあるが。
払い下げ品でも2つある。
返信削除・リース、または購入だが保守は業者物。
・メーカ購入後は保守が会社情シス管理物。
リース系とかは当たり、外れが多く。
相手先から文句言われない様に、
pcの立ち上がり、立ち上がり後も100%戸愚呂状態を維持出来る設定変更してるから、5年も持たないのが多く、そうなら機会だから新しいの買いましょうと新しいのを売れる。
だから外れは廃人PCだが、
その中に業務により、一日、1.2時間、
いや、週か、月に一度くらいしか使わない物まで混ざってコレが当たり。
で、企業買取型はその会社資産だから、
長期間使える様に設定を行い、5年超えはざらな上、
壊れたハード箇所は適宜治す所もあるから10年選手もたまにいる。
マジレスすると、
返信削除家にも同じチラシが来て、
親父が食い付いたが、止めておけと言った。
そして、ある人には多分コスパが最強なのはchromebook。
性能は良いけど、使いづらさと、知名度が低いので、
家電量販店で投げ売りされてる。
家の近くのコジマが移転閉店に伴い、投げ売りか加速され、高スペック版の最新版の展示品が6割くらいで売られていたのが凄かった。
後から知ったが、最近WINDIWSを同衾出来るシステムが追加されたので買っとけば良かったと後悔してる。
win10osとoffice持っているしな。
後、アンドロイドスマホとの連携に優れ、
google suite系の他の人と連携作業するぜには、特にオススメ。
尚、別OS体験者からすると、
使い慣れていないOSを新しく習得するのはストレスフルやで。
後、もう一つ、大事な事がある。
返信削除linuxは勿論デュエルブート可能というか、
標準機能であるくらい親和性が高いよ。
chromebookって、あの存在意義を疑われているやつ?
返信削除「ソフトのインストールができないw」と言われているあれ?
linuxやデュエルブートが必要な環境に、ほとんどの一般人はいないしなあ…
どうせ、ネットサーフィンと、
返信削除google系のオフィスを利用出来たら問題ない。
また、osはlinux系なので、
windiwsよりシステム的に快適に動き、セキュリティは強固なんだよな。
セキュリティ的にはセキュリティソフト所か、
それ関係のosアップデートもいらんのじゃないか。
後、最近はネットから何でもソフト所か、仮想環境とか利用出来るから、
ネットさえ繋げられたらソフトインストール要らんけどな。
後、うちの親父様の話だか、
返信削除スマホとネット対応テレビの影響で、
若者くらいネット依存症になっているから、
高齢者はPC要らないと思う。
利用出来る知識ないし、覚えようとしない。
まあ、俺がその環境を用意した黒幕だが。
そうなんだよなあ…
削除chromebookの、ブラウザの拡張機能を使っていくってのはすばらしいと思ったんだが、いかんせん我が家にネット環境がなくてなあ…
親父様には、そのままVRゴーグルも支給して、オススメの巨乳VRとかを探してもらおう(提案)