2017年5月6日土曜日

モデラーのための氷川丸 写真



先日、横浜の山下公園に係留されている「氷川丸」に行ってきた。

氷川丸は1930年竣工。もともとアメリカのシアトル航路用に建造された貨客船だ。当時、日本の海洋航路事業は、欧米の依存から独り立ちして間もない頃で、「日本でも優秀船を!」の声の中で作られた。第二次世界大戦中は病院船として徴用され、姉妹船の平安丸が戦没する中を生き残った。戦後は貨客船に復帰し、1960年に引退後、横浜港のシンボルとして今日まで係留されている。

戦闘艦じゃないのに、プラモデルの「ウォーターラインシリーズ」にラインナップされているめずらしい船で、将来「艦むす」の一人に列せられるかもしれない。

ここでは、いくつか撮って来た氷川丸の写真を掲載して、モデラーの資料用に提供したい。



後部


2階左舷側通風

2階右舷側通路

救命ボート

甲板はこんな感じ




通風口

船橋から船首を見る

錨巻き上げ機

煙突

右舷側柵

船長室とそこへの階段(船橋裏)

右舷側2階から3階への階段

右舷側外壁

外壁(まさかのリベット張り)

隣の桟橋からの右舷

船橋(3階中央が船長室)



正面に回って撮る



氷川丸の入船料は大人300円とリーズナブルで、休船日は月曜日。アクセスは、地下鉄みなとみらい線「元町・中華街」駅4番出口から徒歩3分だ。少し距離はあるが、JR横浜駅から歩けないこともない。筆者は「みなとみらい大通り」沿いに、40分ほどかけて歩いた。道中には帆船の「日本丸」もあり、船好きならこれも見ておこう。



もし現地に赴いて写真を撮るなら、見学客が少ない平日がいいだろう。後、氷川丸は陸地側にお尻を向けて係留されているので、船首の部分を撮りたかったらすぐ隣を発着する「シーバス」に乗り込んで海から撮る必要がある。シーバスの料金は赤レンガ倉庫街までなら350円、横浜駅までなら700円だ。

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