さて、20年ぶりぐらいにアッザムを組み立てた俺氏。
20年という歳月は、俺にミリタリー的な知識を蓄えさせ、考察ができる知能を与えた(つまり立派なオタクになった)。
このアッザム、一目見て兵器として無理があるのが感じられるが、欠点は無数にある。
まず、主砲の数が足りない。
円形の胴体にぐるりと八基の連装砲が設置されており、某百科事典にも「死角はない」と書かれているが、俺に言わせれば隙だらけである。
正面から来られると詰む
なぜなら上部四基の連装砲がほとんど固定式で、左右に振れないのだ。砲と砲の間に敵が肉薄してきたら、いったいどうするつもりなのだろう?
死角がないというのなら、戦艦大和の最終改装みたいに、大砲を林のように並べなければならない。
そして、この足りない大砲のレイアウトが最悪ときている。
あろうことか、脚にかぶるように一直線に配置されているのだ。敵が向かってきているのに、自分の脚が邪魔で撃てない、なんてこともありうる。
邪魔なくせに、実はこの脚の数も足りない。
なぜ4本しかないのか? これでは1本やられたら地面にお腹をこすりつけることになる。
生産しやすくするための配慮だろうか? だったらそもそも、こんなデカ物をつくらなければいい。
そう、アッザムはでかい。
高さ24メートル、幅55.9メートル、重さ300tだ。離れた位置にいる敵からも、よく見えることだろう。
いろいろ悪口を言ったが、形自体はまあ、悪くない。このお椀を伏せたような形状は敵の砲弾をはじきやすい。
実車ならソ連のT54/55戦車なんかも、こんな形の砲塔をしている。
しかし、弾をはじいたとして、その後の行き先が不安だ。
なだらかに傾斜した玉ねぎにあたった砲弾は上へとすべるだろうが、アッザムの上にはアンテナがあるのだ。
見たところ弾着観測用のレーダーもついていないから、目標に命中したかどうかは味方から無線で聴くのだろう。アンテナが損傷したらまずいのじゃないか?
ガンダムの普通の盾に防がれることから、低威力で定評のあるアッザムのメガ粒子砲だが、こうは考えられないだろうか。
単なる機器の不調だと・・・
アッザムの出力は620,000kw。ネオ・ジオングでさえ35,660kwなのだ。この値が誤字で、桁が一つ少ない620,00kwであって圧倒的だ。
やはりここは、機器トラブルでビームの出力があがらなかったと考えるべきだ。やったねアッザム! 君のマグナムは熱くほとばしってるぜ!
だが喜んでばかりもいられない。肝心な時に出力がでない=信頼性が低い、だ。でかいくせに信頼性が低いとは・・・
これでまだ、鎌池和馬の「ヘビーオブジェクト」並みの機動力があるなら救いがあったかもしれないが、アッザムの時速は16キロである。
原付に負け、ママチャリといい勝負ときている。
鈍重さでいえば、「秘密兵器」である「アッザム・リーダー」もどっこいどっこいだ。
腹の下から投下されたカプセルが、うまく相手の真上で割れたうえ、鳥かごのようなワイヤーで相手をおおって、初めて攻撃が成功する。敵がそんなにじっとしているわけないだろう!
ここまで書いたが、一応弁明は成り立つ。
・アッザムは「試作機」の域を出ておらず、実験的な意味合いが強いこと。
・宇宙に居を構えるジオンが、「重力戦線」に対してちぐはぐな考え方をするのはある程度はやむを得ないこと。
・またアッザムの乗員は2名で、その数で合計16門のメガ粒子砲を移動させられるのは、それなりのメリットであること。
だが、アッザムが駄作兵器であることは疑いがない。
遅い速度、でかい図体、不安定な武装。戦場に出ても射撃目標にしかならないだろうし、事実、ガンダム単機にめった打ちにされた。
そもそもこのアッザムのコンセプト「対トーチカ用兵器」というのが、時代錯誤もはなはだしい。
万事ジオンに倣った「ネオ・ジオン」が、アッザムの後継機を運用していないところから見ても、この玉ねぎの欠陥ぶりが、よくわかるというものだ。
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なんてことを、仕事の合間に作った自主的な休憩時間で考察してみた。アッザムファンの方はスマン。
何となく見つけたので
返信削除11台のスマホを同時に使用してポケモンGOをプレイする「ポケモンおじさん」とは?https://iphone-mania.jp/news-221729/
こうゆうのを見ると、ポケgoは「ゲーム」ではなくコミュニケーション「ツール」だと思うな。
返信削除ゲームは基本的に一つのセーブデータを高めていくものだが、ポケgoはその要素が乏しく、リアルで奇抜なプレイスタイルをして他者にメッセージを送る余地が出てくる