八月の盆休みの真っただ中、私は夜に、秋葉原にへと向かった。
そう。夜に、である。秋葉原の店の中には、夜遅くまで営業しているところもあるが、少なくない店が20時には閉まってしまう。それなのに、いったいどんな用があるというのか?
答えは、「ポケモンカード」、略してポケカだ。
最近(2018年7月13日)に発売されたスタートデッキの評判は、遊戯王プレイヤーの耳にも届いている。とゆうか、遊戯王のデッキを紹介する個人動画で、このデッキが紹介されていた。
これはもう、久しぶりにやってみるしかないではないか!
とゆうわけで、初心者体験会に参加したのだった。場所は秋葉原駅前のラジオ会館だ。
店の兄ちゃんに受付をすませる。
兄「ポケモンカードやったことありますか?」
俺「20年ほど前に少しだけ・・・」
兄「ああ、そのころとルールほとんど変わっていませんよ」
時間になるまで待つ。今のところ参加者は俺一人だ。このまま誰も来なければ、あのにいちゃん(同い年ぐらい)が、相手になるだろう。
思えば小学生の頃、ポケモンと並んで「ポケカ」も、人気だった。初代遊戯王カードが発売される直前の時期で、カードゲームは「ポケモン」一強だった。
当時は、まだカードの裏面が青色で、ポケモンも151種類しかいなかった。ピカチュウ人気もそれほどあったわけではない。
人気カードはもちろん、御三家の進化系であるフシギバナ、リザードン、カメックスで、ミュウツーはまだ発売されていなかった。はずれはキャタピーで、俺は20枚ほど持っていた。
そんなことを考えながら、開始時間の19時になる。
どうやら、俺の他にもう一人、参加者が来たようだ。
ふふふ、ポケカでは20年のブランクがあるとはいえ、カードゲームを(そんなに)かかしたことはない。
遊戯王、MTG、ヴァイスシュヴァルツ、ラクエンロジックで培った腕と知力を、見せてやろう!
なんかリアル5歳児が来たんだけど…
いくつか行なわれている体験会の中で、わざわざ遅い時間のものを選んだのには、ちゃんと理由がある。「対戦相手に子どもを避ける」意図があったのだ。
まあいい。
獅子は、ウサギを狩るにも死力を尽くすという。
貴様が迷い込んだのが、セルゲームであることを思い知らせてやろう!
初期手札に種ポケモンがいない…
だが幸い、種ポケモンがいない場合はマリガンができる。見るがいい、この俺のディスティニードローを!
なんだこのナマコは!? どっから現れた?!(ポケモンのレパートリーが金銀で止まっている人)
ここで、ポケカの基本的なルールを。
20年に発売した当初と、ルールはほとんど変わっていない。ポケモンを出し、6匹倒したら勝ち。
だが、カードのインフレはすさまじいものを感じる。
かつて、「マサキ」と呼ばれる無条件2枚ドローの強欲な壺がいて、これが小学生環境であっても4積みだったのだが、今ではこのハウ君が、かわりをになっている。
まさかの3枚ドローである。
そしてモンスターも強い。
「GXポケモン」は、強い代わりに倒されたら二体分扱いである
HP190、三枚エネルギーで160ダメージとか、かつてでは考えられない性能だ。
公式戦では(性能でもリアルサイズでも大きすぎて)使えないコロコロコミックおまけの「ファイヤー・サンダー・フリーザー」でさえ、HP120であった。
あ、ちなみにどっちも500円のスタートデッキを使っている。相手がライチュウで、俺がラプラス。
現在ポケカの裏面。もちろんかつての裏面のほうが好き。
デュエル序盤、ナマコが攻撃を3連続で外す(コイントスに失敗した)という失態を犯したものの――
種ポケモンサーチ&特殊召喚のカードを使い、ラプラスを前線に投入。ラプラスは種ポケモン扱いなんだよな・・・
あとは相手のエモンガとか、俺の知らない電気ポケモンとかを順調に処理し、見事完封勝ちをした。
やった、やったぞ、これで俺のプライドという平和は守られたのだ! ←精神年齢5歳相当
リアルに指摘しておくと、相手はプレミをした。俺がラプラスを出した時点で、ピカチュウを温存してライチュウの進化にかけるべきだったのだ。
このマサラ人の相棒を早々と前線に投入したのは、たぶんアニメでの主役だったからだろう。
で、参加賞はこちら。
エネルギーのデザインは、かつてとほぼ変わってないな。
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