2018年7月22日日曜日

安価デッキ ヴァイスシュヴァルツ 艦これ 「まるゆバウンス」


 TCGにおける代表的な「バウンス」カード

 
バウンス
 
それはカードゲームの中で、もっとも単純でもっとも強力な戦闘形式の一つ。
 



どんなに強いモンスターも、苦労して出した強カードも、一瞬のうちに一掃する。
 
ただ残るは、がら空きになった場と、その強カードを出すのに苦労(いろいろコストを払った)したという事実だけだ。
 
そう、バウンスこそが、高価格良効果のカードを持つブルジョワどもに一矢報いる手段。いわば貧者のための戦術なわけだ。
 
そして、貧乏人というものは、あまりいろいろな種類のカードを買えないものだ。
 
なぜならあのカードを買うとシナジーでこのカードも買わねばならず、だったらそこのカードも欲しくなり、だけど悲しいかなお金が足りない。
 
もしも許されるのなら、一種類の安いカードを無数にそろえて、相手をボコりたい!
 

永続効果:このカードと同じカード名のカードは、デッキに好きな枚数入れることができる。
自動効果:経験 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはX枚まで引き、自分の手札X枚選び、控え室に置く。Xはあなたのレベル置場の「三式潜航輸送艇まるゆ改」の枚数に等しい。 
 
 
 
「まるゆ改」は、「同名カードは四枚まで」というヴァイスシュヴァルツのルールを、超越したカードだ。
 
しかもその自動効果は、ヴァイスシュヴァルツの中で屈指の手札交換を持つ。
 

今回はこの「まるゆ改」を軸に――
 
 

この「翔鶴」のクライマックスシナジーでバウンスを狙うデッキだ。
 

さっそくレシピ。
 
 
デッキレシピ(2018年初夏)

・レベル0キャラ(24枚)
 冬のひととき  暁     4 サーチ&デッキ圧縮
 三式潜航輸送艇 まるゆ   1 まるゆデッキのコンセプトのためピン刺し
 三式潜航輸送艇 まるゆ改  19 同名カードは4枚まで、というルールを超える娘

 
・レベル1キャラ(8枚)
 島風型駆逐艦 島風 4  手札補給娘
 奇跡の駆逐艦 雪風  4 やられても戻ってくる娘
 
・レベル2キャラ(4枚)
 翔鶴型正妻空母1番艦 翔鶴 4 クライマックスとセットでダブルバウンス

 
・レベル3キャラ(6枚)
 大鳳型装甲空母 大鳳改   4 早出しでクロック回復なマイナー空母
 大和型戦艦2番艦 武蔵 2 フィニッシャー
 
・クライマックスカード(8枚)
 速きこと、島風の如し  4 1ドローしてパンプ(対象の一人にパワー+2000 ソウル+1)
 全航空隊、発艦始め!            4 トリガー時バウンス(全員にパワー+1000 ソウル+1)
 
 
 
デッキ作成費は、
 
まるゆ改 20円×19枚
まるゆ  20円×1枚
冬のひととき 暁 400円×4枚
島風   280円×4枚
雪風   20円×4枚
翔鶴   20円×4枚
大鳳改  390円×4枚+640(送料) 
武蔵   600円×2枚
クライマックス各種 20円×8枚
 
の、合計6840円なり。たぶんこれが一番安いと思います
 
とくに「まるゆ改」は、秋葉原中のストレージをあさって買い占めた
 
もう秋葉には、まるゆを50円で売っているイエサブとかカーキンにしか、売れ残っていないはずだ(いちおう弁護のために言っておくと、この二つの店はカードの分類が比較的しっかりしていて目的のものが見つけやすい)。
 
 
それでは、デッキの説明に移る。  



このデッキの基本的な動き:
レベル0のまるゆ改でチクチク殴りつつ、この子の効果で手札交換を進めて島風、雪風を呼び込み、彼女らの効果で手札の枚数を維持しつつ、「翔鶴」+「全航空隊発進」のクライマックスシナジーでバウンスを狙う。とどめは黄色艦娘デッキお馴染みの武蔵。
 
 
で、各レベル帯での動きはこうなる
 
 
レベル0:
まるゆ改でチクチクアタックしていく。このデッキは輸送潜水艦であるまるゆ改で殴るデッキである。たとえ攻撃力が高い相手でも、必ずフロントアタックする。敗れても相手にダメージを通すのだ。
 
返り討ちにあうことによって、自分の場を開け、相手の攻撃を受けるとき「キャンセル」を出しやすい状態にする。
 
なお、レベルが上がるときは、レベル置場には必ず「まるゆ改」を置く。
 
 
 
レベル1:
自分のレベルが上がったら、いよいよ「まるゆ改」が本領を発揮する。
 
レベル置場にまるゆ改があるとき、まるゆ改が舞台に登場すると、レベル置場のまるゆ改の枚数だけ「自動効果」で手札交換する。これでどんどん手札を入れ替え、自分の欲しいカードを引き込むってわけだ。
 
自分のレベルが1のときに積極的に引き込むべきは、「島風」「速き事島風のごとし」「奇跡の駆逐艦 雪風」の三種類。
 









 
 
島風は有名なクライマックスのシナジーでワンドロー+艦娘サーチができるし、雪風は運が良ければ(デッキトップ確認してそれが艦娘キャラなら)やられてもまた手札に戻ってくる。
 
この子たちがうまく仕事をしないと、あっという間に手札不足でじり貧になる。このデッキは輸送潜水艦デッキだが、補給は駆逐艦によるネズミ輸送に頼る。
 
 
 
レベル2:
自分がこのレベルになっていると、相手も「早出し」とかして出したレベル3のキャラがいるはずだ。
 

 
そんなときは、トリガーした「全航空隊発艦」、あるいは「翔鶴」+「全航空隊発艦」のシナジーでバウンスして差しあげましょう。相手はせっかくコストを払って出したのを戻されて、忸怩(じくじ)たる思いのはずだ。
 
レベル3以外で狙うべきは、コストが2かかるキャラクターだ。こうゆう相手のストックへの嫌がらせは、刺さるデッキには結構刺さる。
 
ただし、くれぐれも「舞台に登場したとき」に効果を発揮するキャラはバウンスしないこと。相手に二度効果を使わせる結果になってしまう。
 
  
自分のレベルアップ時に送るのは、もちろん「まるゆ改」
 
 
 

レベル3:
ここまでくると、まるゆ改の手札交換効果が凶悪になってくる。とゆうか、手札0枚の状態なため、はからずも欲しいカードがあるのに強制的に全交換なんてこともざらにある。
 
実はこの手札が少ないの状態は、うまく回っていない証拠でもある。レベル1、あるいは2のとき、もっと島風と雪風を働かせて、手札の維持に努めよう。

特に「島風」+「速き事島風のごとし」のシナジーを狙っていく。このデッキはまるゆ改がせっせと殴るおかげでストックは結構たまるので、必要ならストックを払ってアンコールしよう。
 

 

 せっかく空爆に対する装甲を強化したのに魚雷でやられて、「失敗学」の教材になっている大鳳さん
 
レベル3帯で引き込むのは、もちろん「大鳳改」と「武蔵」。大鳳改で回復しつつ、武蔵のショットでとどめを刺そう。
 
 
 
さて、一人デュエルによる机上演習は上々。
 


ちゃんとスリーブも「まるゆ」にして、いよいよ対人ファイトだ。
 
 
さあ見せてやれまるゆ改!  もう何も怖くない! (手札にまるゆ改がある限り)ずっと俺の(手札交換)ターン!
 
 
●戦績 6戦2勝4敗

・ダ・カーポ ×
・このすば めぐみんゆんゆん軸 タッチ 〇
・アクセルワールド  ×
・ダーリン・イン・ザ・フランキス  ×
・このすば めぐみん軸 タッチタッチ 〇
・艦これ(深海棲艦)  ×
 

・・・うむ、まあ、こんな感じだ。
 
これは安価デッキだから、ガチで正面から殴り合うのはきついし、それにヴァイスシュバルツとしての「艦これ」事態、少々「旬」がすぎてしまったデッキでもある。
 
ただ、よく見かける「このすば」と相性がいいらしいのは朗報だ。
 

何度も言うが、バウンスする際、「登場時効果を発揮するキャラ」を手札に戻すのは「ダメ。ゼッタイ」だ。相手にむざむざ効果を二回も使わせてやる必要はない。
 
 
最後にちょっと小ネタを。
 
まるゆこと三式潜航輸送艇は、全部で38隻が建造された。
 
なので「ファンデッキ」を作るのなら、38枚投入すべきだが、どう考えてもこんなに坊主頭はいらないので、実際の構築では半分近い数に減らしている。

もっとデッキ構築力とデュエル祈祷力に自信のある人は、38隻まるゆデッキを目指してみよう。俺はしないけどな!

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